根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

親不知抜歯手術 その2

2007-12-17 19:24:46 | エッセイ、コラム
という訳で、右下の親不知の抜歯手術を受けて来ました。
手順や方法は分かっていたので、不安感は全くないものの、人生で初めて体にメスを入れるとあってやや緊張しながら口腔外科クリニックに向かいました。

先客があってほんの一寸待たされたものの、ほぼ定刻に手術開始。

まずは患部を消毒、その後に麻酔を打ち麻酔が効いてきた頃に作業開始。
といっても麻酔注射の後には口だけ穴が空いた布を顔に被されてしまった為にどんな器具を使って作業をしているのかは、全く分からず。
麻酔もよく効いているので感覚もなし。
以前に聞いていた手順では埋まっている親不知をメスにて歯茎を切開の後、歯を砕いて取り出すとの事。
だが感覚がない為に何時メスが入ったのかは不明。
手術は直ぐに次の親不知を幾つかの部位に砕く作業に移ったようで、電動のドリルか何かが、口の中で動く音がする。
加えて髪の毛を燃やしたような臭いがしてくる。
歯を猛烈に削っていて摩擦熱で歯が焦げている臭いなのだろう。
ただそれは顔を布で覆われていて何も見えない状態なので、飽くまでも推測に過ぎないのだが…。

そんな作業を数十分やった後に

「はーい、もう歯は全部抜けましたからねぇー。これから患部を縫い合わせますねぇー」

という歯科医さんからの声が。

その後、患部を縫っている途中で喉に何か詰まるような感覚があって私がえずいてしまい、一瞬作業を止めた以外は全く順調に事は進み、予定していた1時間より20分も早く手術は終了。
途中、何か困難を極めていたような医者と助手の会話も聞こえてきたが、それでも歯科医さんの腕は確かだったようである。
先程、麻酔が切れて、患部が少し痛みだしたが、それも痛み止めの薬を飲んだら痛みは消えた。


思っていたよりも楽に事は済んだが、それでもかなり緊張していたとみえて、顔や頭に結構な汗をかいた。

その後、顔を覆っていた布を外され、術後の注意を受けて終了。


本当に呆気なく済んでしまった。
全くもって、案ずるより産むが易し、である。


明日消毒に行って、来週には抜糸。
これで、右下の親不知は終了。
次は来月に左下の同じ生え方をしている親不知の抜歯手術。
まぁこれも今回と似たようなものだろう。

これが終われば、鬱陶しい親不知にサヨナラが出来る。
さぁ、次だ。