山下俊一の「闘争宣言」を嗤う/杉原浩司

2011-06-23 07:56:16 | 社会
杉原浩司です。これは一人でも多くの人たちに伝えざるを得ないと
思い発信します。福島県民を被ばくから守るのではなく、被ばくを強いて
いる山下俊一教授(福島県放射線リスクアドバイザー)が遂に「闘争宣言」
を発しました。地元紙において、県民に対して。

子どもを被ばくから守ろうとする親を「利己的」とののしり、「子どもには、
海図のない放射能の海に出て、ストレスの中で自己判断する苦労をさせ
よ」と県民に説教する姿に戦慄を覚えます。

山下教授が地元紙で県民に向かってここまで語るのは、県民の分断を先
鋭化させることで自己防衛を図る戦略なのでしょうか。一刻も早くこの恐る
べき人物を福島県から永久追放し、加害責任を取らせなければならないと
決意を固めました。「我慢比べ」するゆとりはありません。

以下は、地元紙『福島民友』6月20日付のインタビュー記事の後半の抜粋
です。「 」内が山下教授の発言部分です。ぜひご一読ください。

◆県放射線健康リスク管理アドバイザー 山下俊一氏に聞く
~収まらない放射線への不安~
自己判断の「覚悟」必要 「われわれは福島の応援団」

山下俊一氏(やました・しゅんいち)
長崎大卒。長崎大大学院医歯薬学総合研究科長、元原子力損害賠償紛争
審議会委員(6月初めに辞任)。内分泌学、環境影響評価・環境政策、分子
生物学。世界保健機関(WHO)緊急被ばく医療協力研究センター長、日本
甲状腺学会理事長など歴任。4月から福島医大理事長付特命教授。58歳。

(略)

――20ミリシーベルトの基準について、どう考えているのか。
「100ミリシーベルトを受けた遺伝子(DNA)の傷に比べ、20ミリシーベ
ルト、1ミリシーベルトを受けた時の遺伝子の傷は圧倒的に少ない。一
方、遺伝子は修復する力があり、傷が少なければ直してしまう。国際的
な政策論で被ばくは100ミリシーベルトを超えてはならない―とされている
が、これ以下で住民の安全をいかに確保するかというとき、20ミリシーベ
ルトは厳しいレベル。事故が収束していない段階では理にかなっている。
『平時は1ミリシーベルトだから』と言われるが、現実的に(放射性物質
が降下し)それは不可能で、文科省は段階的にしか下げられないし、今
後も根拠になる」

 山下氏は講演で「福島県民の覚悟が問われている」と発言しているが、
意図が県民に伝わっていない。アドバイザー選任に関しては県議会でも
質問があり、福島大の若手研究者有志は県に要望書を出すなどした。

――覚悟とは、何か。
「福島の人は原発事故と放射能汚染で、一人では背負いきれない大きな重
荷を負った。我慢の時に誰かが重荷を背負う取り組みが必要。将来がんに
なる恐怖に対し、リスクをどう判断するか、自分自身の覚悟が問われてい
る。去るのも、とどまるのも、覚悟が必要」

――専門家でない母子は判断できないのでは。
「自分の子だけがかわいいでいいのか、利己的では解決できない。心をオ
ープンにしないと共に重荷は背負えない。チェルノブイリでは政府が情報
公開せず、政府にだまされた。国が崩壊して突然情報があふれ、住民は
不安の中で逃げろと言われた。われわれは福島の応援団で『チェルノブイ
リにするな』『人心を荒廃させない』と考えている。福島で頑張ろうという
人がボランティアで、日本全体で支援するということを、県民も理解して
もらわないといけない」

――自己判断では、原発災害の補償対象にならないのではと不安になる。
「過保護を否定はしないが、子どもには苦労をさせるべきだ。ストレスの
中できちんと自己判断する苦労。○×の答えがないグレーゾーンでリスク
と便益を判断する。海図のない海に出るのが、覚悟の意味です」

 山下氏は「政府の御用学者」の批判に強く反発し、原子力政策や政府の
現状を批判する。ただ、放射能汚染下での教育、復興を担う人材育成を強
調する山下氏の理念は、自分の家族を今必死に守りたい県民の間に浸透
できるのか。山下氏は放射線の単位などが一応知られた被災3カ月以降、
医師らに協力を求め、放射線の理解を広めたい考えだ。

「僕と県民の我慢比べだね」

……………………………………………………………………………………

<ぜひご協力ください! 広めてください!>

◆福島の子どもたちを守るための緊急署名
 ~避難・疎開の促進と法定1ミリシーベルトの順守を~
(山下俊一教授のリスクアドバイザーなどからの解任も要求)
http://www.foejapan.org/infomation/news/110610.html

オンライン署名
http://goo.gl/Hbq3Z

紙版(以下からダウンロード)
http://dl.dropbox.com/u/23151586/kami_kodomosyomei.pdf

◆「山下俊一氏を福島県の放射線リスク・アドバイザーなどから解任する
ことを求める県民署名」(避難者を含む福島県民が対象)

オンライン署名
http://goo.gl/vh37x

紙版(以下からダウンロード)
http://fk-m.com/re-yama

◆福島大学准教授有志による要望書
http://dl.dropbox.com/u/23151586/fukudai_yushi_yobo.pdf

--------------------------------

市民社会フォーラムMLから
「放射性セシウム汚染で疾患は増えない」
チェルノブイリ事故調査結果を基に長崎大の山下俊一教授が明言
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110622/275142/?ST=rebuild

<いまの日本人に放射性降下物の影響は起こり得ない」と断言>

<山下氏は講演の中で、1000mSv以上の被曝線量を一度に浴びると急性放射線障害を引き起こし、100~1000mSVだと中長期的な放射線障害を確定的に受け、線量依存性に発がんリスクが上昇することが広島・長崎の原爆被爆者の調査で証明されているとしたが、100mSv以下の低線量の影響についてはよく分かっていないと指摘。「その低線量領域でも危険だという人もいれば、証明できないのだから危険はないという立場の専門家もいて、まさに低線量やその慢性被爆の影響については専門家の間で議論が行われている領域だ」と述べた。>

