文科省が子供に許容する3.8マイクロシーベルト毎時を体感する/ペガサス・ブログ版

2011-04-29 22:59:31 | 社会
秋に佐賀でカンタータ「悪魔の飽食」上演|- ブログトップ
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文科省が子供に許容する3.8マイクロシーベルト毎時を体感する [仕事とその周辺] [編集]
文科省は4月19日に福島県教育委員会出した通知で,子供の屋外活動での環境線量率の上限を3.8マイクロシーベルト毎時としました.数字だけでは実感しにくいので,この線量率でのガイガーカウンターの鳴り方を実験室で再現してみました.テスト線源にはアメリシウム241のガンマ線源を使いました.強さは37万ベクレル(10マイクロキュリー)です.

まずは,カウンタの周りに何も置かずに,自然のバックグラウンドです.かなり退屈です.

http://www.youtube.com/watch?v=4c-Fi6IWueE&feature=player_embedded


では次に,文科省が決めた3.8μSv/hにほぼ近い,3.5マイクロシーベルト/時でのガイガーカウンタの鳴り方です.
http://www.youtube.com/watch?v=4ZjP4SzuKoY&feature=player_embedded


文科大臣の高木さん,ぜひこの二つの音を聞き比べて下さい.あなたの子や孫がこのような環境で遊ぶのを受け入れられますか?
子供を守るためによりしっかりした測定を!

技術的説明
これと同一機種のガイガーカウンターでこの1ヶ月ほど測定したところ,10分間計数が170〜180カウントでした.つまり1分間で17〜18カウントです.
佐賀県環境センターによる佐賀市の同時期の線量率は約0.04グレイ毎時前後です.グレイとシーベルトを同一とみなして,3.8μSv/hは平常値の95倍になります.つまり,17カウント/分の95倍の計数率,つまり1600カウント/分に近い値になるように,ガンマ線源をカウンタの近くに置いたものです.
装置は,大学や高校の物理・理科の実験室にふつうにある,島津製のガイガー・ミュラー・カウンタ“RMS-60”です.
ほとんどカウンタに接触させるほど近づけなければならないので,私自身かなり驚きました.
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2011-04-29-1


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