2008年4月3日。韓国・済州(チェジュ)島では60年前の悲劇を哀悼する祈りの声が響いた。
1948年4月3日に始まった「4・3事件」。2万5千人~3万人という島民が虐殺された事件である。韓国建国前夜、アメリカ主導で進んでいた南朝鮮の単独選挙に対し、南北分断につながるものとして抵抗した島民が警察署を襲撃したのを機に、全島に広がる弾圧に発展した。これまでは、「アカの島」でおきた「共産暴動」と烙印(ら . . . 本文を読む
戦時中に中国から強制連行され炭鉱で過酷労働を強いられたとして、中国人45人が国と炭鉱を経営していた三井鉱山、三菱マテリアル(いずれも東京)に計約10億円の損害賠償を求めた中国人強制連行福岡訴訟第二陣の控訴審の進行協議で、福岡高裁(石井宏治裁判長)は21日、原告、被告双方に対し、「和解による解決への前向きの配慮を求める」とする和解所見を提示した。
原告弁護団によると、中国人強制連行訴訟をめぐって . . . 本文を読む
2005年度で全体の99%、約1兆8200億円が不透明な随意契約で行われた。その見返りが天下りだ。0
2年度からの5年間の契約金額が約1兆4200億円の三菱重工に28人、約6700億円の川崎重工に13人
と、巨額の受注実績を誇る企業に多くの防衛省・自衛隊OBが在籍する。
元大手重工の幹部は「(OBによる防衛省への)働き掛けは必要ない。こういうものを欲しがっていると教え
てくれるだけでも、立派な . . . 本文を読む
21日付「ワシントンポスト」は、ポーラ・ドブリアンスキー米国務次官(民主およびグローバル問題担当)の寄稿を掲載した。ドブリアンスキー氏は「チベットの前進への道」と題するこの寄稿の文末で、その肩書をわざわざ「米国政府チベット問題特別調整官」と明記している。
まず、この肩書自体に非常に問題がある。一般的な常識として、調整官たるもの係争双方の認可が必要だ。だがドブリアンスキー氏のこの肩書は、第三者た . . . 本文を読む