「栗原貞子全詩篇」未掲載詩をWEB公開。広島女学院大学に「栗原貞子記念平和文庫」開設

2009-07-26 22:11:42 | 社会
<栗原貞子記念平和文庫>開設記念
小冊子「生ましめんかな」発行

昨年7月に故栗原貞子氏の文学資料が、長女・真理子さんから学校法人広島女学院に一括寄贈されて以降、女学院の手で資料の分類整理をしてきたところです。その過程で「栗原貞子全詩篇」に掲載されていない詩が多数見つかり、分析を続けてきましたが、このほど概要がまとまり、それらの詩を多く掲載した小冊子「生ましめんかな<栗原貞子記念平和文庫>開設記念」を7月10日に発行する運びとなりました。

<小冊子>カラーグラビア4ページを含む全68ページ。1000部印刷。無料。

 ※多くのお申込みを頂き2009年7月15日を持ちまして配布は終了いたしました。

      後日大学図書館HPで全文を公開いたしますのでそちらをご覧下さい。

WEB公開版はここから(pdfで71頁)

栗原貞子さん:「文学史上、大きな遺産」 広島女学院、未発表詩を小冊子に /広島/毎日新聞 ◇「平和への思い受け止め、命を考えて」
 原爆や戦争にまつわる詩を多く残した栗原貞子さんの未発表詩を広島女学院がまとめ、小冊子「生ましめんかな」として8日、発表した。編さんに当たった関係者は「広島の文学史上、大きな遺産となる」と意義を強調した。

 栗原さんのノートなどから見つかった未発表詩の中には、原爆詩人の原民喜氏についての思いを取り上げた詩があり、これまで接点が少なかったとされる原氏との関係をうかがわせるという。

 また、娘への思いなど叙情詩が多く発見された。編さんを担当した「広島に文学館を!市民の会」事務局長の池田正彦さん(61)は「栗原文学のその原点である弱者への共感から発せられることが分かるような詩だ。労働組合などが栗原さんに作品を依頼しても、ベトナム戦争など社会派のものが多く、家庭についてなどの作品の出品機会が少なかった」と指摘した。

 広島女学院の黒瀬真一郎理事長は「広島の宝として平和への思いを真摯(しんし)に受け止めながら、命のことを考えるきっかけにしてもらえれば」と話した。

 また、寄贈された資料の一部は広島女学院大の栗原貞子記念平和文庫で展示・閲覧ができる。

 問い合わせは同大図書館(082・228・0392)まで。【井上梢】
http://mainichi.jp/area/hiroshima/archive/news/2009/07/09/20090709ddlk34040690000c.html



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