館内話題からそれます。
メジャーリーグの最多安打を記録し、
昨日は9年連続200本安打のメジャー記録を達成、
新たな金字塔を打ち建てた
マリナーズのイチロー選手。
数々の記録を更新する度に評価が分かれ、
やれ「四球を選ばないから」や
「チームの勝利より自分の記録を選ぶから」など、
批判も少なくありませんでした。
しかし、最終的には力のある者は
受け入れるのが米国流だとも言われ、
そういった批判的な声も“記録”とともに
かき消されつつあります。
世界が認めるイチローの才能、
今年はシーズン後半左ふくらはぎに違和感を覚え、
試合に欠場。また、開幕前は胃潰瘍など
WBC明けに極度の体調不良に見舞われ、
精神的な心労もありました。
そのため16試合でしたか、試合に欠場し、
今年のシーズンの調子からいって
早い段階で記録(200安打)は達成できる勢いでした。
けがや精神的な苦悩、
これらが毎年克服できれば
次なる記録をも更新できるかもしれません。
メジャーでは10年200本安打を達成している選手が一人。
(ピートローズ)
こちらは連続ではありませんので、
来年でも再来年以降でも
その記録を作れば、ピートローズに並びます。
ところが、アメリカ選手以外の記録更新は
“本意”ではないかもしれません。
しかし、アメリカ紙も評価は分かれる一方、
イチローならばその実力が認められ、
どの新聞もきっとその功績を認めることになる
と信じています。
また、それだけの人物だと思います。
次のイチローがアメリカでも日本でも
なかなか育たないのは、イチローがやはり
並大抵の人間ではないからでしょう、きっと。
写真はWBC宮崎合宿のイチロー。
=サンマリンスタジアムで