ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

おおっ草の茂みから

2009年07月31日 | 最近の話題
 

  長浜町の住宅地を通って河口に向かう水路が
ヘルストピアの前を通っています。
ちょうど大駐車場と当館の間に流れ、
その通路として橋がかかっていて、
大駐車場から来られるお客様はほとんど
この橋を渡ることになります。

 水路といっても川幅はどのくらいでしょうか、
20㍍はないでしょうか。
以前は生活雑排水なども
流れ込んでいたのかもしれません。
流れる水の色は濁り気味で
“暗緑色”とでもいいましょうか。
元気な流れがあって透き通っていれば、
年間27万4千人の利用者の目をも
楽しませてくれるに違いありませんが。
しかし、ここにもカメやコイ、ボラが生息。
水中には肥える要素の成分も含まれているのかも。
丸々太ったコイが悠々と泳いでいる時もありますから。

 この水路は両側に
石垣やコンクリート壁があります。
管轄は県土木事務所です。
一方のヘルストピア敷地近辺の公園や
大駐車場は市都市計画課が管轄しています。
この付近で雑草が伸びはじめると、
どこの管轄?と境目の見極めも微妙です。

 最近は県、市とも公共施設が増え、
それぞれの施設周辺の草刈は
優先順位があるかどうは分かりませんが、
なかなか回ってきません。
関係者が来られて草刈機で刈る頃には
既に大人の背丈以上に伸び、
ヘルストピア周辺の景観を損ねてしまってます。

 そのため、最近は神田川従業員とともに、
大駐車場の植え込みや
石垣上の土手、玄関前駐車場の植え込み周辺は
草刈機で草を掃いうようにしています。

 当館開館当初から周囲の整備はこれまで
県、市関係者(シルバー等に委託)が
時期を見計らい、また、連絡があると
時間を置かずして草刈に来られていました。

 しかし、今はそこまで手が回らない
というのが実状のようで、
各施設でも自前で行い、
当社でも神田川さんと連携して草刈してます。



 先日、玄関前駐車場下、
土手の草刈をしてますと、
何やらゾロゾロ、赤黒い物体が。
切って進むとまたゾロゾロ。
駐車場壁際を刈ると、壁上にまたゾロゾロの群れ。
意地悪くエンジンを止め
そそっと草刈機の歯で追いやると
何と近くの木に登り始めました。

 ややっ、この物体の正体は?。

 そう、カニ何です。
恐らくアカテガニという種だと思います。
そこで調べました。

 >海岸や川辺の岩場、土手、
石垣などに多く生息する。
カニの中でも乾燥に適応した種類で、
クロベンケイガニやベンケイガニよりも
高い場所に棲む。高所に登る習性があり、
生息地付近では春から秋にかけて人家に侵入したり、
網戸や木によじ登る姿も見られる。

 まさにこの種ですね。
 もう一つついでに

 >7-8月の大潮(満月か新月)の夜、
満潮の時間に合わせてメスが海岸に集合する。
メスが体の半分くらいまで海水に浸かって体を細かく震わせ、
腹部を開閉させると同時に、
卵の殻が破れてゾエア幼生が海中へ飛びだす。

 延岡では熊野江(くまのえ)等で
道を渡り、集団で産卵する有名なカニだったと記憶してます。
そうどこにでも生息してるんですね。
赤い手を振りかざし相手を威嚇。
それでいて少し追いやると後ずさりするところは
誰かに似てやしないか、
などと想像しながらカニさん達に傷を付けないように
草を掃っていきました。ジャンジャン。