8月20日 第1140回ソウル日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモ連帯 首相官邸前要請行動

2014-08-20 01:58:20 | 社会
フィリピンピースサイクル 平田さんから
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8月20日 第1140回ソウル水曜デモ連帯 首相官邸前要請行動に参加を!

2014年8月20日(水) 
午後 2:30~ 内閣府申し入れ
午後 3:00~4:00 首相官邸前要請行動
午後 6:00~7:00 三鷹駅前情宣 

日本軍性奴隷制犯罪の国家的責任を認め、公式謝罪と国家補償を!
「河野談話」での約束を「検証」でごまかすな!
国連自由権規約委員会勧告にしたがえ!
ビレイ国連人権高等弁務官のきびしい批判を受け止めよ!
「慰安婦」被害者への誹謗キャンペーンをやめさせよう!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

定例 毎月第一・第三水曜日の、ソウル水曜デモ連帯 首相官邸前要請行動は、
次回  9月 3日(水)、  9月 17日(水) 

安倍首相と外務大臣あての要請書を毎回提出しています。あれば、持参してください。なくてもかまいません。 (丸の内線 国会議事堂前駅 出てすぐ。) 

フィリピンピースサイクル / ロラネット・三多摩     
代表 大森 進  連絡先:事務局 平田一郎 


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
< 挺対協ウェブサイト >  
https://www.womenandwar.net/contents/home/home.nx
日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモと挺対協の声明・ニュースなど 
(韓国語です Google翻訳 などで見てください)

以下韓国のウェブ報道です(Google excite yahoo
翻訳等に貼り付けて、見てください)



挺対協ニュース No2204
https://www.womenandwar.net/contents/board/normal/normalView.nx?page_str_menu=0301&action_flag=&search_field=&search_word=&page_no=1&bbs_seq=13419&passwd=&board_type=&board_title=&grade=&title=&secret=&user_nm=&attach_nm=®_dt=&thumbnail=&content=

声明]第1139次日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモと
第二次世界(大戦時)日本軍「慰安婦」の記念日・世界連帯集会

23年前の8月14日、偽の隠蔽に言い逃れしていた日本政府に向かって、私は実際に生きている証拠と叫んだ金学順ハルモニの声を、今日ここに集まった私たちは、もう一度胸に呼び覚まします。全身に帝国主義の戦争と植民地の暗い歴史を耐えなければならなかった日本軍「慰安婦」被害者たちの沈黙を破った叫びを、その勇気を、今日は新しい希望の歴史へと続けていきたい。
平和憲法改悪と軍隊の再武装を介して再び歴史の時計の針を戦場にまき戻し戻し、日本軍「慰安婦」犯罪をまだ偽りだと言い逃れする日本政府の反平和的歩みは、固い壁がまだ私達の前に置かれていることを教えてくれているが、ここの平和への叫びは壁を突き抜けて砕いて一歩平和を早めるだろう。
帝国主義国家と軍隊が戦争を口実に行った反人道的戦時性奴隷犯罪の被害者が最終的に正義の実現を達成するまで、差別と抑圧の中で、戦争と武力紛争の中で、今この時間にも全身の権利を奪われた女性たちが完全に歴史の主人公になるまで、まだ真の解放は来ないものなので、平和への叫びは、中断することができません。
第二回目の日本軍「慰安婦」記念日を迎えた私たちは、ただ痛み恥ずかしい歴史を記憶しようという小さな叫びに留まりはしない。強要された沈黙を破り、歴史の証言者であり、印象的な平和活動家として生まれ変わった日本軍「慰安婦」被害者たちの勇気と崇高な闘争をそれぞれの胸中の火種に受け継いで戦争と女性への暴力のない平和の世界を作るトリデになろうとしている。
真実の前に目を閉じた日本政府が、無能な傍観者になってきた韓国政府が、この時間にもあちこちで命と人権を蹂躙する戦争勢力が平和の叫びに参加することを要求して、再び私たちの要求を告げる。
- 日本政府は、日本軍「慰安婦」犯罪の真実を徹底的に究明し、責任を認め、日本軍「慰安婦」被害者に公式謝罪、法的賠償せよ。
- 日本政府は、日本軍「慰安婦」歴史を歪曲して否定するすべての試みを直ちに中断し、日本軍「慰安婦」歴史を正しく教育せよ。
- 日本政府は、平和憲法改悪と軍事的再軍備など反平和的歩みを止めて、戦争と植民地犯罪を清算せよ。
- 韓国政府は、日本軍「慰安婦」問題解決のための外交的努力を尽くして、憲法裁判所の判決を直ちに履行せよ。
- 国際社会は、すべての戦争と敵対行為を停止し、日本軍「慰安婦」問題解決の、戦時女性に対する暴力を停止するための政策的、立法的努力を強化してください。
2014年8月13日
第1139茶日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモと
第二次世界(大戦時)日本軍「慰安婦」の記念日、世界連帯集会参加者一同


