新刊『戦争を止めたい』出版のお知らせとお願い/豊田直巳

2009-04-22 09:04:15 | 新刊・新譜情報
友人の皆さん
人権擁護、平和の確立、環境の保全など、私たちの未来への夢
を紡いで、日々に、ご活躍している皆さん。
フォトジャーナリストの豊田直巳です。
ご無沙汰しております。いつもお世話になりっぱなしで、失礼
を重ねております。
なかなか皆さんの前に顔を出すことの出来なかった言い訳とし
てきた「原稿書き」の結果が、やっと形になりました。本日発
売の予定です。(地域によってはここ数日掛かるようですが)
タイトルも、そのままズバリ、直球です。
『戦争を止めたい
―― フォトジャーナリストの見る世界 ――』
(岩波 ジュニア新書)
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0904/500621.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%96L%93c%81@%92%BC%96%A4/list.html

いまどき、流行らないと言わないでください。こうしている間
も、私たちが眠っている間にも、「何処と知れず」ではなく、
公然と、カメラの前でさえ「戦争」が続いてるのですから。
しかし、目をつぶれば、いいえ、テレビのリモコンを触っただ
けで、まるで「戦争」の方がバーチャルだったかのように、眼
前から消えて、画面には刹那を「楽しませる」無数の映像が流
されてきます。インターネットに接続したコンピューターの前
に座れば、まさに「情報の洪水」に流されそうです。
それでいながら、よく耳にするのは「何が起こっているのか、
よくわからない」というつぶやきです。わからないはずです。
「情報」番組ですら「わかりやすい」という決まり文句の下に
、一番大切な問題を切り落としてしまっているのですから。
「では、何が大切か?」とお思いの貴方。そういう貴方にこそ
、そのヒントになる現場を紹介したいという思いからスタート
したのが、本書です。成功しているか否かは、お読みになった
貴方の判断に、お任せするしかないのですが・・・。
サブタイトルに「フォトジャーナリストの見る世界」と付しま
したとおり、写真は扉を含んで81ページ分、全59点ですので
、「気分は写真集」のような感じにもなっております。
是非、お手にとってご覧いただき、お気に召しましたら、ご友
人にもご紹介いただければ、嬉しく思います。
ということで、拙著を宣伝する「恥ずかしさ」も省みずの、お
知らせとお願いです。
豊田直巳拝

-------------------------

■目次
第1章 いま,戦争を撮るということ
第2章 フォトジャーナリストの世界に飛び込んで
第3章 戦場と私たちの距離
第4章 戦争の犠牲者とは誰か
第5章 平和な未来をつくれるか
あとがき

■内容紹介
 この本は,フォトジャーナリストとして活躍する豊田直巳さんが,世界の紛争地を取材した体験をたくさんの写真とともに報告し,戦争はなぜ起きるのか,平和はなぜ大切なのか,そして,私たちの生きている日本のいま,について考えたものです.
 「戦争」というと,遠い昔のできごとか,あるいは,遠く離れた国のできごとのように感じるかもしれません.
 でも,世界の紛争地で豊田さんが出会った人たちは,けっして,特別な人たちではありません.私たちと同様に,食事をし,仕事に行ったり,学校に行ったり,友だちと冗談を言い合って,おかしいことには笑い,時には兄弟げんかをしたりしています.その,私たちと同じ人間が,戦争によって親や兄弟の命を奪われたり,あるいは自身が負傷したりして苦しんでいます.
 また,私たちの暮らす日本にとっても,戦争はけっして過去のことではありません.いまも続いているイラク戦争では,日本の自衛隊がイラクへ派遣され,アメリカの戦争を支援してきました.
 戦争を止めたい――.これが,自身も命の危険にさらされながら,数々の戦争の現実を目にしてきた豊田さんの心の底からの願いです.それは,豊田さんが出会った,戦争によって苦しめられている人々の願いでもあります.
 目の前で繰り広げられる暴力,破壊,殺人に,ジャーナリストに何ができるのか,写真で何が変えられるのか.悩み,怒り,苦しみながら,でも希望を捨てずに取材を続けてきた,そんな豊田さんの熱い思いが込められています.日本を戦争の被害者にも,加害者にもしないために,どうすればよいか.ぜひ若い人たちに読んでもらい,色々なことを考えてもらえればうれしいです.


よろしければ、クリックお願い!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。