安倍政権下、NHKは明らかにおかしい。民放と新聞は大丈夫なのか 2月26日東京

2014-02-10 23:23:36 | ジャーナリズム
アジア記者クラブ2月定例会

安倍政権下、NHKは明らかにおかしい
民放と新聞は大丈夫なのか

2014年2月26日(水)18時45分~21時
明治大学リバティタワー12階(1126教室)

ゲスト 水島宏明さん
(ジャーナリスト、法政大学教授、元日本テレビ)
 
 秘密保護法の強行採決に至る報道では、NHKは“政権への配慮”が目立ち、公共放送としての役割を果たしていないと多くの批判を浴びたことは記憶に新しい。
実情に反て、安倍政権と一体となって中国や北朝鮮の挑発と騒ぎ立てる姿勢は、政府のプロパガンダ機関と言われても仕方がない。
さらにここにきて、籾井NHK会長の記者会見での「政府が右といえば、左というわけにはいかない」や従軍慰安婦発言だけでなく、経営委員からは、行動右翼の朝日新聞への圧力を正当化したり、「天皇は再び神になった」などの発言が飛び出し続けている。
あらゆる公職に就く者ならば決して許されない暴言が、政府によって個人の言論・表現の自由の問題にすり替えられている。
 2月定例会は、このNHK問題が民放や新聞にとっても他人事ではないと考え、「ネットカフェ難民」など日本テレビでドキュメンタリー番組を手がけ、現在は、法政大学で教鞭をとるジャーナリストの水島宏明さんをゲストにお迎えします。
当日は、権力や企業活動の監視が実現できているのか、話題性に左右されていないか、現場の取材力の
低下が報道にどのように影響しているのか、為政者の発言の垂れ流し、安易な街の声への依存、今日報道が抱える様々な問題を、ジャーナリズム再生のために具体的に検証します。

■会 場 明治大学リバティタワー12階1126教室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■費 用 ビジター1500円、会員・学生・年金生活者・ハンディのある方1000

■主 催 アジア記者クラブ(APC)・社会思想史研究会

■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel&Fax:03-6423-2452 
http://apc.cup.com
E-mail:apc@cup.com


