ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

赤ハイファイナル

2009年05月25日 | 館内の話題
 

  連続したブログネタも
ご覧になっておられる方には
つまらないかもしれませんが、
今回のは意味のある大会でしたので、
それを説明します。

 第1回大会それは平成8年1月でした。
その当時の参加者は前にも紹介しましたが、
現在中学3年生。



 これまで何人の赤ちゃんが参加してくれたでしょう。
人気が人気を呼び、大会も折り返すと、
100人のエントリー枠は
競技前日までには一杯になってました。
最初の頃は60人台というのもありました。
平均で85人とすると、×17回=1445人、
ざっと1500人もの“卒業生”を
送り出していることになります。

 数々のシーンがあります。
子どもにとって生まれて初めての“競走”となり、
親と子の共同競技でもあります。

 スタート前から泣きじゃくり、
そのまま一歩も動かずタイムアップは
2レースに必ず1人は居たような気もします。
一方ではスタートの合図とともに素早い手足の動き、
ゴールで待つ親の元に
あっという間にゴーーーーール。
抱き上げて「よしよし」とあやす親の姿を見て、
“親子愛”を感じました。

 大好きな玩具や音の出る道具類、
好物の果物、何もない時はポケットから取り出した
ジャラジャラ音のするカギや携帯電話等
興味を示すものを持ち寄って、競技に参加してました。
するとある保育関係の団体の責任者から
「携帯電話には微弱ながら電磁波が出ている。
赤ちゃんの体調にも悪いので禁じるように」
とのお達しもありました。
携帯が普及し始め、電磁波が赤ちゃんに悪い、
と言われた頃でした。



 夕刊紙に「携帯で赤ちゃんに興味を持たせる」、
ような当時の記事が掲載され、
それを見た保育関係者の指摘。
もう一つは「赤ちゃんといえども立派な人間。
それをバナナやお菓子など食べ物で“釣る”ような
行動は慎んでいただきたい」。
動物的で人権を無視したような競走、
とこちらも厳しい指摘がありました。

 そのことはすぐに当社もそうさせないよう心がけ、
次の大会から携帯や食べ物を使って
誘導することはしないよう、
お願いしてきました。

 しかし、競技前にそのように説明しても一緒。
確かにそういったモノで釣る(誘導する)ような行為は
動物的なのかもしれません。
特に教育的立場の方から見れば、
もう少し他の方法で引きつけることできないの、
と言われることも一理はあります。



 賞品目当てに、となればそれも問題でしょうが、
参加された親御さんはとにかく動いてほしい、
の一心だったと思います。隣のコースで動き始めると
競争意識が芽生えるんでしょうか、
我が子も、となります。すると興味を示すものに、
がエスカレートしていたかも。
しかも取り残されてしまうと、
周囲の注目はその子に集中、
何とかしなければ、
という親の気持ちも分からないではありません。

 平成21年5月24日、第17回大会、
今大会で赤ちゃんハイハイ競走に終止符を打ちました。
館内の改造計画があるため、
その理由でイベントホールとなります
現在のエントランスホールが使用できなくなるからです。

 たくさんの楽しい思い出をありがとう。
入賞した皆さん、残念ながら賞にもれた皆さん、
抽選で豪華な賞品を手にした皆様方。
これも協力いただいたスポンサーさん達のおかげでもあります。
心から感謝申し上げてファイナルとします。


 ありがとうございました。

 また別のイベント等の計画がありましたら、
是非ご参加下さい。お待ちしております。