動画22分「安心して暮らしたい」福島の子どもが政府に訴え/OurPlanet-TV
福島の小中学生4人が上京し、原発事故の影響で辛い生活を強いられている自分たちの思いを綴った手紙約40通を、内閣府原子力災害対策本部と文部科学省の担当者に手渡し、「どうしてこんな思いをしなくてはいけないのか」と訴えた。
主催したのは、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク。原発事故の一番の被害者である福島の子どもたちの声を永田町に届けようと企画したもので、会場の衆院議員会館には、首都圏だけでなく、京都や山口県からの参加者もあり、子どもたちの声に耳を傾けた。
中学2年生の橋本伽耶さんは、「わたしは6月に転校をしてとても悲しい思いをしました。友達も泣いて別れを惜しんでくれました。こんなふうにバラバラになっていくのは、わたしたちにとって耐え難く悲しいことです。出て行った人も残った人もお互いのことが心配でたまりません。ですから、わたしたちが学校の友だちとみんなで安全な場所に避難できるよう、真剣に考えてください。そして、わたしたちが避難している間に、森も山も川も田畑も、福島県全域を徹底的にきれいにする計画を立てて、実行してください。わたしたちが将来安心して暮らせるよう、最大限の努力をしてください」と訴え、避難範囲を見直し、学校ごと集団疎開できるよう訴えた。
子どもたちのストレートな問いに対し、政府の担当者は、「除染が期待されていると思うので
頑張ります」と回答。子どもたちの悲しい思いはそういうことではない。疎開については
どう思うのかと指摘されると、マイクをたらい回しにし、10人出席した政府関係者は誰ひとり、きちんとした回答をしなかった。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1203
山本太郎、福島の子どもたちとともに内閣府、文科省、保安院の役人と対峙「場当たり的なことはやめてください!」と声を荒げる/シネマトゥデイ
シネマトゥデイ 8月17日
17日、俳優の山本太郎が衆議院議員会館にて、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークが主催の「子どもの声を政府に届けよう!」に参加した。
この日、永田町の議員会館には4人の小中学生たちが福島から自分たちの声を政府に届けるためにやってきた。「福島県民よりもお金が大切なんですか?」「福島の子どもたちは、プールにも入れません。マスクをして、登下校をしているのに、基準値を何十倍も引き上げて、どうして安全と言えるんですか?」「こんなことになった、原発がわたしは大嫌いです」まっすぐな意見が、子どもたちから向けられるなか横一列に並んだ内閣府、文科省、保安院の10名の"おとな"たちは、うつむくばかり。
6月に転校をしたという女の子は、「わたしは6月に転校をしてとても悲しい思いをしました。友達も泣いて別れを惜しんでくれました。こんなふうにバラバラになっていくのは、わたしたちにとって耐え難く悲しいことです。出て行った人も残った人もお互いのことが心配でたまりません。ですから、わたしたちが学校の友だちとみんなで安全な場所に避難できるよう、真剣に考えてください。そして、わたしたちが避難している間に、森も山も川も田畑も、福島県全域を徹底的にきれいにする計画を立てて、実行してください。わたしたちが将来安心して暮らせるよう、最大限の努力をしてください」としっかりとした口調で訴えた。だが、大人たちからの回答は「いまの皆さんの意見は持って帰ってできる限りのことをします。除染はしっかりとやっていくことを先週表明しました」「早く帰れるように、頑張ります」と集団疎開など具体的なことについてはまったくふれず、除染への"最大限の努力"を話すばかり。この態度に対し、山本が、「補償はどうするつもりなんですか? 除染したって、毎日毒が出続けているんだから住めるわけないでしょう。場当たり的なことはやめてください」と思わず声を荒げる場面もあった。