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1 コメント

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Unknown (宮地 達夫)
2014-02-16 09:16:43
日本放送協会第1205回経営委員会議事録平成26年1月14日開催分では、次のような発言が見られる
(百田委員)
 今回娯楽番組も含めていろいろ新しい番組が編成されていますが、歴史的課題も含めて、今現代の日本が直面しているさまざまな問題に関することをお知らせする番組があってもよいのではないかと思います。例えば尖閣諸島や竹島の問題、あるいは靖国神社に関する極東軍事裁判や在日朝鮮人・韓国人に関わることなど、いろいろな意見がある中で、多くの人々は自分の考えを持つだけの知識を得る機会がないというのが現状だと思います。日本の公共放送として、現在の日本が抱えているさまざまな問題や歴史に関して必要最低限の知識を伝える番組があってもよいのではないかという気がしました。
 (宮田委員)
 誤解があるといけないので確認しますが、経営委員は番組の話をしてはいけないのですか。
 (石田専務理事)
 放送法32条に「委員は、この法律又はこの法律に基づく命令に別段の定めがある場合を除き、個別の放送番組の編集その他の協会の業務を執行することができない」とあります。
 (百田委員)
 要するに、ある番組に対してここは変だと言うのはだめだということですね。
 (石田専務理事)
 経営委員会の議決を求める編集の基本計画は、個別の番組について経営委員会の議決を求めるものではありません。
 (宮田委員)
 個別というのは、どの程度のことを指すのかによりますね。
 (上村代行)
 放送法32条に書かれている「個別の放送番組の編集その他の業務を執行することができない」の意味は、編集行為に代表される業務執行行為をしてはいけないということだと思います。また、その業務執行行為について意見を言って、それを盾にして予算を通さないというようなことを言ってはいけないという趣旨だと思います。12人の経営委員は、さまざまな分野からそれぞれの経歴を持つ者として経営委員に選ばれており、番組について意見や感想を言うのは当然のことだと思います。例えば、きょうご説明いただいた番組編集の基本計画は議決事項であり、編成計画は報告事項になっています。番組について何も言わないで編集の基本計画は議決しますというのは変な話になります。経営委員は、個別の放送番組の編集その他の業務を執行できないということであり、番組に関する感想を述べてはいけないということではありません。褒めるのはいいけれども、けなしてはいけないということはないわけです。「視聴者の皆さまと語る会」で参加者の方々と議論するようなレベルの話であれば自由に意見を言っていいと理解しています。
 (百田委員)
 そうすると私の意見は許容範囲内ですかね。
 (上村代行)
 編集計画に影響を与えようとする意見でなく、個人の感想であれば述べてはいけないということはないと思います。
 (長谷川委員)
 今百田委員がおっしゃったことは、NHKの大きな事業計画そのものにとっても非常に大切なご指摘だと思います。つまり、NHKが目指すのは正確な放送で、公正かつ公平が基本なわけです。それと同時に、視聴者の方々にできる限り正確な情報を伝えるという啓蒙(もう)の意義は、例えば教育番組などをはじめ非常に大事になってきます。ただ、科学番組などは、正確という点で基準がはっきりしているので比較的分かりやすいと思いますが、ホットな話題に関して世の中には正反対の意見がありますので、正確で公正な番組を作るのは非常に難しいことだと思います。どうすれば正しい啓蒙になるのかについては、火中の栗を拾うようなところがありますので、さわらぬ神にたたりなしということもあると思います。正しい国民的議論を引き起こすためにシンプルで正確な事実を伝えることは、教育という目標からも大切なことだと思います。理事の方々は非常に高い教養をお持ちなので、今さら勉強するのは気が進まないこともあると思いますが、そういう問題について、一番正確な学問的成果はどういうところにあるのかを探ることは大切なことだと思います。正確な事実を得るために、番組を作る立場の方々には常に勉強する姿勢を維持してもらいたいと思います。そういうところがしっかりしてこそ、自信を持って公正で正確な番組を作れるのではないかと思います。そういう意味では、今の百田委員がおっしゃったようなことの実現は、難しいと思いますが目標として考えていただいてもいいのではないかと思います。
 (松本会長)
 今おっしゃったことは、NHKの仕事としてきちんとしなければならないことだと思います。公共放送としてさまざまな情報を提供し、それをもとに視聴者の方は判断されるわけです。その際NHKは、公正・公平・不偏不党をもとに判断材料を情報として提供することが大切です。材料を客観的にきちんと提供することが重要ですが、量的な問題などは難しい部分もあり、いろいろ意見をいただくことがあります。NHKの目指すところは、公平・公正という放送法に掲げてあることをきちんと踏まえ、正確な材料を提供するということです。判断するのは視聴者であり、政策は国だということを念頭に置いて放送していこうと議論しています。そういう姿勢でないと、公共放送としての仕事をしているとは言えません。制作者はいろいろ勉強していると思いますし、さまざまなツールも用いながら番組を制作しています。そういうことを通して、公共放送としての役割をきちんと果たしていくことが重要だと思います。
 (長谷川委員)
 ありがとうございます。
 (宮田委員)
 経営委員が番組について確認し、いろいろな意見を言うのはあたりまえのことだと思います。学生を教育して物を作るのが私の仕事ですが、作った物が評価されてはじめて価値を認めてもらえるのです。今回編成計画に記載されている文章は、端的に言うとクリエイティブな内容ではないなと感じました。やめる番組について、なぜやめるのかの理由はいろいろあると思います。番組をやめた場合、翌週にどういうつながり方をしているのかというと意外とつながりがないことが多いのです。私が中央放送番組審議会の委員を務めていたころからそうで、例えば、視聴率が低かったからやめるなど、理由をはっきりさせたうえで、次はそれを超えた番組を制作するというのがクリエイティブな発想だと思います。構築していくという流れがもう少し見えれば、なるほど時代を見ているなと納得できるという感じがします。
 (松本会長)
 視聴率だけで物事を判断してはならないというのが公共放送だと思います。公共放送としてやるべきことは何なのか、例えば、今Eテレの番組や落語や浪花節などの番組は公共放送だからこそできる側面があります。公共放送しかできないことは何なのかをきちんと位置づける必要があります。視聴率だけで考えていると、そういう番組はなくなってしまうかもしれません。しかし、一方で「大河ドラマ」や、「連続テレビ小説」などNHKの一つの看板のような番組は、皆さまに楽しんでいただけるようにしなければならず、視聴率を取らなければならない場合もあります。考え方を分けたうえで対応しなければなりません。例えば、「N響アワー」は一時期廃止されましたが、議論の結果翌年度に復活させました。一律に考えるのではなく、公共放送とは何なのか、どういう役割を果たすべきなのかを基本に置いて、今百田委員がおっしゃったような番組や教養番組もきちんと放送することが重要なのです。教養、教育、報道、娯楽の各種別の番組の調和を保つようにしなければいけないということは制度として決められていますので、バランスを取りながら一番いい形で役割を果たしていきたいと思います。法律で決まっているというだけでなく、受信料の支払いに跳ね返ることにもなりますので、NHKの存在感そのものの問題になると思います。そういうことを頭に置きながら、みんなで研究しています。
 (宮田委員)
 そうですね。分かりました。
 (室伏委員)
 私も公共放送は視聴率だけに左右されてはいけないと思います。私は科学者ですので、科学番組をよく拝見するのですが、非常に細かく丁寧に取材されていて、しっかりした科学的な根拠が示された番組が多いと感じています。たまに疑問に思う番組もないことはないのですが、ほとんどの番組は丁寧に作られており、きちんとした科学的根拠を提供していることが分かります。科学番組以外においても明確な根拠を示したうえで、視聴者に判断していただくことが重要です。判断力を視聴者に身に付けていただくための材料提供という意味でも、視聴率にあまり左右されないことが必要だと思います。今の日本人にとって何が必要なのか、あるいは人類や地球上の生物たちが持続可能な世界を作るために何が必要かということを考えた番組は多いと感じていますので、その線は崩さないでいただきたいと思います。NHKには、感情的に流されるような報道はしていただきたくないと思っています。すべてのことについて根拠あるいは科学的な裏づけをきちんと収集した番組作りはNHKのこれまでの実績だと思いますし、これからも目指していただけると期待しています
すなわち、事業計画と編集への介入が混同されており
経営委員会の性格があいまいになっている
これが、今回のNHK経営委員の「非常識な発言」のルーツだろう



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