前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

Hot Cords Of Piano『Piano Tribute To Kraftwerk』

2019-06-30 14:04:43 | クラシック以外の音楽
Hot Cords Of Pianoの『Piano Tribute To Kraftwerk』
というアルバムを聴きました。

ピアノ・アンサンブルによる、クラフトワークの編曲版です。


このジャケットは明らかに
「コンピューター・ワールド(Computer World)」を意識していますね。



Kraftwerk「Computer World」


楽曲自体は、「放射能(Radio-Activity)」から
「エレクトリック・カフェ(Electric Cafe)」の曲まで
幅広く取り上げられています。

中でも一番気に入ったのが「Computer Love」です。


アナログ楽器によるクラフトワークの編曲というと、
以前にバラネスク・カルテットの『POSSESSED』という
アルバムについて触れました。


Balanescu Quartet「Possessed」


この時も、最初に耳にして、真っ先に惹かれたのが、
やはり「Computer Love」でした。

こちらは弦楽四重奏による演奏ですが、
アナログ楽器(による編曲)との相性が良いようですね。


クラフトワークとの出会いは、小学生の頃、YMO経由です。
すごく大雑把な「テクノ・ポップ」という括りで、
アルバムを何枚か聴きましたが、YMOほどは夢中になりませんでした。
(YMOに比べて"単調"に感じたのかもしれません)

今回のピアノ・アンサンブルによる「Computer Love」は、
ミニマル・ミュージックの様な編曲です。
やはり「ミニマル・ミュージック=テクノ」の親和性でしょうか。
子供の頃に"単調"と感じた由来かもしれません。


バラネスク・カルテットの「Computer Love」の時もそうでしたが、
クラフトワークの編曲版?に出会うと、
少しの間「どっかで聴いたことあるなあ、何だっけなあ?」
その後に「あ、クラフトワークか!」
ということが起こります。


「ソードフィッシュ(SWORDFISH)」という映画をご存知でしょうか。

ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン共演の
ピカレスク・アクション映画で、ツッコミどころはあるものの、
スタイリッシュで、時々観返したくなる好きな作品なのですが、
クラブのシーンでアレンジされたクラフトワークの楽曲
「Trans-Europe Express」が使われています。


Paul Oakenfold「SWORDFISH」

正しくは、アフリカ・バンバータがサンプリングして
「Trans-Europe Express」を取り入れた「Planet Rock」
という曲(のリミックス)のようですが、
この時も、映画を観ていて「どっかで聴いたことあるなあ」
が起こりました。


特徴はあるのですが主張しすぎない旋律というか、
この位の"個性"が、編曲され易さ、サンプリングされ易さ
なのかもしれません。



ところで、Hot Cords Of Pianoによる「Computer Love」は
ピアノの細かい動きが延々と続くようなアレンジですが、
ティム・セッダン(Tim Seddon)という作曲家の「16」
という曲に(結果的に)非常に似た感じになっています。

曲名通り?16分音符を連続的に用いているミニマル系の曲ですが、
違った道程(テクノとクラシック)から同じ目的地にたどり着いた、
という感じです。


Piano Circus「6台のピアノによるイギリス音楽作品集」

教会探訪【File.028】<長崎編>:カトリック馬込教会

2019-06-27 22:04:05 | 教会など
都内にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

●<長崎編>の続きです●

※「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
 世界文化遺産登録に伴い、教会堂内の撮影は禁止なので、
 写真は外観のみです。

※長崎市内には他にも教会が幾つもあります。
 撮影許可を頂いたところのみ、堂内の写真を載せています。 


◆カトリック馬込教会(教会堂名:大天使聖ミカエル)
住所:長崎県長崎市伊王島町
創立:1890年(1931年再建)



伊王島町にある白亜の大聖堂。



迫力があります。



壁の文様などにどことなく"和"を感じます。



キリスト像を後ろから。



聖堂前のマリア像









坂を登った高台にある教会。
これぞイメージしていた長崎の風景です。

映画 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019-06-23 17:43:40 | 舞台・映画など
映画 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を観てきました。



(以下、若干ネタバレ含みます)

監督:マイケル・ドハティ
脚本:マイケル・ドハティ
   ザック・シールズ
出演者:カイル・チャンドラー
    ヴェラ・ファーミガ
    ミリー・ボビー・ブラウン
    サリー・ホーキンス
    渡辺謙
    チャン・ツィイー
怪獣:ゴジラ
   キングギドラ
   モスラ
   ラドン 他


