こだわりメモ帳

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・ 伊勢発見

2007年12月22日 | ◆ こんな本

硝子梟 retouch 6

 古里の伊勢には兄夫婦が暮らしている。
冬至の今日、内宮宇治橋の大鳥居に朝日が昇るが、生憎の雨で望めなかったろう。
大晦日の大篝火・おおかがりび を焚く年越し参りが懐かしい。
新刊 立松和平著 「伊勢発見」が面白い。
お正月のお参りの繰り出しは、今もすごい人出であるが、
過去最盛期の江戸時代には、当時の5人に1人、450万人がおかげ参りをしたそうである。
残されている会津の「道中日記」によれば、これがすごい旅行で、会津を出た9人組は、
まず日光参詣~江戸で歌舞伎見物~浅草観音~泉岳寺他~鎌倉で寺参り~
箱根~大井川渡し~熱田神宮参拝~お伊勢参拝~紀州路~熊野三山詣で~
高野山~大坂道頓堀芝居小屋見物~明日香めぐり~宇治~京都めぐり~丹波~姫路城~
丸亀~金毘羅参り~福知山~天橋立~琵琶湖~竹生島~関ヶ原古戦場~信州路~
善光寺参り~日本海を北上~新発田~飯豊川渓谷~赤谷~会津領帰着と大回遊。
正月5日に出て3月11日に帰っている。この間95日の大々旅行。
宿が整備され、荷物も先送り、送り返しができ今の宅配便があった。
路銀合計がでていないが、いったいいくらの旅行になったことか。
古事記、日本書紀、西行のはなしが面白い。
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