人間の記憶は歳を取れば取るほど
悪くなるものです。
そう、あれは確か、
う~ん、11、2年前の話だったかなぁ。
いきなりですが、
皆様は「ミニ四駆」が
“一世を風靡”したのを覚えていますか。
当社もブームに乗ってコースレーンを購入、
1階のエントランスホールで
ミニ四駆大会を過去に数回実施しました。
初めての大会に
実に500人以上の子どもがエントリー、
1度の競技で3台(3コース)スタートできますが、
それでも単純に170レース、
予選通過者だけでも3時間程かかり、
その後の決勝タイムレースは夕方近くになりました。
レースを続けると遅くなるため
「決勝タイムレースは
時間の関係で後日行います」
と(内部検討の結果)司会者がそう説明すると、
その場でブーイング。
「日程が決まらない決戦では困る、
それぞれにスケジュールもあるんだから」と、
参加している子どもの父親から
猛烈な反対を受け、
残った決勝組のメンバーに
そのまま続行して良いか、
尋ねたところ、
「遅くなってもいいから続けてほしい」
との要請を受け、そのまま続行。
「家に帰る途中事故でも」や
「ヘルストピアに行くと言ってまだ帰ってこないが」
など親からの問い合わせもあり、
電話で事情を説明するのも一苦労でした。
過去15年間の営業の中で
おそらくこのミニ四駆の緒戦が
後にも先にも一番のイベントだと思っています。
それから一時してブームは下火に、
遂には大会を主催する関係者も手を引き、
自然に“消滅”していった感も。
ところが、ここにきてにわかに
“再燃”の気配が?
実はマニアックの人たちが
この日が来るのを待ちわび、
暖め続けていたんですね。
そして、遂にその日が実現。
いやいや、よそではすでに始まっていました。
ミニ四駆2009GPや小学生カップなどが。
関係者によると
ただ下火になっていただけで、
マニアはずっとチューニングや
“最強”のメカづくりに
励んでいるそうです。
へぇ~、なるほどねぇ。
うちの長男もそういえば凝っていましたわ。
ツールボックスのような青箱買って、
パーツ(部品類)をいろいろ集め
それが揃っているボックスが「強い」みたいな。
ステータスだったんですね。
そして、その試走会が30日、
ヘルストピアで行われました。
この話の続きはまた後日。