第2回日本軍「慰安婦」の記念日を迎え、キャンドル文化祭(ソウル駅前) 8月14日 [統合進歩党のウェブニュースから]
http://www.goupp.org/kor/politics/article_read.php?bb_code=GRBBS_1_13&bb_no=110181
日本軍「慰安婦」の記念日を迎えキャンドル文化祭「蝶、キャンドルを掲げる」
イ·ジョンヒ代表など一緒にして..."平和のための戦いを自覚し行動しようとする"
第2回日本軍「慰安婦」の記念日を迎えキャンドル文化祭「蝶、キャンドルを掲げる」が韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊対策協)と平和蝶、希望蝶の主催で14日の夜、ソウル駅で開かれた。キム·ジェドンの司会で進行されたこの日の文化祭では、キル·ウォンオクハルモニの詩の朗読と日本軍「慰安婦」問題を扱った演劇、イ·ハンチョルの歌など、さまざまなプログラムが繰り広げられた。統合進歩党も、イ·ジョンヒ代表とキム·ジェヨン議員、ユソンフイ最高委員が、この場を一緒にした。・・・

1139回ソウル水曜デモ 8月13日
http://view.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2014081314371886153  [アジア経済]
[フォト]日本軍慰安婦問題解決のための100万人の心 2014.08.13
光復節を二(日後に)控えた13日、ソウル鍾路区在韓日本大使館前で開かれた第1139回日本軍慰安婦問題解決のための定期的な水曜デモで平和蝶のサポーターが日本軍慰安婦問題解決のための世界1,562,417人の署名を日本大使館に伝達するために移動している。

http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=001&aid=0007066337 [連合ニュース]
日本軍慰安婦記念日2周年...世界各地で水曜集会
記事入力2014-08-1315:35|最終修正2014-08-1316:211
写真01
「黄色い蝶の波」(ソウル=連合ニュース)13日午後、ソウル鍾路区中学洞日本大使館前で開かれた「第1139回日本軍慰安婦問題解決のための定期的な水曜集会」で、参加者が黄色の蝶形のプラカードを振っている。
(ソウル=連合ニュース)「世界の日本軍慰安婦記念日」を翌日に控えた13日午後、ソウル中学洞日本大使館前で開かれた第1139回水曜集会で、故金学順ハルモニの勇気を称え、日本の慰安婦問題解決を促す声が出てきた。・・・
写真02
発言するギムボクドンハルモニ(ソウル=連合ニュース)13日午後、ソウル鍾路区中学洞日本大使館前で開かれた「第1139回日本軍慰安婦問題解決のための定期的な需要集会」でギムボクドンハルモニが発言している。・・・
写真3
発言するパク·ヨンソン院内代表(ソウル=連合ニュース)薄纸号記者=13日午後、ソウル鍾路区中学洞日本大使館前で開かれた「第1139回日本軍慰安婦問題解決のための定期的な水曜集会」で、新しい政治民主連合パク·ヨンソン院内代表が発言している。