あいまいな、はぐらかすような回答ばかりが目立つ大人からの回答に失望感でいっぱいな子どもたちの様子に、「(今日のやりとりをみた)感想は残念の一言に尽きます。でも仕方がないと思うのは、おそらく決定権がない方々。だからおっしゃることは"持って帰って"ばかりです。持って帰ってもそこからは何も生まれないんでしょう。でも今日の子どもたちの話を聞いたことで、個人レベルでは、変えて行きたいと思ったはずです。皆さんかつては、こんなときに人々を救いたいという熱い思いでいまの仕事につかれたはず。だから、皆さんにお願いしたいのは、皆さんにも戦って欲しい。やっているふりはいりません。この子どもたちは、これから先の日本を支えていく子たちです。子どもたちのために勇気を出して戦ってください」と真剣な表情で訴えた。また、北海道から帰ったばかりの山本に、この日決定した北海道の泊原発に関して記者から質問が及ぶと、「もう原発は動かしちゃダメだと思う」と訴える福島の子どもたちとともに「いったい福島の事故でなにを学んだのか? なにも学んでいない!」と再稼働への怒りを伝えた。
この日は数か月前に山本が文科省の前で20ミリシーベルト問題を訴えたときに比べると、数えきれないほどの報道陣が駆けつけ、テレビ局、新聞各社が山本を取り囲んだ。ニコニコ動画での生放送は、2万人近くの人が見守った。事務所を辞め、福島の子どもたちのために立ち上がった山本の決意は、マスコミを動かした。「僕ら大人が子どもたちを守らなければいけない。子どもたちのために、勇気を出して戦ってください」という彼の想いは、日本中の大人たちの心にどのように伝わっていくのだろうか。(編集部・森田真帆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110817-00000025-flix-movi
山本太郎「職業は脱原発」国民運動訴え/日刊スポーツ
俳優山本太郎(36)が17日、東京・千代田区の衆議院議員会館で福島第1原発事故で避難している子どもたちが政府に現状を訴える集会に駆けつけた。山本は「メーンの仕事は脱原発。どこかに属さず、フレキシブルに動いてエネルギー交換したい」と、脱原発を国民運動にしたいと訴えた。また脱原発依存を訴えている菅直人首相(64)について「今、辞めないでくれと言いたい」とも話した。
福島第1原発の事故で避難生活を強いられている福島の子どもたちが、「(放射能を)なぜ早く除染してくれなかったんですか?」「集団疎開は?」と必死に政府の原子力対策本部と文部科学省の担当者に問いかけた。担当者が回答にならないような返答を繰り返すのを見て、山本はあきれ、憤っていた。
「残念の一言に尽きる。ここにいらっしゃる人(担当者)は決定権がない。除染をしたからって毎日フレッシュなもの(放射能)が届いてる。お金がかかるだけ。やってるフリはいらない。20、30年で日本が終わる政策をしている。勇気を出してみんなで戦っていきませんか」と力説した。
集会を主催した「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」は(1)学校の校舎、校庭の利用基準として文科省が定めた放射線量年間20ミリシーベルト撤回(2)計画的避難区域外の自主避難している人への賠償の必要性(3)住民票を福島に残した上でコミュニティーが一時避難する「サテライト疎開」を訴えている。
山本は「政治で変えられるなら、とっくに動いてる。国民1人1人が本気になって戦って、うねりにするしかない」と政治への失望と市民運動の重要性を強調した。そして「小さいときから自由。市民運動の中で、どこにも属することなくフレキシブルに動くことで、いろいろなことができる」とフリーで活動を続け、同じ方向性で活動するさまざまな団体と意見交換していく考えという。
菅首相については「政治家の中で責任のある方は、脱原発を口にすることも許されなかった。それが口にした次の日に、『個人的な意見』とトーンダウンするくらい周りからプレッシャーがかかったのだろう」と一定の理解を示した。その上で「(首相が)誰かに代わったら、破滅的な方向に進むしかなくなる。誰も手を挙げたくないポジションだろうけど、周りが何と言おうと粘って人としてやれることをやってほしい」と訴えた。
山本自身は「早く普通の生活に戻りたい」というのが本音だという。「子どもがほしいなぁ。でも子どもに残せる将来がない。大好きなのに、本当に悔しい。産んでくれる人もいないというのもあるけど」と自嘲気味に笑った。【村上幸将】
[2011年8月18日8時51分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110818-821771.html