2014年のハリウッド版ゴジラ『GODZILLA ゴジラ』の続編です。


ゴジラを始めとする巨大生物達は、かつて人間と共存?していた、
古代神話に出てくる"神々"のような存在
(地球の環境を管理、維持する存在)として描かれています。

それらの頂点に君臨していた「ゴジラ」と、
宇宙から飛来した存在「キングギドラ」(自然の摂理から逸脱した存在)との
"覇権争い"にモスラ、ラドンが加わります。


観た方々、皆さん異口同音に言っておられる通り、
ドラマパート(人間パート)は、正直行き当たりばったりの
"ツッコミ"展開ですが、巨大怪獣同士の戦いは見ごたえ十分。


日本版ゴジラを始めとする怪獣映画に詳しい方なら、
そこかしこに散りばめられた"オマージュ"探しも楽しいようですが、
残念ながら、そこら辺は全く疎いもので・・・。

後から指摘されて「なるほど」と分かったのは、
一人二役(双子役)のチャン・ツィイーが、
オリジナル「モスラ」の小美人に相当するというのと、
怪獣を倒すために使う兵器「オキシジェン・デストロイヤー」が
「ゴジラ」第一作で使われる兵器と(名前・性能が)同じという点くらい。


ただ、劇中で伊福部昭の、あの「ゴジラのテーマ」が流れたときは
私のような"初心者?"でも興奮しました。
エンドロールでは「モスラのテーマ」もでてきて、ちょっとびっくり。
(ザ・ピーナッツの「モスラ~や、モスラ~」のメロディね)


ラストの「"怪獣の王・ゴジラ"に傅くほかの怪獣たち」というシーンは
グッときました。

それから、前作ではほとんど役に立たなかった
芹沢(ケン・ワタナベ)博士は、今回、見せ場があります!


終始気になったのは、怪獣たちと人間の距離ですね。
そんな近くで、ウロウロ、ああだこうだしてたら危ないって。
ちょっと尻尾を動かしただけで、大惨事になるんだから!



教会探訪【File.027】<長崎編>:カトリック神ノ島教会

2019-06-21 23:04:55 | 教会など
都内にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

●File.25より<長崎編>が続きます●

※「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
 世界文化遺産登録に伴い、教会堂内の撮影は禁止なので、
 写真は外観のみです。

※長崎市内には他にも教会が幾つもあります。
 撮影許可を頂いたところのみ、堂内の写真を載せています。 


◆カトリック神ノ島教会(教会堂名:聖フランシスコ・ザビエル)
住所:長崎県長崎市神ノ島町
創立:1897年



海岸近くの高台にありました。
真っ白な外観が美しいです。



もともとは漆喰塗りでしたが、
後に石灰・セメント塗りに改装されました。



ステンドグラスを外から。



「聖ドミニコ・サビオの像」14歳で逝去。



「ルルドのマリア像」



教会近くの「岬のマリア像」
長崎港を見守っているようです。






教会探訪【File.026】<長崎編>:浦上天主堂(カトリック浦上教会)

2019-06-18 22:16:49 | 教会など
都内にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

●File.25より暫く<長崎編>が続きます●

※「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
 世界文化遺産登録に伴い、教会堂内の撮影は禁止なので、
 写真は外観のみです。

※長崎市内には他にも教会が幾つもあります。
 撮影許可を頂いたところのみ、堂内の写真を載せています。 


◆浦上天主堂(カトリック浦上教会)(教会堂名:無原罪の聖母)
住所:長崎県長崎市本尾町
創立:1914年(1959年再建)



「カトリック浦上教会」(旧称「浦上天主堂」)
カトリック長崎大司教区の司教座聖堂(カテドラル)です。



原爆により旧天主堂は全壊しました。
(爆心地から0.5kmだったそうです)

現在の天主堂は1959年に再建されました。
敷地内には、破壊され、被爆した聖人の石像などが残っています。



「信仰之礎碑」



近くに「カトリック長崎大司教館」もあります。



天主堂に向かう途中の橋の欄干。
そこかしこに、キリスト教関連のものが。



これは長崎銘菓「クルス」。
美味しかったです。