1138回ソウル水曜デモ 8月 6日
http://www.vop.co.kr/A00000780986.html
6日正午、ソウル鍾路区中学洞日本大使館前で開かれた日本軍慰安婦問題解決を促す第1138回定期水曜集会で学生が非を合わせて慰安婦少女像に傘をかぶせている

http://www.newscj.com/news/articleView.html?idxno=251533 [天地日報]
日本軍慰安婦被害おばあさんに向かって小学生の涙  
6日午後、ソウル鍾路区中学洞日本大使館前で「第1138回​​日本軍慰安婦問題解決のための定例水曜集会」

http://news1.kr/articles/?1803625
挺対協1138回​​水曜デモ」日本、公式謝罪·賠償せよ」
「来年、日韓国交正常化50周年...過去の反省して進むべき」 (ソウル=ニュース1)
6日午後、ソウル鍾路区中学洞日本大使館前で開かれた第1138次​​日本軍「慰安婦」問題解決のための定期的な水曜デモに参加した学生が「おばあちゃんに名誉と人権を!」と書かれたプラカードを持っている。 2014.8.6/ニュース1

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フィリピンでの「慰安婦」メモリアルデー デモ
「慰安婦」は日本大使館に抗議 - ソーラーニュース
http://www.solarnews.ph/news/2014/08/15/comfort-women-protest-at-japanese-embassy
フィリピン·マニラ(ロイター) - フィリピン人「慰安婦」たちとその親族(8月14日)は、日本政府から謝罪と補償を求め、パサイ市にある日本大使館の前で抗議を行った。...

http://www.japantimes.co.jp/news/2014/08/14/national/filipino-comfort-women-demand-justice-japan/#.U_IqesV_vTo JT

旧日本兵の戦時性奴隷に強制された四人のフィリピン人は日本大使館の前で、日本政府からの正義を求め、「慰安婦」メモリアルデーとしてデモを行った。...四人は11995年に設立されたアジア女性基金を慰労金として受け取ったが、それは失った人生を補償するものではないと語った。「彼らは私たちの人生を踏み潰した。私の姉は気が狂ってしまった。彼女が亡くなるまで看病したあなただったらそれで満足しますか?」と聞き返した。クラベリアさんは彼女の2人の姉妹と他の5人の女性と一緒にマニラの北のアブラ州の日本軍駐屯地に連れて行かれたときは、13または14だった。
そしてそこで暴行を受けた。さまざまな機会に幾人もの日本の役人からお詫びを言ってきたが、それらは日本の政府からのものではないので不十分だと語った。
...77人が亡くなり、約97人が生存しているがほとんど年老いてしまっていることが問題だ。...比政府が日本に働きかけるように裁判所が介入するようになることを検討している。・・・

フィリピン元「慰安婦」が日本政府に正義を求める AP
http://bigstory.ap.org/article/filipino-ex-sex-slaves-demand-justice-japan

フィリピンの元「慰安婦」が責任を認めるよう訴えデモ UCANEWS
Read more at: http://www.ucanews.com/news/philippine-comfort-women-rally-for-recognition/71691

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以下はインターネットで検索してください

8/14日本軍「慰安婦」メモリアルデー 全国で 世界で / 国連自由権規約委員会勧告 / ビレイ国連人権高等弁務官日本を強く批判

そのほかの挺対協ニュース https://www.womenandwar.net/contents/home/home.nx 
2210 ローマ法王(フランシスコ)が祈った平和のミサでギムボクドンハルモニがリ金の蝶バッジ贈る。 New2014-08-18
2209 統合進歩党8.14世界日本軍「慰安婦」の記念日2周年迎え、日本軍「..2014-08-14
2208 フィリピンでも記念日行事進行し2014-08-14
2207 プレスリリース]世界、日本軍「慰安婦」の記念日ローソク文化祭2014-08-14
2206 セヌリ党日本軍「慰安婦」問題の解決を促す私たちのコメントを発表しました。2014-08-13
2205 新しい政治民主連合、全国女性委員会、慰安婦問題解決を促す声明を発表しました2014-08-13
2204 規約第1139回日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモと第..2014-08-13
2203 プレスリリース]第二次世界日本軍「慰安婦」の記念日、世界連帯集会2014-08-13
2202 北側粗大位(?)615女性の方と委員会で、世界、日本軍「慰安婦」の記念日の行動..2014-08-13
2201 フランス ソルボンヌ大ジャンクせーラム教授が日本軍「慰安婦」記念日にメッセージ2014-08-13