<半減期30年の放射性セシウムはいまなお原発周辺地域の土壌などに残っている。地域住民は現在でも放射性セシウムに汚染されたキノコや野菜を摂取しており、彼らはいまだに500~5万Bqの内部被曝を受けている。にもかかわらず、放射性セシウム汚染地域での追跡調査の結果では、何ら疾患は増えていないという。「放射性セシウムについてわれわれは強い懸念はしていない」と語った。>

 チェルノブイリの疫学調査を行った知見の上での「放射性セシウムについてわれわれは強い懸念はしていない」という主張なんでしょうが、
チェルノブイリの健康被害もいろいろな説があるので、断言されてもにわかに信じがたいけど。

日経BPの別の記事には、

チェルノブイリの健康被害、最も深刻なのは精神面への影響
エビデンスありは小児の甲状腺癌のみ
2011/06/23
大西 淳子[医学ジャーナリスト]
http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110622/275166/?P=3&ST=rebuild
といのもありましたが。


◆福島大学准教授有志による要望書
http://dl.dropbox.com/u/23151586/fukudai_yushi_yobo.pdf
http://web.me.com/kumazawatoru1/kumatssite1/ESSAY_%26_DIARY/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC/2011/6/6_6_6_%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%97%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%95%99%E5%93%A1%E6%9C%89%E5%BF%97%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B8%E3%80%8D%E3%82%92%E6%8F%90%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F.html
にあるように、少なくともセカンド・オピニオンになるアドバイザーが必要かと思いますが。

【要望1】

 福島県は、低線量被ばくの健康影響に詳しい専門家として、次の二つの立場の学識者をそれぞれ放射線健康リスク管理アドバイザーとして招聘してください。

(1)被ばく量が少なくなればリスクは減るものの、どんな低線量でもリスクはゼロでないとする立場 


(2)内部被ばくのリスクを重視し、低線量であっても決してリスクは小さくないとする立場

 この二つの立場は、低線量被ばくの健康影響はほとんどないと主張する現アドバイザーの山下俊一氏、高村昇氏、神谷研二氏とは異なるものです。
低線量被ばくの健康影響についての様々な見解を県民に示すことは、県民をいたずらに不安にさせるという懸念があるかもしれません。
しかしながら、一面的な情報だけを流し、見せかけの「安心」を作り出しても、長い目でみれば、県民の健康を守ることにつながるとは思えません。
低線量被ばくの健康影響に関する専門家の見解は定まっていないという事実がある以上、県民ひとりひとりがその事実を受け止め、考え、議論していかなくてはなりません。
そのための下地を作ることは、県行政の重要な役割であるはずです。
医療現場におけるセカンド・オピニオンの重要性が指摘されているように、様々な立場のリスク管理アドバイザーに意見を求める機会を県民に与えることは、むしろ、県民の健康を守るうえで有効であると考えます。
======================


 蛇足ですが、こんな記事もありました。

香山リカ:「原発事故報道を見たくない」人が激増! ――心の防衛機構「解離」が指導者層にまで浸透している現状は「きわめて危険」
2011/06/23
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110621/275006/?P=1&ST=rebuild

香山リカ:原発事故対応で官邸の無能がさらけ出されたのは、能力の問題だけではなく「過覚醒状態」に指導者が陥ったから
2011/06/09
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110603/272553/?P=1&ST=rebuild

香山リカ:「日本は心をひとつにして頑張った」を美化し過ぎるのは「危険」
2011/05/26
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110519/270551/?P=1&ST=rebuild

*******************************

●「6.11脱原発100万人アクション」での飯田哲也さんの動画と書き起こし。
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/14b39c9a593db3132f1be759e93940fa

●宮崎駿氏から首相へのメッセージ(2011.6.19)
http://twinavi.jp/article/detail/47014

●東電がツイッター開始(6月21日より)
http://www.tepco.co.jp/twitter/index-j.html


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22 コメント

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これで最後に (読者)
2011-07-01 17:38:31
あなたがいう「科学的根拠」の意味が、どうも解らないんですが。統計数字をこねくり回して示すことが「科学的」と思ってませんか? あるいは、ここに書き込む者が、権威ある地位や職業に就いていればいいということかな?

私は、自分や家族、友人たちの被曝量を可能な限り減らしたいと思っています。それが、健康へのリスクを減らす唯一の方法だからです。被曝量は、少なければ少ないほど良い(という説を択ります)。

リスクを減らすことは、「科学的」なリスク管理の原則です。当たり前のことですが、それだけじゃ、駄目なのかな?

山下センセイを信用できない理由は、黒鉄好さんや他のかたの説明、あるいはこのblogにも何度も記事が出てますよね。

それでも、あなたが山下センセイと心中したいのなら、勝手にやって下さい。でも、山下センセイは、責任をとらないし、あなたの子どもを守ってはくれないでしょう。

山下センセイが、いくら「気休め」をかたろうと、最終的には、それぞれが「選択」し、自分の人生に責任をとらなければならないんです。

あなたが山下センセイ説を選択し、武田先生の説を選択しないのは、自由です。私は、武田先生でさえ、ときどき変なことを書いておられると、思うこともありますが。

私は「専門家」ではありません。たとえば、私でもあなたでも、病気になって、病院や医者を選ぶとき、その病気の専門家を信用するか否か。信用できなければ、別の病院や医者にセカンド・オピニオンを聞きにいくしかない。

その「信用」の根底には、それぞれの価値観や「信念」があります。私は、被曝の防止や安全の追求よりも、「気休め」だけに価値を置く山下センセイとは、価値観が合わない。社会的に「変える」ことができる地位に居ながら、「本質的解決」を目指す努力をしない山下センセイを尊敬できない。

まあ、1対1の関係であれば、それだけでいいでしょうが、山下センセイの立場はそれだけではない。さまざまな人に大きな影響を与える「地位」にあり、実際に影響を与えている。逆に言えば、市民は影響を受けざるを得ない。

「地位」にありながら本質的解決を目指す努力をしないということは、つまり不正の社会的構造を温存促進することに他ならない。ノブリス・オブリージの放棄。

ここでいう不正とは、被害補償よりも利権が優先される、原発をめぐる日本社会の現在の動き。汚染の計測すらできていないのに「安全」と言いくるめるような、市民への充分なサポートを実施しない行政、などなど。

それでは駄目ですか。「非科学的」なんですか。まあ、「素人」さんとは、科学観も異なるということでしょうか。

「素人」さんが「政治嫌い」であるならば、諦めるんですね。ここは、「薔薇猫」さんによる政治的主題を扱うblogなんですから。

それから、政治でも法的紛争でも、「遠慮」したほうが、「負け」です。一度でも、交通事故や裁判所を経験すれば、解るでしょう。子どもが「飛び出し」で車にひかれ一生障害を負うなら、おずおずと引き下がりますか? 相手が誠意を見せなくても?

