被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤さんから。
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「処分撤回を求めて(306)卒業式処分に抗議する!再発防止研修を中止せよ!」を送信します。
◆卒業式で4名に不当処分(1名に減給処分) 処分者数延べ461名に
3月27日、東京都教育委員会(都教委)は第5回定例会で卒業式での「君が代」斉唱時の不起立などを理由に4名の教職員(中学校1名、都立高校2名、特別支援学校1名)の懲戒処分を決定し、28日に都教委職員が各学校に出向いて該当者に対する処分発令を行いました。
これで卒業式・入学式などで「君が代」斉唱時の起立・斉唱、ピアノ伴奏を強制する都教委の10・23通達(2003年)による処分者数は
延べ461名となりました。
私たちは、都教委の卒業式での不当処分に満身の怒りを込めて抗議すると共に、被処分者を対象に予定されている服務事故再発防止研修の中止を求めるものです。
都教委卒業式処分発表(都教委HP)
卒業式における職務命令違反に係る懲戒処分について
↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/hukumujiko/140328-2.pdf
◆処分内容、処分者数
都教委発表の処分者数・処分の内訳などは以下の通りです。
<卒業式の処分の内訳> ( )内は近藤による注釈
1.調布市立第三中学校 戒告(詳細は不明)
2.都立工芸高校 戒告(不起立処分3回目)
3.都立豊島高校 戒告(不起立処分1回目)
4.都立板橋特別支援学校 減給10分の1・1月(不起立処分6回目 これまで戒告3回、減給1月2回)
計4校4名
<学校種別>
中学校1名 都立高校2名 都立特別支援学校1名
<発令日> 3月28日
◆服務事故再発防止研修 4月4日(金)(詳細は下記参照)
◆最高裁判決に反する処分を許すな! 抗議の声をあげよう!
10・23通達とそれに基づく職務命令違反を理由とした処分は、起立斉唱行為が「思想及び良心の自由」の「間接的制約」であることを認めた最高裁判決、教育環境の悪化を危惧して、「全ての関係者によってそのための具体的な方策と努力が真摯かつ速やかに尽くされていく必要がある」という最高裁判決の補足意見(櫻井龍子裁判官 2012年1月16日最高裁判決)、「謙抑的な対応が教育現場における状況の改善に資するものというべき」と述べ、教育行政に反省と改善を求めている補足意見(2013年9月6日最高裁判決 鬼丸かおる裁判官)などに反するのです。
昨年の卒業式、入学式で都教委は、「戒告では秩序の維持が困難」(朝日新聞 2013年3月30日)として1名(特別支援学校教員)に減給10分の1・1月の懲戒処分を発令し、今回も同様の処分を強行しました。
これは、「戒告を超えてより重い減給以上の処分を選択することについては,本件事案の性質等を踏まえた慎重な考慮が必要」「処分が重きに失し、社会観念上著しく妥当を欠き、懲戒権者の裁量権の範囲を超え、違法」として合計32件・25名の減給以上の処分を取り消し都教委による従来の累積加重処分に歯止めをかけた最高裁判決(2012年1月及び2013年9月)を無視するものです。
◆学校が学校であり続けるために 精神的奴隷にはならない!
安倍政権の下、集団的自衛権などこの国を「戦争をする国」にするための動きが加速し、「愛国心」の強制(道徳の教科化)、教科書選定制度の改悪、教育委員会制度の改悪など第2の教育基本法改悪=戦後民主教育の破壊が急ピッチですすんでいます。
私たちは教育を守り、学校が学校であり続けるために、「日の丸・君が代」の強制に反対しています。
10・23通達から11日目の卒業式。
都教委は処分を振りかざして抵抗を抑え込もうと必死になっています。
学校現場がますます息苦しくなり、自由にものが言えない雰囲気が蔓延しています。
しかし、このような状況の中でも不服従の抵抗が継続しています。
最近次の言葉が印象に残りました。
「その構成員が精神的奴隷に近い境遇でありながら、どうして、人々の権利や自由を守ることができようか?
みずからの基本的人権をほとんど剥奪されている者が、どうして、国民・市民の基本的人権を守ることができようか?」(講談社現代新書「絶望の裁判所」瀬木比呂志著)
この本は裁判所、
裁判官について書かれたものですが、「校門を入ったら憲法がない」ような10・23通達体制下の東京の学校の状況によく当てはまります。教職員が人権を奪われていてどうして生徒の人権を守ることができるでしょうか。
教育を守り、学校が学校であり続けるために教職員は精神的奴隷にはならない決意を込めて、「日の丸・君が代」強制に対する不服従の闘いをつなげていきましょう。
◆下記の行動に全力で集まろう!
★卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会
*報道関係者の取材歓迎。記者会見も兼ねて行います。
3月31日(月)
13時30分 全水道会館5F中会議室
(JR水道橋東口 都立工芸高校北隣)
主催:四者卒・入学式対策本部
(被処分者の会など4団体で構成)
★再発防止研修抗議・該当者支援行動
*早朝からの行動ですが、ご協力を!
*報道関係者の取材歓迎。
4月4日(金)東京都教職員研修センター前
(JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
8時 事務局集合
8時20分支援者集合・行動開始
8時35分弁護団申し入れ
8時50分該当者(受講者)入場、激励行動
12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動
*呼びかけ:被処分者の会
HPの「お知らせ」、通達関連裁判一覧更新。
四次訴訟提訴声明、都教委申入書新規掲載。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
e-mail:qq947sh9あっとvanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(3月22日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************
よろしければ、下のマークをクリックして!