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4 コメント

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Unknown (サン)
2014-08-20 12:57:48
>>挺対協

・・・「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金)の下村満子・元理事も出演。同基金に強く反発した元慰安婦の支援団体「韓国挺身ていしん隊問題対策協議会」について、「実は元慰安婦の人権を一切考えていない。反日運動の道具に使っている」と批判した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140819-OYT1T50167.html?from=ytop_top

読売新聞が↑上の記事を掲載しています。

ところで、挺身隊が慰安婦と関係ないことは例の朝日新聞の誤報訂正記事でも明らかにされたはずですが、韓国の「挺身隊問題対策協議会」は、改名しないのでしょうか。日本のサヨクのみなさんは、そのことについて何かご意見はないのでしょうか。
返信する
いつまでこんな事を続けるのだろう (ギース)
2014-08-20 14:26:06
>私は実際に生きている証拠と叫んだ金学順ハルモニの声を、今日ここに集まった私たちは、もう一度胸に呼び覚まします。

生きている人そのものが証拠になってしまうんですか・・・?
慰安婦だったと告白した時と、訴えを起こした時とで状況が全く違っている人の声を信じ、証拠として扱えと言うのですか? それは無理な話です。証拠を証拠としたいなら、せめて裏付けや整合性くらいは欲しいものですね。

>帝国主義国家と軍隊が戦争を口実に行った反人道的戦時性奴隷犯罪の被害者が最終的に正義の実現を達成するまで

反人道的戦時性奴隷犯罪とは、どの点を犯罪としているのでしょう? 強制連行?慰安婦制度そのもの? 慰安所での女性の扱い? どれでしょうか。
・強制連行は証明されていませんね。
・慰安婦制度そのものだとしたら、戦後処理の中で慰 安所設営や管理、または利用しただけで裁かれた人はいるんでしょうか?白馬事件のように違法行為が明らかになったケース以外にあるなら教えてください。
・慰安婦が全て奴隷だったのなら日本国が責任を負うべきかもしれませんが、全てかどうかを証明するなど悪魔の証明。即ち不可能です。一部の慰安婦が奴隷的な扱いを受けたことはあったかもしれません。しかしそれで日本に国家責任を負えとは乱暴すぎるでしょう。その当事者を裁けばよい話です。70年近くも経ってからそんな話を持ち出されたって、解決できるものもできませんが。

それと、正義の実現を達成するとは謝罪と賠償の話でしょうか? それなら既に日本からアクションは起こしていますね。談話の中で謝罪もしていますし、歴代総理もコメントをしています。 賠償ならば、韓国政府に言ってください。日本は個人単位の賠償に使う分のお金を韓国に渡しています。それを分配していないだけですので。

確かに慰安婦はいました。本人の意思に反して慰安婦なったことも、ひどい扱いを受けたこともあったかもしれません。それは悲しく残念なことですが、しかし戦争の被害者は慰安婦の女性だけではありません。老若男女全ての人の苦しみを清算するべく条約も結び、賠償のためのお金も受け取り、謝罪の言葉も引き出しているのに相手を非難するのはアンフェアです。
しかも日本の非を明らかにできていない話なのにもかかわらずです。

人道や女性の人権、男女平等といえば何をしても許されるというものではありません。むしろ、このような集会を行い日本を糾弾する人達こそ女性の人権というものを体よく利用しているようにしか見えません。そんな人達に本当に人権や平等を語る資格があるとは思えません。
返信する
Unknown (Unknown)
2014-08-20 22:35:40

慰安婦問題の本質は大誤報を認めても謝罪しない「朝日新聞問題」だ - 池田信夫 エコノMIX異論正論

ニューズウィーク日本版 8月20日(水)19時15分配信

 8月5日から6日にわたって朝日新聞は慰安婦問題の特集を組み、これまでの「強制連行」に関する一連の記事が誤報であることを認めて取り消した。30年以上にわたって繰り返してきたキャンペーンが誤報だとわかったら、まず謝罪するのが常識だが、朝日新聞は謝罪せず、「慰安婦問題の本質を直視せよ」と開き直っている。