東電も政府も、可能な限り補償を少なくするために、法律の「専門家」をそろえているのです。東北人は関西人よりも、遠慮しがちだとか、阪神大震災と比較されてますけれども、要注意ですね。

これで最後にさせていただきます。それでは。
返信する
Unknown (素人)
2011-07-01 14:09:55
読者さんへ

本当にそのとおりです。すみません。

価値観の違いや、考え方の違いは、誰にもなにも言う資格はありません。

私は、自分たちの意見が福島県民の総意だとは思っていません。
私たちみたいに、「今のところ安全だ」と言い切ってる人は、年配の方や一部の者だと思っています。
危険だからなんとかしたい、という人もたくさんいて、それ以外のほとんどの人は、その狭間で揺れ動いています。

原発被害汚染がないなんて、思っていませんよ。とんでもない話です。
私たちが、一番よく知っています。

子供たちは学校によってはまだ外で遊べないし、プールも入れません。
運動会だって延期になりました。
食べ物や、行く場所にいちいち気を使います。
(人によってはね)

原発事故が起きて、あれから毎日不安と闘いながら福島で過ごしているんです。

もう、これからかなり長い間、もとの福島には戻れないんですから。

だからこそ、必死なんです。

それと、私だってもちろん、原発には反対です。
原発さえなければ、こんなことにならなかったんですから。

原発は、最終的には世界からなくしてほしいと願っています。

通りすがりさんが、薄っぺらいとおっしゃったのは、私もよくないと思います。
人格攻撃しても意味がありません。

私が願いたいのは、正しい根拠にもとづいて、判断してほしいということなんです。

どうして、今くらいなら避難の必要がない、と考えている人たちは、規制値や放射線の人体への影響について、専門家の科学的な数値を考慮して話すのに、
とにかく危険、とあおる人たちは、そういった根拠なしに、教授の人間性や、発言を間違えてとらえたことによって、その理論をバッサリと切り捨てるのでしょうか。
根拠があるなら、ぜひ教えていただきたいんです。
私たちも、そういった情報は参考になるので欲しいです。

逆に、危険をあおる代表格となっている武田邦彦教授などの言うことは、
彼が根拠としている数値に間違いがあったことを認めても、それでも、彼が言うことなら正しい、という、まさに「宗教の信者化」している人がたくさんいます。
(もちろん、正しいことも言ってくれているので、参考になるところもありますが。)

実証されている正しい数値をもとに言っている専門家と、正しい数値をもとにしてはいないが、カリスマのある専門家の、どちらを選ぶか、結局個人の判断ですが、
私から見ると、「山下教授の1+1=2」よりも、「武田先生の1+1=3」を採用します、と言っているようにしか思えません。

正しい根拠にもとづいた話ではなく、間違った解釈・根拠による話のほうを採用して、危険だと騒いでいる人たちが多いことを残念に思っているんです。

今回こちらのブログにコメントさせていただいて、山下教授のどんなところが間違っているのか、許せないのか、聞いてみました。
きちんとした科学的な反論を期待しましたが、
返ってきた答えはまさに、幼稚そのものでしたね。それも残念でした。

間違えを指摘すれば、「揚げ足取りだ」。
「安全だと思いますよ」といえば、「価値観の違いは指摘しないでほしい。」

つまり、どこにも科学的根拠がないんだなということが、よくわかりました。

私が言うことが間違っていたならば、きちんと指摘して欲しいんです。

私だって、思いこみの激しいバカにはなりたくありません。
指摘されて、そこが間違えていれば、直さなければいけません。
でないと先に進めませんから。

本当に、小学生のけんかと同じじゃないですか。これじゃ。
負けそうになってくると、「バカタコハゲはい、終わり!」みたいな。

そうじゃなくて、私は喧嘩がしたいんじゃなくて、科学的なお話を聞かせて欲しいんです。

私たちも、たぶん読者さんも、科学者ではないですよね。
だから、自分が研究した結果は持っていませんが、
今やいろいろなところから情報を得ることができますよね。
ネットが一番簡単にできますが、情報源を間違えると、またやっかいなことになります。

被爆治療や、実際の臨床データをもとに得られた数値を出しているところを参考にして、「ここではこう言っている。が、彼はこうだ。」とか、きちんと情報源を示しながら、議論できると期待していました。

また、私や通りすがりさんんことを、「一般教養レベルの医学知識もないようですから」というのも、立派な人格攻撃ですよ(笑)。

基本的に、危険だ危険だと騒ぐ方たちは、あたかも「自分だけが隠された情報を知っている」と思い込んでいるようですが、それは大きな誤解だと思います。

根底にあるのは、国や東電へのいら立ちではないかと思います。

だから、結局公的に発表されることは信じられない。
頭から、信じられない。

そうなったら、公的な発表と反対のことを言っている情報だけが、頼りになりますね。

まさに、ヒステリー状態のように感じます。

事故は、起こってしまったんです。
それに対する補償などは、これからきちんとしてもらわなければいけません。

でも、いつまでも怒りをあらわにするだけでは、間違いを認めない人同様、前に進むことはできません。

失敗をおかした子供のことを、いつまでも怒っていても仕方がないのと一緒でしょう。

先に進むために、自分はなにができるかを考えたとき、自分がしなければいけないのは、「放射能は恐怖だ。福島は終わり、関東も高濃度に汚染されている。」と騒ぎたてることではないはずです。

それと、私は山下教授にすがってないですよ。
彼の講演会に行ったこともないし、今回こんなに嫌われている彼は、いったいどんなことをしたんだろう?と不思議に思っただけです。

「彼はなんと、こんなことを言ったんだよ。」と、あきらかに科学的におかしいことを指摘してもらえるだろうと思っていました。
じゃなきゃ、これだけ彼をつぶそうとする意味もないですよね。

