前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
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(一服ざる)

『ラファエル前派の軌跡展』(三菱一号館美術館)

2019-05-18 23:12:58 | 美術関係
三菱一号館美術館で『ラファエル前派の軌跡展』を観てきました。




1848年のイギリスで、ロセッティ、ミレイらを中心に結成された、
「ラファエル前派同盟(ラファエル前派)」とは、アカデミズムに異を唱え、
自然をありのままにとらえたラファエロ以前の美術動向へと立ち戻るために、
英国美術の全面的な刷新を目指した・・・・ものだそうです。


大学時代の美術の授業で初めてその名前(ラファエル前派)を、
そして作品を知って、それ以来、好きでよく観に行くのですが、
詳しい成り立ちや「思想」などはよく覚えていませんでした。

ただ、以前に観に行ったバーン=ジョーンズや、ロセッティなど、
どれもみな特徴的で「ああ、ラファエル前派だ」とわかります。


私の場合、どうしても、その「女性の顔」に興味がいきます。
バーン=ジョーンズ展」の際にも書きましたが、
男性が女装したような顔だちに。

今回の展覧会では、写真撮影OKの展示室がありましたので、
「特徴的なお顔」を。




どうですか?


遠近法を無視した構図などは、
もちろん宗教画を意識した面もあるのかもしれませんが、
浮世絵などにも影響されたのかな、などと感じました。


何となくもう少し後の時代のスタイルだと思っていましたが、
1800年代中期なんですよね。
私の好きなアール・デコよりも7~80年位前ですが、
モダンですよね。


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