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福島の小中学生4人が上京し、原発事故の影響で辛い生活を強いられている自分たちの思いを綴った手紙約40通を、内閣府原子力災害対策本部と文部科学省の担当者に手渡し、「どうしてこんな思いをしなくてはいけないのか」と訴えた。
主催したのは、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク。原発事故の一番の被害者である福島の子どもたちの声を永田町に届けようと企画したもので、会場の衆院議員会館には、首都圏だけでなく、京都や山口県からの参加者もあり、子どもたちの声に耳を傾けた。
中学2年生の橋本伽耶さんは、「わたしは6月に転校をしてとても悲しい思いをしました。友達も泣いて別れを惜しんでくれました。こんなふうにバラバラになっていくのは、わたしたちにとって耐え難く悲しいことです。出て行った人も残った人もお互いのことが心配でたまりません。ですから、わたしたちが学校の友だちとみんなで安全な場所に避難できるよう、真剣に考えてください。そして、わたしたちが避難している間に、森も山も川も田畑も、福島県全域を徹底的にきれいにする計画を立てて、実行してください。わたしたちが将来安心して暮らせるよう、最大限の努力をしてください」と訴え、避難範囲を見直し、学校ごと集団疎開できるよう訴えた。
子どもたちのストレートな問いに対し、政府の担当者は、「除染が期待されていると思うので
頑張ります」と回答。子どもたちの悲しい思いはそういうことではない。疎開については
どう思うのかと指摘されると、マイクをたらい回しにし、10人出席した政府関係者は誰ひとり、きちんとした回答をしなかった。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1203
山本太郎、福島の子どもたちとともに内閣府、文科省、保安院の役人と対峙「場当たり的なことはやめてください!」と声を荒げる/シネマトゥデイ
シネマトゥデイ 8月17日
17日、俳優の山本太郎が衆議院議員会館にて、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークが主催の「子どもの声を政府に届けよう!」に参加した。
この日、永田町の議員会館には4人の小中学生たちが福島から自分たちの声を政府に届けるためにやってきた。「福島県民よりもお金が大切なんですか?」「福島の子どもたちは、プールにも入れません。マスクをして、登下校をしているのに、基準値を何十倍も引き上げて、どうして安全と言えるんですか?」「こんなことになった、原発がわたしは大嫌いです」まっすぐな意見が、子どもたちから向けられるなか横一列に並んだ内閣府、文科省、保安院の10名の"おとな"たちは、うつむくばかり。
6月に転校をしたという女の子は、「わたしは6月に転校をしてとても悲しい思いをしました。友達も泣いて別れを惜しんでくれました。こんなふうにバラバラになっていくのは、わたしたちにとって耐え難く悲しいことです。出て行った人も残った人もお互いのことが心配でたまりません。ですから、わたしたちが学校の友だちとみんなで安全な場所に避難できるよう、真剣に考えてください。そして、わたしたちが避難している間に、森も山も川も田畑も、福島県全域を徹底的にきれいにする計画を立てて、実行してください。わたしたちが将来安心して暮らせるよう、最大限の努力をしてください」としっかりとした口調で訴えた。だが、大人たちからの回答は「いまの皆さんの意見は持って帰ってできる限りのことをします。除染はしっかりとやっていくことを先週表明しました」「早く帰れるように、頑張ります」と集団疎開など具体的なことについてはまったくふれず、除染への"最大限の努力"を話すばかり。この態度に対し、山本が、「補償はどうするつもりなんですか? 除染したって、毎日毒が出続けているんだから住めるわけないでしょう。場当たり的なことはやめてください」と思わず声を荒げる場面もあった。