まぁ、福島の人たちに受け入れてもらえなければ、彼が福島からいなくなるのも時間の問題でしょうが。
でも、彼はそういう現状を承知のうえで、闘っていきたいと考えているんでしょうね。
だとしたら、立派だと思いますよ。
ぜひ、闘って欲しいです。

私も、反原発市民ですので、コメントさせていただきました。

でも、基本的に、こちらのブログに来てはいけない人種でしたね(笑)。

ただ、どちらが、「日本人の平穏な生活」を邪魔しているかをよく考えてみてください。

これで、コメントは終わりにします。
荒らしてすみませんでした。
もう来ないのでご安心を!
返信する
回答 (読者)
2011-07-01 06:22:22
あなたがただけが、「福島県民の総意」であるかのような発言のしかたは、止めてほしいですね。

結局、人体実験で検証するわけにはいかないんですから、調べようは無いんですよ、「自分は、徹底的に調べた」だなんて、口先だけで書いてもね。

そもそも、「素人」も「通りすがり者」も、一般教養レベルの医療知識も無いようですから。だから、山下にすがるんだろう。

まあ、最終的にはそれぞれの価値観によるのでしょうから、これ以上は立ち入るつもりはありません。

でもね、逆に同じように、あなたがたの価値観に同意しない私たちが、あなたがたの価値観に従わなければならない理由も無い。

あなたがたが、「福島県民の総意」であるかのように、原発汚染被害は無いかのように、ここに書き込んでいることは、ゆるせない。

あなたがたが「安全」だと思うのは勝手だ。だけれども、それを周囲に喧伝するのはなぜなのか。「安全」ならば、喧伝する必要は無い。「薄っぺらい」だの「表面的」だの、関係の無い人格攻撃のためのことばまでが、あなたがたから聞こえてくるのは、不思議だ。

少なくとも、あなたがたと異なる価値観をもつ私たちの行動や安全な生活、平穏な人生を邪魔することは、止めていただきたい。いま現在の福島で、そして日本で、それが行なわれているからこそ、おかしいのです。

以上、「価値観の違い」ということで、この議論は止めにしましょう。時間とエネルギーの無駄です。反原発市民の場やコニュニティーを荒らすのは、今後一切止めて下さい。
返信する
皆さん凄い!! (通りすがり者)
2011-06-30 13:35:58
もっと討論して欲しいですね~!!

ひとつ思ったこと。
素人さん?凄い調べたんでしょうね、放射線の事を。
家族を、子供を守るために、原発爆発か沢山沢山、調べたんでしょうね?

それに比べ、最近目立つ恐怖を煽る記事を書いている人。
どうせとことんなんて、調べ尽くしてなんて、無いんでしょうね。
上っ面しか見ていない感が、、、

単純に言えば、放射能=ガン・白血病!! みたいな?

山下さん、私は彼の事を良く知りませんが、そんな山下さんを叩き潰そうとしている方、そんな事に精を出す暇があるなら、その暇を使ってもっと調べてみてはどうでしょうか?
放射能のことを。

私も沢山調べました。
私自身、福島県民ですから。
凄く心は揺れました。
今でも正直、揺さぶられることはあります。
恐怖を煽るようなサイトを見てしまうとね。
基本、思考回路が単純なので、私は。

でも、そんな中で冷静に調べ、調べれば調べるほど、まだまだ今の「低線量」は大丈夫なんだ!!
そう思えるようになりました。
決して思考回路が麻痺したとは思っていません。
勿論、素人さんの言っているように、もしかしたら?何十年後かに、運悪く病気になるかもしれない。それは頭の片隅に入れてあります。
そうなる前に、事故で死ぬかもしれないけど?

まぁとにかく、不安を煽るようなブログとかは勘弁して欲しいですね。ドン引きします。

それから、そう言う事を綴っている方って、福島より離れた県の方が多いですよね?

東京でもそう。
その数値で大騒ぎ。
日本はもともとの線量が低い上に、東日本は土地柄、更に低いんです。
西日本は、もともと土地柄、線量が高いんです。
今の東京は、西日本と同じくらいの数値になっただけですよ。

勿論、心配になる気持ちは良く分ります。
3~4月に掛けての私は、冷静さを失っていましたから。もう死ぬんだ、私たち、、、そう思っていましたからwww

海水浴シーズンを迎えた今、海の汚染だって、心配になって当然だと思います。

ん~~段々、何が言いたいのか、まとまらなくなって来ました--;

今の福島市、郡山市よりも局地的に放射線量の高い地域ってあるんですよ!
そんな年中被曝しまくっている地域は、もともと放射線量の低い福島県より、ガンの発生率は低いんですよ!
ご存知でしたか!?
低線量はむしろ、体に良いんですよ、多分(笑)
私も素人さんと同様、素人ですから、断言できませんけどwww

だから、今後はもしかしたら、もしかしたらですけど、避難せずに残っている福島県民、特に福島市や郡山市は、細胞が活性化され、出来初めのがん細胞は破壊され、万病&長寿の里となるかもしれませんね(笑)

そうであって欲しいと強く願い、ここ福島で生きていくつもりです。

読者さん、黒鉄さん、逃げる事をしない福島県民は沢山居ます。
こんな福島県民を、ぜひとも応援してくださいね!!
返信する
Unknown (素人)
2011-06-30 00:07:45
黒鉄好さんへ

了解です。

でも放射性物質がどうの・・・ってのは、誰が見ても間違えてますよ。
文字も実際間違えて書いてるし(黒鉄好さんはね。)、内容の捉え方も間違えてると思いますよ。お友達に見せて聞いてみてくださいな。
まぁ認めたくないのは別にいいです。

よくわかりました。どうしても、山下サンがキライなんですね。わかりました。

そういう人がたくさんいるってことを頭にいれたうえで、私もこれからも情報収集しながら毎日暮らしていきたいと思います。

でも、どんな人の話も、素直に聞く耳を持ったほうがいいですよ。

あまりにも決めっこしすぎると、自分がきゅうくつになります。

いろんな意見の人がいていいんです。
人を敵とみなさなくていいと思いますよ。
私は、黒鉄好さんのこと敵だとは思っていません。

議論できて良かったです。
返信する
間違いではありません (黒鉄好)
2011-06-29 23:50:59
放射線と放射能の区別くらい、できていますよ。

放射性物質が飛散して到着すれば、そこから放射線が出ますよね? だから、放射性物質が到達する可能性がある場所には放射線が到達する可能性もあります。

飯舘村で、放射線が出てないなんてこと、ありませんよね? やはりその時点で山下氏はウソをついたのです。

くだらない揚げ足取りはやめてほしいと思います。

少なくとも私は、山下氏が本心で国や東電の責任を問うているのを見聞きしたことはありません。それどころか、須賀川市の講演会では、日本の国が決めた基準には、日本人なら従え、と言っています。これは明らかにファシズムです。

