前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

『透明少女』 by PEDRO

2020-08-09 21:22:26 | クラシック以外の音楽
音楽の繋がりというか、縁?というものは不思議なものです。


人生の後半戦というか終盤戦にさしかかり
「終活」というわけではないですが、少しずつモノを少なくしています。

CDの処分もその一つですが
「思い出」というか「青春」として、なぜか心に引っかかり続けていたのが
(改めて「心に引っかかっていた」ことに気づいた、という方が正確かも)
前にも書きましたがNUMBER GIRLです。

NUMBER GIRLがライブで『透明少女』を演奏する前
いつもボーカル・向井さんの短い、でも印象的な語り(独り言?)があります。


あるいはそう、そうだね
蝦夷の地に一人佇む江戸から来た女の子がいましたね
あの娘って誰? そう、それが例えば透明少女
(RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO)

最後の「透明少女」の言葉とももに、
田渕ひさ子さんのギターがかき鳴らされ曲が始まります。


THEE MICHELLE GUN ELEPHANT以降
久しぶりに「ライブを観てみたい」と感じさせてくれたのがBiSHでしたが
YouTubeなどでMVやライブ映像、インタビューなどを漁る中で
BiSHのメンバー、アユニ・Dさんのソロバンド・プロジェクト「PEDRO」に辿り着きました。


2018年9月に都内で開催されたファースト・ライブは
アユニ・Dさん自身がヴォーカルとベースを担当し
ドラムに毛利匠太氏、ギターに田渕ひさ子さんを迎えて行われました。


途中、アユニ・Dがまるで独り言のように語り出します。

そういえばわたし
目に焼き付いてずっと頭から離れない女の子がいるんですよ
わたしが思うに、例えばあの子は透明少女

そしてあの時と同じように
最後の言葉とともに田渕ひさ子のギター


『透明少女』のカバーです。
まさかこんな(BiSHからの)流れでNUMBER GIRLに再度出会うとは思いませんでした。


アユニ・Dの語りの途中で男性の歓声が聞こえます。何が始まるのか分かったのでしょう。
BiSHファン、アユニ・Dファンだけでなく、田渕ひさ子ファンもいたのだと思います。


BiSHやPEDROの作品すべてを知っているわけではありませんが
そこから見えてくる世界観は、明るくポジティブなものよりは
(彼女たち自身を含めた)同世代の人たちの"痛み"や"葛藤"、"闇"を
描いたものが多いように感じます。

私としては、この世界観の『透明少女』の方が好きかもしれません。



今日、整理が終わったCDを「ディスクユニオン」に送りました。
売るつもりだったNUMBER GIRLのCDは、まだ手元にあります。


ライブアルバム「シブヤROCKTRANSFORMED状態」

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