 慰安婦問題の本質とは何だろうか。慰安婦というのは戦地で仕事をしていた娼婦のことで、1990年ごろまでは大した問題ではなかった。それが日韓の外交問題になったのは、1992年1月の朝日新聞の記事が発端だ。これは1面トップの「慰安所 軍関与示す資料」という見出しで、慰安婦が「挺身隊の名で強制連行」されたと書いた。

 今回の特集で認めたように、この記事は事実誤認である。慰安婦は民間業者の募集に応じて、賃金をもらって働いていたのだ。「韓国の済州島で『慰安婦狩り』をやった」という吉田清治の話も、本人がフィクションだと認めた。軍の関与については、1992年に加藤官房長官が公式に認めて謝罪した。

 本来はここで終わりだった。内地でも娼婦は届け出制で、一人ずつ警察や保健所が管理していた。それと同じことを戦場では軍がやっていただけで、国家責任でも戦争犯罪でもない。ところが朝日新聞は「日本政府は強制連行を認めよ」というキャンペーンを張り、韓国政府がこれに呼応して国家賠償を求めた。

 それに対して1993年に河野官房長官が、強制があったとも受け取れる談話を発表したが、これが逆効果だった。この談話が「日本政府は強制連行を認めた」と受け取られ、国連が日本政府の「性奴隷」を非難する報告書を出し、2000年代には米議会でも慰安婦非難決議が出るようになった。

 しかし慰安婦に国家賠償するわけには行かない。民間業者の募集した慰安婦に賠償したら、戦時中に(同じく民間の募集で)朝鮮から内地に来た32万人の男性労働者が賠償を求めて訴訟を起こすだろう。最高裁の判例で(内地も含めて)民間の生存者には何も賠償しないことが確定しているので、それは不可能なのだ。

 河野談話のころまでは他のメディアも似たようなもので、「政府が強制連行を認めた」と報じたメディアもある。しかし吉田が嘘を認め、証拠が何も出てこないため、他のメディアは90年代後半にはこの問題を報じなくなった。そんな中で、朝日新聞だけが1997年になっても特集を組んで慰安婦キャンペーンを続けた。

 ほとんどの海外メディアは日本の情報を朝日新聞を通じて知るので、朝日の告発記事が伝言ゲームのように歪曲され、誇張された。このころになると問題は慰安婦の存在そのもにすり替わり、「日本政府はかわいそうな性奴隷の存在を否定している」という話が世界中に広がった。

 このため2007年に第1次安倍内閣で「強制連行の証拠はない」という閣議決定をしたが、これで問題が再燃した。安倍首相は各国政府とメディアに集中砲火を浴びて河野談話を実質的に追認し、このあと政府は慰安婦問題にコメントしなくなった。このころにはほとんどの国内メディアが強制連行を報道しなくなったが、朝日新聞だけが政府を攻撃し続けた。

 なぜ朝日新聞は、嘘と知りつつ慰安婦キャンペーンを続けたのだろうか。1997年には吉田の話の「真偽が確認できない」と認めたのに、過去の誤報は訂正しなかった。このとき「女子挺身隊」が誤りであることも知っていたはずだが、言及もしていない。彼らがいまだに謝罪を拒否するのは、謝罪すると経営者の責任問題に発展するからだろう。

 要するに、慰安婦が国家に強制されて性奴隷になったという「慰安婦問題」はもともと存在しないのだ。これは朝日新聞が自作自演した朝日新聞問題である。ところが彼らは誤報を訂正しないで「それは枝葉の問題だ」と強弁し、日本政府に謝罪と賠償を求めてきた。これが日韓両国に憎悪の悪循環を生み、外交を混乱させてきた弊害の大きさははかり知れない。

 大誤報を書いた植村隆記者は今年3月に朝日新聞を退社したので、彼を国会に呼んで事実関係を確認する必要があるが、本質的な責任は、誤報が判明したあとも逃げ回った編集責任者と経営者にある。本来は報道機関が自主的に第三者委員会で解明することが望ましいが、朝日新聞にはその気がないようなので、国会がやるしかない。
.
池田信夫
返信する
Unknown (Unknown)
2014-08-20 22:40:07