私は、山下とそれを擁護する者は全員敵と見なします。原発政策に中立の立場はありません。「戦争か平和か」と問われて中立がないのと同じです。

書き込みはこれで終わりにします。
返信する
Unknown (素人)
2011-06-29 23:41:18
黒鉄好さんへ

揚げ足取りじゃないでしょ~(笑)。
間違いは、間違いと認めないといけないと思いますよ。そのほうが話がスムーズに進みます。
間違いなんて誰でもあるんだから、べつになんてことないんですから。

原発事故は、起こってしまったんです。

東電や国の責任は、もちろん大きいです。
私だって、「どうしてくれるの?」と思いました。

でも、起こってしまったことの責任を問うだけで、受け身で、なんでもやってもらおう、お金を出してもらわにゃ、というのは、どうかと思うんです。

もちろん、東電はお金を出さなくていいなんて、思っていません。

避難が必要な人たち、すでに避難した人たちに対しては、手厚く保障をしてほしいです。
東電や国が支払わなければいけない代償は、ものすごい額になると思います。

でも、それ以外の、そんなに高い放射線値じゃない地域までもが、根拠のない情報から恐怖にさらされて、出す必要のないお金を出して避難しているとしたら、それこそ被害だと思うんです。

なんかヘンなウワサがネット上では飛び交っていますが、少なくとも郡山市のこどもたちは、元気いっぱいです。
鼻血を出し続ける子も、下痢続きの子も、聞く限りではいません。
そんなに、悲観的な状況ではないんですよ。
でも、外部へ行けば行くほど、福島はもうダメなんじゃないか、って思ってる人が多いような気がします。
私たちは、ここで元気に暮らしているんです。

山下先生は、原発事故を起こした側の責任は一切とわずに、被害者だけに覚悟を求めていますか?

そもそも、リスクアドバイザーとして講演会などに来ているんですから、被害者として、どういう意識をもって過ごすべきかを「被害者に」アドバイスしに来てるわけですよね。
責任の所在は当然ながらちゃんとわかってると思いますよ。

だから、「避難する人は避難する」「覚悟する人は覚悟する。」ってことだと思いますよ。
覚悟とはいっても、同じことを言いますが、これから先、もしかしたら、万が一、自分や子供が病気になるかもしれない、という覚悟です。

黒鉄好さんの感じる「覚悟」は、特攻隊員ですか・・暗いですね。。
これから必ず死ぬ、という覚悟と、
運が悪ければ病気になるかもしれない、という覚悟では、違うと思いますけどね。

でも、被災者のためを思ってくれて、ありがたいです。

人それぞれの考え方がありますから。





返信する
覚悟とは誰のどんな覚悟か (黒鉄好)
2011-06-29 23:16:18
揚げ足取りのあなたと議論しても時間の無駄のようですが、これだけは言っておきます。

福島県民は誰のせいで「覚悟」を強いられているのか、ということです。

福島県民は今回の事故に全く責任がありません(あるとすれば、札ビラにつられて原発を受け入れた一部の関係者のみ)。覚悟というなら、原発を推進し、導入した側こそ、今日のような事態に対する「覚悟」を持って導入すべきだったはずです。

環境汚染に対する覚悟、住民の健康に対する覚悟。そうした覚悟は推進側が持つべきであり、少なくとも女性や子どもが持つものではない。

山下教授が許せないのは、事故を起こした者、原発を推進した側の責任は一切問わずに、なんの責任もない被害者の側だけに「覚悟」を求めていることです。

戦争を始めたジジイどもが、明日、特攻隊員として死地に赴く若者たちに「覚悟」を求めたあの暗い時代と同じものを感じます。

仮にも教授を名乗るなら、誰が事態の根本原因か、その程度のことは認識してほしいものです。
返信する
Unknown (素人)
2011-06-29 22:59:56
黒鉄好さんへ

ご回答くださりありがとうございます!

読ませていただきました。リンクありがとうございます。

その中で、まず、ひとつめの

>3月下旬、地元、長崎新聞のインタビューでは・・・「妊婦、子どもを中心に避難させるべきだ」

ほんとですねぇ。妊婦・こどもを中心に避難させるべきだと言いながら、避難の必要はないとも言ってるってことですもんね。
これはよくないわ・・。
まぁそのあとに「ただし理論値であり、誤差を検証しなければならない。」とあるので、
検証段階であって、本当に避難の必要があるかどうかはまだはっきりさせられないけど、的な感じも受け取れますが・・。


ふたつめの「「放射能は飯舘村まで来ませんから安全です」

これ!!まちがってますよ!?「放射能は」じゃなくて、「放射線は」ですよね。

原発で出てる放射線は、そりゃー飯舘村までは届きませんよね(笑)。

「問題なのは、放射性降下物(塵のようなもの)が降ってくることです。」と、明確に山下先生、言ってますね。

もしや、田中龍作ジャーナルさんも、そこを読み間違えてるんじゃ・・?そんなはずないですよね?

