原発事故時の防災指針にパブコメ反映されず/Our Planet TV(動画)

2013-02-28 11:31:54 | 社会
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1540
*動画2本あります

原子力規制員会は27日、原発事故時などに住民が避難する基準を定めた防災指針の改訂版を正式に決めた。
パブリックコメントには、わずか2週間で3155件が寄せられたが、反映されたのは文字の修正程度となり、委員会を傍聴していた市民からは、「パブコメを反映させろ」「パブコメを無視されたら、どう意見を言えばいいのですか」と声が上がり、一時騒然となった。
原発の30キロ圏内の自治体は、3月18日をめどに地域防災計画をつくるが、避難基準などがどの程度盛り込まれれるかは未定。
  
防災指針では、原発から半径5キロ圏外の住民は、空間放射線量が毎時500マイクロシーベルトに達したら直ちに避難。
毎時20マイクロシーベルト以上になった地域では、地域で生産された野菜や牛乳などの摂取を制限するとともに、1週間以内に一時移転することが示されている。
 
パブリックコメントでは、「避難の基準が高い。被ばくの感受性の高い子ども、妊婦を考慮した基準を別途つくるべき」「原発事故の被災者ヒアリングを行うべき」「ヨウ素剤配布のエリアが狭すぎる」「防護区域が狭すぎる」等の声が多く見られたが、どれも防災指針には反映されていない。
 
この後、住民の健康管理のあり方に関する検討チームの議論の総括について話し合われたが、福島県の県民健康調査を追認し、評価する総括案が出された。
福島県医師会の副会長を務める木田光一委員が求める「国による健康調査の一元化」「国によるナショナルセンターの設置」「全国の健診データと放射能汚染をフォローする地域のデータベースを比較検証できる枠組み作り」などの意見は、まとめには入らず、統括書の最後に記載された。
 
今回の総括提言先について、田中俊一委員長は「予算措置もあるので首相まで上がるようにして欲しい」と発言。
規制庁の池田長官は「検討していく」と話した。
 
3155件のパブリックコメント
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0031_15.pdf
配布資料一式
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/20130227.html
OurPlanetTV 中継:実況まとめ
http://togetter.com/li/463272
 
【ノーカット版】第31回 原子力規制委員会

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動画 規制委・健康管理のあり方検討会〜総括案めぐり混乱(19日)
http://www.youtube.com/watch?v=ZQoDOK7ldeU
公開日: 2013/02/19
原子力規制員会では19日、東京電力福島第一原子力発電所事故による住民の健康管理のあり方に関する検討チームの第5回会合が開催され、これまでの議論を取りまとめた総括(案)が示された。 しかし、福島県民健康調査をはじめとする現状を追認するだけの内容となっていることから、委員やオブザーバーから異論が噴出し、最終案は持ち越しとなった。
 この検討チームは、福島復興再生特別措置法第26条に基き実施されている福島県の県民健康調査や、また、子ども被災者支援法第 13 条によって、放射線による健康への影響に関する調査等を講ずるとされていることなどを¬受けて、去年11月に設置されたもので、放射線による障害の防止の観点から、健康管理調査の意義や実施体制、健康管理調査データの取扱いなどについて、ヒヤリングなどが重ねられてきた。当初、12月末に、何らかの方向を打ち出す予定だったが、福島県医師会¬の副会長を務める木田光一委員らから、国による健康調査の一元化などを求める要請書が提出され、以降、2ヶ月近く、議論が止まっていた。
 今日の会合では、現状の福島県民健康調査を追認し、高く評価する総括案が出されたため¬、委員やオブザーバーからは、文案には問題が多いとして、文案を修正するよう求める声が相次いだ。これに対し、司会を務める中村佳代子主査は、メールで意見を受け、文案に反映させると回答。一方的に議論を打ち切り、当初の予定よりも1時間早く、会議が終了した。
 
2月19日に提示された議論の総括(案)
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushi...
原子力規制委員会「住民の健康管理のあり方に関する検討チーム」議事録
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushi...
 
関連動画
「子ども被災者支援法を軸に」福島県医師会が要望(2012年12月7日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1499
この番組は会員のみなさまからの会費や、視聴者のみなさまからの寄付・カンパを基金に¬制作しています。より多様な視点から情報発信ができるよう、ぜひ制作費のご支援をお願いいたします。詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/92
制作:OurPlanetTV
http://www.ourplanet-tv.org


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防災指針 募集意見ほとんど反映されず/NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130227/k10015823961000.html

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FoE Japanの満田さんから

新安全基準のパブコメ、今日(2/28)が締切です!
短くてもいいので出しましょう。
今日の傍聴席からの「心の叫び」やら、NHKや他メディアの報道により、パブコメを軽く扱うことに関しては相当プレッシャーがかかっていると思います。

原子力規制を監視する市民の会のパブコメ文例、別添にまとめました。
ぜひご活用ください。(阪上さん渾身の作で、要旨や該当箇所についても書いてあります)
下記に提出情報まとめました。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/212228-1567.html
ずばり、再稼働に向けては、これが厳しいかもというパブコメを出していきましょう!

今日の23:59まで受け付けているそうですが、間際になるとファックスやウェブが混み合います。
余裕をもってだしたほうがいいです。
ちなみにウェブで出す場合は、途中でフリーズする場合があるので、下書きを買いてからコピペするのが無難です。

パブコメだした人は、下記のリンクをぜひツイッターで拡散を!

★拡散★みんなの声で原発止めよう!原発新安全基準のパブコメ、今日まで。
1行でもいいので出しましょう!
提出先情報、文例をまとめました⇒
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/212228-1567.html

----下記提出情報---------------
原子力規制委員会のページ⇒
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130206.html

新安全基準は、1)設計基準・シビアアクシデント対策、2)地震・津波--と分けてコメントを募集しています。

◆オンラインで提出する場合

1)設計基準・シビアアクシデント対策⇒
https://www.nsr.go.jp/ssl/public_comment/bosyu130206_1/
2)地震・津波⇒
https://www.nsr.go.jp/ssl/public_comment/bosyu130206_2/

◆ファックスまたは郵送送付の場合

1)設計基準・シビアアクシデント対策
書式⇒http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130206/fax_anzen.pdf

意見送付の宛先 住 所:〒106-8450 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル
原子力規制庁 技術基盤課 宛て FAX:03-5114-2177

2)地震・津波
書式⇒ http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130206/fax_taishin.pdf

意見送付の宛先 住 所:〒106-8450 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル
原子力規制庁 安全規制管理官(地震・津波安全対策担当)付 宛て
FAX:03-5114-2182


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