よろしければ、もう一回!
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「処分撤回を求めて(306)卒業式処分に抗議する!再発防止研修を中止せよ!」を送信します。
◆卒業式で4名に不当処分(1名に減給処分) 処分者数延べ461名に
3月27日、東京都教育委員会(都教委)は第5回定例会で卒業式での「君が代」斉唱時の不起立などを理由に4名の教職員(中学校1名、都立高校2名、特別支援学校1名)の懲戒処分を決定し、28日に都教委職員が各学校に出向いて該当者に対する処分発令を行いました。
これで卒業式・入学式などで「君が代」斉唱時の起立・斉唱、ピアノ伴奏を強制する都教委の10・23通達(2003年)による処分者数は
延べ461名となりました。
私たちは、都教委の卒業式での不当処分に満身の怒りを込めて抗議すると共に、被処分者を対象に予定されている服務事故再発防止研修の中止を求めるものです。
都教委卒業式処分発表(都教委HP)
卒業式における職務命令違反に係る懲戒処分について
↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/hukumujiko/140328-2.pdf
◆処分内容、処分者数
都教委発表の処分者数・処分の内訳などは以下の通りです。
<卒業式の処分の内訳> ( )内は近藤による注釈
1.調布市立第三中学校 戒告(詳細は不明)
2.都立工芸高校 戒告(不起立処分3回目)
3.都立豊島高校 戒告(不起立処分1回目)
4.都立板橋特別支援学校 減給10分の1・1月(不起立処分6回目 これまで戒告3回、減給1月2回)
計4校4名
<学校種別>
中学校1名 都立高校2名 都立特別支援学校1名
<発令日> 3月28日
◆服務事故再発防止研修 4月4日(金)(詳細は下記参照)
◆最高裁判決に反する処分を許すな! 抗議の声をあげよう!
10・23通達とそれに基づく職務命令違反を理由とした処分は、起立斉唱行為が「思想及び良心の自由」の「間接的制約」であることを認めた最高裁判決、教育環境の悪化を危惧して、「全ての関係者によってそのための具体的な方策と努力が真摯かつ速やかに尽くされていく必要がある」という最高裁判決の補足意見(櫻井龍子裁判官 2012年1月16日最高裁判決)、「謙抑的な対応が教育現場における状況の改善に資するものというべき」と述べ、教育行政に反省と改善を求めている補足意見(2013年9月6日最高裁判決 鬼丸かおる裁判官)などに反するのです。
昨年の卒業式、入学式で都教委は、「戒告では秩序の維持が困難」(朝日新聞 2013年3月30日)として1名(特別支援学校教員)に減給10分の1・1月の懲戒処分を発令し、今回も同様の処分を強行しました。
これは、「戒告を超えてより重い減給以上の処分を選択することについては,本件事案の性質等を踏まえた慎重な考慮が必要」「処分が重きに失し、社会観念上著しく妥当を欠き、懲戒権者の裁量権の範囲を超え、違法」として合計32件・25名の減給以上の処分を取り消し都教委による従来の累積加重処分に歯止めをかけた最高裁判決(2012年1月及び2013年9月)を無視するものです。
◆学校が学校であり続けるために 精神的奴隷にはならない!
安倍政権の下、集団的自衛権などこの国を「戦争をする国」にするための動きが加速し、「愛国心」の強制(道徳の教科化)、教科書選定制度の改悪、教育委員会制度の改悪など第2の教育基本法改悪=戦後民主教育の破壊が急ピッチですすんでいます。
私たちは教育を守り、学校が学校であり続けるために、「日の丸・君が代」の強制に反対しています。
10・23通達から11日目の卒業式。
都教委は処分を振りかざして抵抗を抑え込もうと必死になっています。
学校現場がますます息苦しくなり、自由にものが言えない雰囲気が蔓延しています。
しかし、このような状況の中でも不服従の抵抗が継続しています。
最近次の言葉が印象に残りました。
「その構成員が精神的奴隷に近い境遇でありながら、どうして、人々の権利や自由を守ることができようか?
みずからの基本的人権をほとんど剥奪されている者が、どうして、国民・市民の基本的人権を守ることができようか?」(講談社現代新書「絶望の裁判所」瀬木比呂志著)
この本は裁判所、
裁判官について書かれたものですが、「校門を入ったら憲法がない」ような10・23通達体制下の東京の学校の状況によく当てはまります。教職員が人権を奪われていてどうして生徒の人権を守ることができるでしょうか。
教育を守り、学校が学校であり続けるために教職員は精神的奴隷にはならない決意を込めて、「日の丸・君が代」強制に対する不服従の闘いをつなげていきましょう。
◆下記の行動に全力で集まろう!
★卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会
*報道関係者の取材歓迎。記者会見も兼ねて行います。
3月31日(月)
13時30分 全水道会館5F中会議室
(JR水道橋東口 都立工芸高校北隣)
主催:四者卒・入学式対策本部
(被処分者の会など4団体で構成)
★再発防止研修抗議・該当者支援行動
*早朝からの行動ですが、ご協力を!
*報道関係者の取材歓迎。
4月4日(金)東京都教職員研修センター前
(JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
8時 事務局集合
8時20分支援者集合・行動開始
8時35分弁護団申し入れ
8時50分該当者(受講者)入場、激励行動
12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動
*呼びかけ:被処分者の会
HPの「お知らせ」、通達関連裁判一覧更新。
四次訴訟提訴声明、都教委申入書新規掲載。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
e-mail:qq947sh9あっとvanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(3月22日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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