三つ目。「安全ではなく安心と言っているだけ」

私は、今の福島は決して「安全」とはいえないとはいえ、私個人としては、まだ今の段階では自分でできる対策をしているので「安心」であると思っています。
放射線値が本当にヤバイ数値ではないのはわかるので、あとは、漠然と「大丈夫なのかなぁ?」という部分に、対策をしています。
対策をしているのに、不安で過ごすのは、体によくないと思うので避けるようにしています。
なので、山下先生の言いたいことはよくわかります。
同じ数値でも、私みたいに安心して過ごしてる人と、不安で過ごしている人がいますから。
(私自身、本当は不安なんですけどね。だからこそ余計に、きちんと調べたいんです。)


「影響はわからない」

誰にもわかりませんよね!データがないんですから。

いっぺんにどばっと浴びたときの影響のデータはあっても、微量を浴び続けたデータがないから、みんな不安なんですよね。

だから、そこを山下先生に証明しろってのは、物理的におかしな話だと思います。

だからこそ、「覚悟」が必要なんだと思います。

私は、もし、万が一、私たちが住む場所がホットスポットで、年間20ミリを超えたとします。
その場合、私は大人なのでたいして怖くもないのですが、下の子(4歳)なんかが、
少し大きくなったときに、20ミリ浴びたときの
発がん率の増加「0.1%」つまり、
1000人にひとりに選ばれてしまって、甲状腺ガン(まぁ、チェルノブイリでのデータでも、主に甲状腺がんしかはっきり出なかったようですので、甲状腺がんで。)になってしまうかもしれない、ということを、覚悟しています。

結局、それを許せない、と考えれば、避難するしかないですよね。

でも、その数値だって、何度も言いますがいっぺんに浴びた量ですから。
年間を通して浴びたり内部被爆した分とすると、少なくとも、0.1%よりは少なくなると思います。


「私は子どもたちより先に死にます」

こう言ってますよね。

>先ほどの質問で「二本松は危険だから逃げろ」というのがありましたがとんでもない話です。今のレベルは全く心配ありません。その保証を、私の首をかけろというならかけますが、私は子どもたちよりも早く死にます。

つまり、保障として、山下先生の首をかけろといわれればかけますが、子供たちが大きくなってもし、病気が出たとしても、その頃には私は死んでるでしょう、ってことですよね?
だから私なんかで保障しても意味のないことです、ってことですよね。

まぁ、そんなこと言ってる必要もないと思いますけどね(笑)、山下先生も。

でも、あれだけつっこまれて、相当大変な思いしてるんじゃないでしょうか。

住民が安心できるまで、つっこむしかないのでしょうけど。。


でも結局、私は山下先生が別に好きなわけじゃないんです。
正しいことを言っていて、叩かれるなら、それはおかしな話だと思うんです。

正しくないと思われるようなことを言うから、叩かれるんでしょうね。

だれか、ものすごい説得力のある、正しいデータを示してくれる人はいないんでしょうかね。。

というか、山下先生を擁護してる人たちなんているんですか?
ネット上などでは、山下先生を追放したい人たちでいっぱいに見えて、探し出そうとしても
山下先生を応援する会、みたいなのが探せないんですが・・・。
応援してあげたいのに、かわいそうに。。
返信する
山下俊一トンデモ語録 (黒鉄好)
2011-06-29 21:45:48
根拠もなく他人を罵倒していると思われても行けないので、証拠を示しておきます。

・「妊婦、子どもを中心に避難させるべきだ」
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/daisinsai/2011/03/25103728.shtml

・「放射能は飯舘村まで来ませんから安全です」
http://tanakaryusaku.jp/2011/05/0002408

・「安全ではなく安心と言っているだけ」「影響はわからない」「私は子どもたちより先に死にます」
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1037
返信する
素人さんへ (黒鉄好)
2011-06-29 21:39:08
私はそもそも、安全か安全でないかを議論していません。私自身は危機管理の一環として影響がわからないときは最も安全な策を取るべきと考えていますが、未来のいつか確実に訪れるかどうかもわからない危険なんて無視して良い、と思っている人に対し、考えを変えろと言うつもりはありません。そういう人に言いたいのはただ「後悔するなよ」だけです。

それよりも問題なのは、山下教授の「人間性」です。

彼は、次のように発言しています。

3月下旬、地元、長崎新聞のインタビューでは・・・「妊婦、子どもを中心に避難させるべきだ」

4月1日、飯舘村では「放射能はここまで来ませんから安全です」

福島の医師会の講演では「若者を中心に、年10mSv以上の被曝量になるとガンの危険性が高まる」

そして、5月、福島県須賀川市での講演会では「安全ではなく安心と言っているだけ」「影響はわからない」「私は子どもたちより先に死にます」

ときにより、場合により、そして相手により、コロコロ発言を変える。単に目の前にいる相手に合わせてその場しのぎの適当な発言をしているだけ。

こんな人間を学者以前に人として信用できますか?

逆に、山下教授を必死になって擁護している人たちに聞きたい。

こんな無節操で無定見でウソつきな人物を、なぜそれほどまでに必死に擁護するのか、と。
返信する
Unknown (素人 (にしました。))
2011-06-29 21:20:08
先に荒らしてしまった者です。
(最初のコメントは、すこし横暴でした。度々ごめんなさい。)

このコメントの前の「読者」さんは、このページで何回か登場していらっしゃる、「読者」さんで良いんですよね?

計測データを捏造したり、リスクを過小評価したりは、あってはいけないことだと思っています。
でも、山下先生は、そういうことをしてるんでしょうか?
私自身、今まで山下先生の講演内容などをざっとは見てきているつもりですが、そういった情報は得たことがないし、そういう感じもしなかったもので。
もしあったら、ぜひ教えていただきたいです。
それが本当なら、私だってあっさり反山下派になります(笑)。
リンク元などを貼っていただけるとうれしいです。


「リスクの過小評価」というのは、なんとなくわかります。
年間100ミリ以内なら安全、とか20ミリでも大丈夫、ってとこ等ですよね?

まぁそれは、どうやって規制値ができたのかを調べてみて、個人がどう判断するかですよね。

私からみると、「安全という人はすべて悪」みたいになっている人たちがたくさんいることのほうが、
集団ヒステリーのように感じますが。。。
なんか、宗教みたいになってるようにも。。スミマセン。
今の福島では、そういう人もけっこういるんです。

山下先生は、「市民の生命や健康・安全よりも、原子力関係者としての利権と安全を最重要視」しているとしたら、それもぜひ、その根拠というか、
元となる発言等を記載しているサイトなどを教えていただけたらありがたいです。
リンク元がなければ、覚えている山下先生の発言等でも良いです。

「絶対安全」でも「絶対危険」でも、どちらにも素人である私は偏るわけにはいかないんです。
どちらの情報もバランス良く考慮して、信用できる情報かどうかを判断しなければいけません。

