前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

ウクライナ国立歌劇場管弦楽団演奏会

2013-12-31 21:51:05 | クラシック音楽
ウクライナ国立歌劇場管弦楽団演奏で、
ベートーヴェンの第九を東京オペラシティで聴いてきました。

  指揮:ミコラ・ジャジューラ
  ソプラノ:ヴィクトリア・チェンスカ
  メゾソプラノ:アンジェリーナ・シヴァチカ
  テノール:ドミトロ・クジミン
  バリトン:セルヒイ・コヴニル
  合唱:The Metropolitan Chorus of Tokyo

第九を生で聴くのは(というかコンサート自体)久しぶりです。
やっぱり生オケはいいですね。


はてさて、ウクライナとはどの辺の国?
「旧ソ連邦の構成国だろうな・・・」とは思いましたが、
ソビエト連邦崩壊後は東ヨーロッパに属するようですね。

首都は「展覧会の絵」の最終曲、「キエフの大門」でお馴染みのキエフです。


で、肝心の演奏は・・・と。

オーケストラも指揮者も決して悪くないと思ったのですが、
如何せん、東京オペラシティホールの音響が・・・。

ネットのクチコミを読む限りでは、結構評判がいいようですので、
私の座った席(2階)がたまたまよくなかったのでしょうか。
金管楽器、特にトロンボーンがほとんど響いてこない。
(ホルンは比較的まし)

合唱団を配するために無理な楽器配置にしたためでしょうか。
せめて木管群、金管群は一段高くしてもらえれば、少しはよかったかも。
(ステージ後方と2階席正面に陣取った合唱団は特等席)

まあ、第九は金管メインじゃないので、それでもまだいいのですが・・・。



実はこの日はダブルヘッダーで、夕方から同ホール、同指揮者、同オケで
「今年の鬱憤、今年に晴らせ!」と題された特別演奏会も聴いたのでした。
盛り上がる有名どころの曲だけ(とも言い難いのですが)の約1時間のコンサート。

  R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」より導入部(←のみ)
  ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」
  ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
  スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」
  ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
  ショスタコーヴィチ:交響曲第5番の第4楽章(←のみ)
  ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」よりプロムナード、バーバ・ヤーガ~キエフの大門

という休憩なしのラインナップ。


今度は1階の端っこで聴いたのですが、やはり音響は変わらず。
う~ん、室内オーケストラを聴いている感じ。
なんか、オケも指揮者も可哀想になってきました。

それとも公演最終日の最終プログラムで疲れ切ってたのかな。
アンコールのハチャトゥリアン「剣の舞」が一番盛り上がりました。
(もうホントに最後の最後だから?)


第1試合、第2試合ともに、首席ホルンが素晴らしかったですね。