メラスフェルラ 2010.3.29
_ | 若いころ、むしょうにNYに行ってみたい時期があった。 メトロポリタン美術館やセントラルパーク、それより何より 今はなきWTCやウォール街、摩天楼などなどを眺め歩きたかった。 夢は叶わなかったが、これらの本で読み知ると夢破れる思いである。 『貧困大国アメリカ Ⅱ』(堤未果著 岩波新書)は、なまなましい現況をレポートしている。 若者は高騰する学費のローンで破綻し、 高齢者は不況による年金カットで疲弊し、 最高の高度医療ながら低所得層は無保険社会、 刑務所労働がローコストの巨大なアウトソーシング先に。などなど 前回第1弾にも増してきびしい現実がさらけ出されている。 オバマ念願の医療保険で加入率95%まできたが、国勢が二分したよう。 自由と自律がバックボーンの国も裏面はきびしい。 |