もちろん、自分の中で「これはいよいよ危険だなぁ」と判断したら、即、避難するつもりです。
避難先は、決めてあります。

でも結局、福島で生きていくということは、こういうことなのかなと今は思っています。
そういったことを含めて、山下先生は「子供を海図のない航海に出せ」と言っているんだと思います。
放射能だらけの海に出せ、という直接的な意味では決してないと思いますよ。
「目に見えないものへの恐怖の中で、悩んだり、調べたりして、自分で決断する覚悟をしなさい」ということだと。
私も、福島県、だけじゃなくて日本中の人にそう言いたいです。(私ごときが発信する術はありません(笑))


「はやく避難を!」と、避難している人もたくさんいます。
親はこちらに残って、子供だけを遠くの親戚の家に預けている人もいます。

その人としては、結局、「ここに子供はいさせられない」と判断したからでしょう。
でも、もし、避難のリスクを背負ってまで、避難する必要がなかったとしたら、かわいそうな話です。子供には相当なストレスがかかると思います。

避難には、お金もかかります。
なにより、家族がバラバラになることもあります。

それらのリスクを考えたうえで、避難できる人はすでにしているんです。
避難したいけど、お金がねぇ、と言っている友達もたくさんいます。
そういう友達と話していると、結局は、「まぁ今のところ、絶対避難しなきゃいけないほどじゃないしね。もし、集団で避難しろって言われても、行った先で仕事はあるのか?そもそもダンナも行けるのか?子供たちを自分一人で見ることになったら、それはできるのか?って、そっちのほうが不安かもね。それなら、多少被爆しても、ここにいるほうが良いかも。」ということになります。

つまり、まだ、みんな本当に避難の必要性を感じているわけではないと思います。

みんな、「大丈夫だよ。」という意見を聞けば、少し安心し、「危険だからはやく避難を」と言われればまた不安になり、ストレスばかりがたまってしまう、ということを繰り返しています。

科学的データにもとづいてこういう部分は危険だから避けたほうが良いよ、とか、こうしたほうが放射線量が下がるよ、と言ってくれるのはありがたいです。

でも、中にはありもしないウワサ、たとえば福島県の子供たちが鼻血急増中とか・・
そんなバカげた話に踊らされている人も少なくありません。
(そんな事実はないようです。)

長期間、いいようのない恐怖にさらされているので、正確な判断もできなくなってくるのではないかと思います。

だから、危険な情報ばかりに偏って、怖がって、多大なリスクを背負って避難してしまう人がいるんです。

もちろん、避難した人たちからしたら、私の言ってることはおかしなことと感じるでしょうね。

危険をあおる情報しか、信じられないんですから。

えっと、それと、私的には、山下先生は、べつに原子力関係者の利権と安全のためにわざわざ福島県に来てるわけじゃないと思いますよ。

お金もらってたり、利権を守るために、こんなにたたかれながら「これからも闘っていきます」なんて言うでしょうか?
本当に福島県の人たちの心によりそってるからこそ、言えるんじゃないでしょうか?
少なくとも、私には、山下先生の講演内容などはありがたく思います。
福島の今の状況を見据えたうえの、先生なりの覚悟なども感じられます。
(発言が弱弱しくなった、みたいな話も聞きますが、とにかく「安全」と言われることを嫌う人たちが多いことを知ったら、言い方は変えるべきだな、と誰でも思うでしょうね。)

避難したくてもできない、その中でどうやってストレスをためずに暮らしていくか、それが現実ですから。

避難区域などに設定されていない地域は、大丈夫だと思っています。
内部被爆も外部被爆も、すべて含めて。
原発事故があってから毎日、いろいろな資料を調べてきました。
「絶対危険」という記事も、「大丈夫」という記事も、どちらも目を通すようにしています。
頭から、「御用学者」「原発推進派」「反原発派」などによって先入観等ももたず、
事実や臨床データ等、実際にあったことを中心に見てきました。

本当に今の福島(避難区域以外。避難区域は、汚染地区なのは当然ですから。)、
東日本全体が、危険なのか、よく調べてみてください。

調べるというと、あっさり個人のブログなどから記事をもってきたりする方もいますが、
それはありえないと思います(笑)。
いまや個人のブログでは、暴走ばかりが目立ちますから。

なんかしつこくコメントしてすみません。
迷惑だったら去りますので、言ってください。
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東日本の市民は皆んな「覚悟」するんだよ (読者)
2011-06-29 16:44:07
誰も、福島県民は「覚悟していない」などとは、言ってない。

東日本に住む人間は、もう皆ほとんど被曝してるんだよ。
まだ「覚悟」してない東日本の市民は、皆んな「覚悟」しなければならない場面に、いつか直面するだろう。

だけど、だからといって、もう仕方が無いから、見ないふりして、もっと被曝量が増えるがままに居ることが、善いわけがない。

計測データを捏造したり、リスクを過少評価したり、ある意味では、まさに「集団ヒステリーによる現実逃避」じゃないか。

ましてや、「専門家」は、高い倫理観と使命観をもって行動しなければならない義務を負う。

山下センセイは、それを全く遵守せず放棄しているから、批判されている。
しかも、多くの人びとに大きな影響力を与える立場に自ら敢えて立ち、そういう行動をしていらっしゃる。

もちろん、「専門家」にも、さまざまな「立場」があるだろう。
そうであるならば、「自分は、生命や健康・安全よりも、別の価値を重視している立場だ」と明言してから、さまざまな「安全」話をするべきだ。

山下センセイは、「市民の生命や健康・安全ではなく、原子力関係者の利権と安全を最重要視しています。」と、前置きしてから「安全宣言」すればよい。
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Unknown (Unknown)
2011-06-29 11:49:27
読者さん、気分を害したならごめんなさい。
でも、子供の喧嘩みたいな反論は・・・恥ずかしいからやめたほうがいいと思いますよ。

とにかく、避難させてくれ!っていう福島県民ばかりじゃなく、ここで少しの被爆は「覚悟」のうえで、暮らしていくと決めている県民もたくさんいるということを、知ってほしかっただけです。

こんなところに書きこんでる私も私ですね。。
意味ナイ・・。

荒らしてすみませんでしたっ!
返信する
おい、「なにしろ素人」よ、 (読者)
2011-06-29 05:12:04

素人が医学判断するな、ボケ。

Unknown (Unknown) wrote at 2011-06-28 16:19:14
>基本的な数字の間違いですみません!なにしろ素人ですので。


「本当に逃げたい人は、とっくに逃げてます。」だと?