朝日新聞慰安婦報道の「闇」と裁判担当した福島瑞穂氏の関与

NEWS ポストセブン 8月20日(水)16時6分配信

 8月5日付の朝刊で、朝日新聞は吉田清治氏(故人)の証言した戦時中の「慰安婦狩り」についての1991年当時の記事を取り消した。当時、朝日にはもう一つ重大な「虚報」があった。

 吉田証言報道の3か月後、〈思い出すと今も涙 元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀重い口開く〉という見出しで、元慰安婦の証言を〈女子挺身隊の名で戦場に連行された〉と“スクープ”した記事だ(1991年8月11日付)。

 女子挺身隊は慰安婦とは全く別物であるという誤りに加え、吉田証言と表裏一体をなすこの「戦場に連行された」という記事にこそ重大な問題がある。

 朝日報道の時点では匿名だったこの元慰安婦は3日後に金学順(キムハクスン)という実名を出して記者会見し、「生活が苦しくなった母親によって14歳の時に平壌にあるキーセン(芸妓・公娼)の検番(養成所)に売られた」という経緯を明らかにしたのだ。西岡力・東京基督教大学教授が解説する。

「金学順さんは母がカネで売った相手、キーセンの検番の義父によって17歳の時に慰安所に連れて行かれたと証言しました。朝日が書いた国家権力による連行ではなく、母に売られ、義父に騙されて慰安婦にされたと明かしたのです」

 ここに朝日報道の闇の部分がある。この記事を書いたのは当時大阪社会部に所属していた植村隆・元記者。植村氏の妻の母は韓国の旧軍人、遺族らでつくる「太平洋戦争犠牲者遺族会」会長(当時は常任理事)であり、金さんは記事の4か月後に同会メンバーとともに日本政府を相手取って損害賠償請求訴訟を起こしている。

「つまり、報道は単なる間違いではなく、植村氏は親族の裁判を有利にするために、意図的に金さんがキーセン養成所出身であることを報じなかった疑いがあるのです」(西岡氏)

「母に売られ、養父に慰安所に連れて行かれた」という話よりも「女子挺身隊の名で戦場に連行された」という記事のほうが、日本政府を相手取った裁判が有利になるのは間違いない。

 朝日はこの疑惑について検証記事で、植村氏がキーセン養成所の件を「意図的に触れなかったわけではない」「金さんがキーセン学校について語るのを聞いていない」と説明したとした。また、義母が幹部を務める遺族会とは別組織である「挺身隊問題対策協議会(挺隊協)」から証言を聞き、「義母からの情報提供はなかった」とも説明した。

 これはおかしい。植村氏は、金さんの記者会見後の記事でも「キーセン」に触れていない。自分が追いかけていたテーマで知らなかった重大事実が発覚したなら、改めてレポートするなり前の記事を訂正するのが常識だ。

 しかも検証記事で「情報提供は当時のソウル支局長からあった」と説明しているが、この経緯もおかしい。ソウル支局長はなぜ、支局の記者に取材させずに、賠償請求を準備していた当事者の親族である植村記者をわざわざ大阪本社から呼んだのか。この点について朝日の検証記事は何も触れていないし、当時の支局長のコメントさえない。

 しかも金さんはその後、「裁判の過程で、最初の会見での話や訴状にはなかった『日本軍人による強制連行』があったと証言内容を変えた」(西岡氏)のである。記事が裁判に与えた影響も少なくない。

 この慰安婦訴訟の弁護を担当したのは福島瑞穂氏である。慰安婦問題の政府追及で名を上げ、その後国政に転じて社民党党首、少子化担当大臣として脚光を浴びたのは周知の通りだ。彼女も今のところ、この世紀の大虚報とデマについて何も語っていない。

 朝日新聞は検証記事で吉田証言の記事は取り消したが、植村記事については「事実のねじ曲げはなかった」と強弁した。それは、韓国の反日団体、日本の“人権派弁護士”と連携して「強制連行」を国際社会に浸透させ、日本政府からカネを巻き上げる片棒を担いだという疑惑こそ、朝日が絶対認めたくない慰安婦報道の急所だからではないのか。

※週刊ポスト2014年8月29日号
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