あいまいな、はぐらかすような回答ばかりが目立つ大人からの回答に失望感でいっぱいな子どもたちの様子に、「(今日のやりとりをみた)感想は残念の一言に尽きます。でも仕方がないと思うのは、おそらく決定権がない方々。だからおっしゃることは"持って帰って"ばかりです。持って帰ってもそこからは何も生まれないんでしょう。でも今日の子どもたちの話を聞いたことで、個人レベルでは、変えて行きたいと思ったはずです。皆さんかつては、こんなときに人々を救いたいという熱い思いでいまの仕事につかれたはず。だから、皆さんにお願いしたいのは、皆さんにも戦って欲しい。やっているふりはいりません。この子どもたちは、これから先の日本を支えていく子たちです。子どもたちのために勇気を出して戦ってください」と真剣な表情で訴えた。また、北海道から帰ったばかりの山本に、この日決定した北海道の泊原発に関して記者から質問が及ぶと、「もう原発は動かしちゃダメだと思う」と訴える福島の子どもたちとともに「いったい福島の事故でなにを学んだのか? なにも学んでいない!」と再稼働への怒りを伝えた。
この日は数か月前に山本が文科省の前で20ミリシーベルト問題を訴えたときに比べると、数えきれないほどの報道陣が駆けつけ、テレビ局、新聞各社が山本を取り囲んだ。ニコニコ動画での生放送は、2万人近くの人が見守った。事務所を辞め、福島の子どもたちのために立ち上がった山本の決意は、マスコミを動かした。「僕ら大人が子どもたちを守らなければいけない。子どもたちのために、勇気を出して戦ってください」という彼の想いは、日本中の大人たちの心にどのように伝わっていくのだろうか。(編集部・森田真帆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110817-00000025-flix-movi
山本太郎「職業は脱原発」国民運動訴え/日刊スポーツ
俳優山本太郎(36)が17日、東京・千代田区の衆議院議員会館で福島第1原発事故で避難している子どもたちが政府に現状を訴える集会に駆けつけた。山本は「メーンの仕事は脱原発。どこかに属さず、フレキシブルに動いてエネルギー交換したい」と、脱原発を国民運動にしたいと訴えた。また脱原発依存を訴えている菅直人首相(64)について「今、辞めないでくれと言いたい」とも話した。
福島第1原発の事故で避難生活を強いられている福島の子どもたちが、「(放射能を)なぜ早く除染してくれなかったんですか?」「集団疎開は?」と必死に政府の原子力対策本部と文部科学省の担当者に問いかけた。担当者が回答にならないような返答を繰り返すのを見て、山本はあきれ、憤っていた。
「残念の一言に尽きる。ここにいらっしゃる人(担当者)は決定権がない。除染をしたからって毎日フレッシュなもの(放射能)が届いてる。お金がかかるだけ。やってるフリはいらない。20、30年で日本が終わる政策をしている。勇気を出してみんなで戦っていきませんか」と力説した。
集会を主催した「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」は(1)学校の校舎、校庭の利用基準として文科省が定めた放射線量年間20ミリシーベルト撤回(2)計画的避難区域外の自主避難している人への賠償の必要性(3)住民票を福島に残した上でコミュニティーが一時避難する「サテライト疎開」を訴えている。
山本は「政治で変えられるなら、とっくに動いてる。国民1人1人が本気になって戦って、うねりにするしかない」と政治への失望と市民運動の重要性を強調した。そして「小さいときから自由。市民運動の中で、どこにも属することなくフレキシブルに動くことで、いろいろなことができる」とフリーで活動を続け、同じ方向性で活動するさまざまな団体と意見交換していく考えという。
菅首相については「政治家の中で責任のある方は、脱原発を口にすることも許されなかった。それが口にした次の日に、『個人的な意見』とトーンダウンするくらい周りからプレッシャーがかかったのだろう」と一定の理解を示した。その上で「(首相が)誰かに代わったら、破滅的な方向に進むしかなくなる。誰も手を挙げたくないポジションだろうけど、周りが何と言おうと粘って人としてやれることをやってほしい」と訴えた。
山本自身は「早く普通の生活に戻りたい」というのが本音だという。「子どもがほしいなぁ。でも子どもに残せる将来がない。大好きなのに、本当に悔しい。産んでくれる人もいないというのもあるけど」と自嘲気味に笑った。【村上幸将】
[2011年8月18日8時51分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110818-821771.html
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