じゃあ、お前がカネや仕事や生活基盤を準備するのか?
子どものお友だちもその家族も一緒に逃げるように、サポートするのか?
家や田畑山林の土壌の除染も、全てお前が責任を持つって言うんだな?

HNも使わず匿名で書いておきながら、ようもそこまでヌケヌケ書けるな?

わかった、お前に費用も債務も責任も全て負わせてやるから、名前と住所と電話番号その他、全てここに晒しなさいよ。

東電や原発官僚が、涙を流して喜ぶぜ。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-28 16:19:14
先ほどのコメントの者です。
数字に間違いがあったので、訂正させてください。
100ミリシーベルトでの発がん率の上昇は、0.5%でした。
20ミリで、0.1%ですね。
(ICRPによると、だいたい10ミリシーベルト/年で0.05%とされています。)

基本的な数字の間違いですみません!なにしろ素人ですので。

ですが、基本的な考え方はかわりません。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-28 14:11:29
そうは思わない!
避難したい人は実費ではやくすればいいのに、どうしてしないの?
私は福島県民だけど、ここに住む覚悟はできてる。
このくらいの数値で、本当に自分や子供が必ず病気になると思ってるんだろうか?
放射能がなくたって、いつだって人は病気になる可能性があるのに。

なんでもかんでも放射能のせいにして。

山下教授が、どれだけの覚悟でこんな批判を受けること覚悟で発言してると思ってるんでしょうか。

武田邦彦教授みたいに、自分勝手な計算方法や思考で「危険だ」と決めつけ、
白黒どちらかにしたい県民は、そりゃぁ「危険」なほうに惹かれてしまうでしょう。
危険と決まれば、あとはそれを国に認めてもらえれば、自分はお金を出さずに逃げられるんですから。

今、これからも、絶対危険だと思うなら、どうしてみんなすぐ逃げないんですか?

お金を出してくれるなら逃げるけど・・・・出してくれないなら、逃げられない。

本当に逃げたい人は、とっくに逃げてます。

もう、いい加減危険をあおるのはやめてほしいです。

福島県人は、この「微量の」(微量ですよ!!よく調べて、考えてみてください。規制値からいきなり、病気が発生するわけじゃないです。規制値がどうやって決められたかも、ヘンなバイアスなしに調べてみてください。)
放射線と、つきあっていくことを覚悟しなければいけないんです。

覚悟というのを、そのまんま受け取って、「病気になることを覚悟しろ」と言ってるわけじゃないです。まったく違います。
自分にも子供がいますが、子供を将来病気にさせるわけにはいきません。

いまの世の中、ちょっとおかしいです。
世の中というか、日本人の、震災後のあわて様は、みっともないです。

あわてふためいて、いつまで過ごすつもりでしょうか?
もう、いい加減、冷静に考えましょう。

福島で、避難すべきところはもう避難しています。
それらの地区は、数値は高いので避難すべきなのは当たり前です。

でも、それ以外の地域、たとえば福島市や郡山市、二本松市など、それらの放射線値をよく考えてみてください。

通常の数倍だと、もうダメなんですか?
もし、「ダメ」な数値が、数万倍からだったとしたら、どうでしょう?

いっぺんに100ミリシーベルト浴びて、体の中で変化が認められる。
それ以下だと認められたことがない。
少しはあったりするかもしれませんよ。
でも、今の福島は、いっぺんに高い放射線を浴びてるわけじゃないです。

微量の放射線でも、浴び続ければ害を与えると思いますか?
もし与えられても、ほんの少しで、修復されるでしょうね。

修復されなかったらどうする、と思ってる人は、避難すれば良いです。

人間は、ずっと傷を修復して生きてきました。

100ミリ浴びて、0.05%上昇ですよ。
20ミリなら、0.01%。

それは、今まで示されてきた実際のデータです。

0.01%の上昇と、避難を天秤にかけて、一人一人が判断すべきでしょ。

0.01%の中に自分や子供が入ることも許せない人は、どうぞ避難してください。
誰も、文句を言いません。

そういうことだと思います。

とにかく、避難したくない県民もたくさんいるんですから、わけわかんない行動をおこさないでください。

実際、避難してもその大変さ、リスクにあっさり戻ってくる人もたくさんいます。

現実をよく見て、事実をよく調べ、発言している山下さんは立派だと思います。

そういう人を、つぶそうとしてるあなたたちは、自分がどういう場所に今立ってるか、いちど冷静に考えてみてください。

「福島県人のため」と言ってることが、本当にそうなのか。
間違っていないか?

それを常に、冷静に考えられる人が、危機を乗り越えられる人だと思います。

返信する
矛先を長崎大学の広報戦略本部に! (そふたん)
2011-06-25 17:33:46
小さな事でも行動すれば効果があると思います。

私は大学側に苦情を入れさせて頂きました。

「抗議メールの書き方」と「宛先の選び方」 http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51850685.html
返信する
Unknown ( )
2011-06-23 20:35:40
ひどいね、人体実験をされている。と言われても文句言えないだろう。
返信する
Unknown (電灯)
2011-06-23 18:34:41
嗤ってる間にも、住民は被ばくするとおもいますが。
杉原さんて、何をしたいの?
返信する
そういう山下センセイは、、、 (読者)
2011-06-23 11:46:20
他人に「ボランティア」を強要する輩に限って、高給取りや安楽な地位に居るんだよね。

多くの市民が東電や原子力政策関係者その他の「原子力村民」による犯罪の被害にあい続けているのに、なぜ「ボランティア」が解決方法になるんだろう?

先ず、犯罪者たちを捕らえて、「再犯」や2次被害を防ぎ、犯罪者を罰して償いをさせることこそ、必要なんでわ?

「ボランティア」を強調するなら、先ずは「原子力村民」たちに実行させてほしい。「役員報酬」や俸給など、もってのほかだし、逆に子どもや孫や親族の「私財」もふくめて全て提供して下さい。

日本全土の放射性物質が完全に除染されるまで、無給無休で「ボランティア」してくれよ、山下。あなたの孫や子どもを動員していいから、毎日何平方メートル除染したか、報告してよ。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-23 08:19:08
我慢、覚悟、ボランティア、利己主義、…
事故の被害者の被爆リスクを語るときに使用すべき単語ではないでしょう…いくらなんでも…

この人、複数の組織の長なんですよね…
返信する

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