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駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

理屈が通らない話しにはウラがある

2016年09月14日 | 大家さん
社員が電話で家主さんと話していて 
 
中々埒が空かずにイライラしていました。 
 
本人は家主の理不尽な話しに 
 
一生懸命に付き合ってああだこうだと説得していますが 
 
はたから見ると 
 
この話しは一日中話しても説得できない 
 
この事がすぐに分かります。 
 
が話してる本人はそれが分からずカリカリする訳です。 
 
どうして説得できないかと言うと 
 
相手が繰り出す話しに一貫性が無いからです。 
 
こちらの話に対して別の話を持ち出して怒鳴る訳です。 
 
今回の話は 
 
退去したお客様に敷金を返さないって話しです。 
 
で担当社員は 
 
今回のケースは原状回復費用はとれないし 
 
そもそも内装工事もしなければルームクリーニングもせずに 
 
次の入居者募集をする訳ですから経費もかかってない訳です。 
 
で担当は敷金を返すように説得する訳ですが 
 
当の家主は 
 
契約の時に礼金がもらえなかったから返せないとか 
 
ルームクリーニングはオレが自分でやった事にしとけとか 
 
そんな理屈の通らない話しを延々とする訳です。 
 
この話しを側から聞いて 
 
この家主は絶対に説得できないと思うのは 
 
自分の話してる事の筋が通らない 
 
この事を本人が良く分かってるからです。 
 
筋の通らない事を分かってる相手に 
 
いくら筋道を立てて話しても 
 
それは無意味だって事です。 
 
にも関わらず担当者は電話で熱くなってますから 
 
つい声を荒げながら話してる訳です。 
 
では 
 
その家主はなぜ筋が通らないのにお金を返そうとしないのでしょうか? 
 
これも簡単に分かります。 
 
返すお金が無いのです。 
 
お金は無いのですが 
 
家主のプライドが 
 
“お金がありません” 
 
なんて言葉を出させない訳です。 
 
ですから 
 
理屈にならない話しで延々と頑張る訳です。 
 
私の経験上 
 
理不尽な話しをし続ける人は 
 
精神的な病か金欠です。 
 
ですから 
 
原因がそこにある以上は 
 
いくら理を語っても解決しない訳です。 
 
まるで宇宙人と会話してるくらいにかみ合わないものです。 
 
会話が意味をなさない以上は 
 
とっとと話しを切り上げて 
 
次の行動に移るべきです。 
 
不動産の仕事を長く続けるには 
 
この理解が欠かせません 
 
理不尽な話しをする人にいちいち感情的になっては 
 
こちらの神経が持ちませんからね。 
 
ですからその理不尽な話しに付き合うのではなく 
 
次の行動にとっとと移る訳です。 
 
では次の行動とは? 
 
まあケースによって色々ですね。 
 
裁判に訴える準備をする事もありますし 
 
逆に相手が裁判に訴える 
 
そう仕向ける事もあります。 
 
残念ながらこの辺は具体的には書けませんが 
 
いずれにしても 
 
理不尽な話しは感情的になりがちですが 
 
不動産業界で生きて行くには 
 
その感情を抑えて 
 
相手の発言の原因となってる事 
 
これを暴き 
 
そして解決の道を探る訳です。 
 
この話し 
 
私生活でもよくありますよ。 
 
昔友人から 
 
最近奥さんがやたら理不尽な話しを持ち出して困る 
 
なんて相談を受けた事があります。 
 
例えば 
 
結婚する前に付き合ってた彼女の話で激高したりする 
 
そんな話でした。 
 
過去にそんな彼女がいたのを承知で結婚した訳ですからね 
 
理不尽な話しですが 
 
とにかくやらたそんなたぐいの話しをするようになったって訳です。 
 
まぁ不動産屋をしてれば簡単に理由は想像できますよね 
 
で友人ですからね 
 
ズバリ言った訳です 
 
“奥さん男がいるよ” 
 
って 
 
まぁ私の仕事はそこまでです。 
 
これ以上関わる気はありませんからね。 
 
その後付き合いは無くなりましたが 
 
慰謝料を取って離婚した話しは風の噂で耳にしました。 
 
まぁとにかくそんな感じです 
 
理不尽な話しをしてきた時には 
 
相手には 
 
その理不尽な話しをするだけの理由があるって事です。 
 
不動産業界で生きて行くには 
 
まず頭に叩き込みたい基礎知識のひとつです。 
 
 
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忘却は神が人間に与えた宝

2016年09月13日 | 人生一般
先日ゴルフをご一緒した方 
 
高血圧の持病を持っていて 
 
毎朝血圧を自宅で測ってるそうですが 
 
その日の朝はいつもより高かったようで 
 
元気がありませんでした。 
 
でゴルフ場につくなりフロントの人に血圧計は無いか尋ねていました。 
 
血圧計は置いてないって事でしたが 
 
それを聞いて 
 
ますます不安になったようで 
 
結局一日中倒れないようにビクビクしながらゴルフをしていました。 
 
で 
 
無事に終わって最後 
 
私が聞いた訳です 
 
何か自覚症状はありましたか? 
 
って 
 
すると 
 
血圧は自覚症状がないから恐いんだよ 
 
って不安げに答えました。 
 
まぁそうなんでしょうね。 
 
しかし私はこの話を聞いて 
 
血圧の知識が無かった昔の人はどうだったんだろう? 
 
って思いました。 
 
血圧の知識がなければ 
 
体調は絶好調ですから 
 
倒れるまで何も心配する事は無かったんでしょうね。 
 
昔は倒れてしまえば救う術も無かった訳ですから 
 
本人は何も知らないまま死んだんでしょうね。 
 
ところが今は医療が発達して 
 
血圧と脳梗塞や心臓病の関係が分かってますから 
 
体調は絶好調ですが 
 
血圧の高い人は毎日心配して生きる事になります。 
 
この方の場合は 
 
もう15年以上前から血圧が高いのが分かっていて 
 
ずっとビクビクして生きてきた訳です。 
 
そんな事を考えると 
 
医療の進歩は人生の質を低下させる 
 
そんな側面は間違いなくあると思うようになります。 
 
つまり 
 
知らなきゃ健康で楽しい人生が送れるのに 
 
知ってしまったために 
 
憂鬱な人生になるって訳です。 
 
まぁだからと言って医療を否定する気はありませんが 
 
私達の人生は健康問題に限らず 
 
知らなければ何事も無く平和に暮らせるのに 
 
知ってしまったために不幸な人生になる 
 
こんな事はたくさんある訳です。 
 
と言うより 
 
人は過去を全て知られてしまえば 
 
大体今暮らす人との関係はうまく行かなくなります。 
 
極端な例は最近よく裁判になる 
 
いわゆる忘れられる権利ですね。 
 
とても優しいご主人で幸せな家族生活を送ってるのに 
 
ある日奥さんがネットで 
 
ご主人が刑務所に入ってた 
 
なんて事を知ってしまって 
 
それまで築いて来た幸せな家庭は崩壊 
 
なんて事も起る訳です。 
 
ですから 
 
ネットの時代は 
 
本来知られることの無い過去が暴かれる 
 
そんな厳しい時代だとも言える訳です。 
 
若い頃好奇心で少しだけ出たAV 
 
これがいつまでもネットで残り 
 
毎日ビクビクしてるお母さんも多いんだろうと思います。 
 
ですから 
 
今の時代は特に 
 
若い内からその備えをしないと 
 
とても危険 
 
そんな風にも言える訳です。 
 
以前暴走族時代の画像がSNSから消えずに審査落ちになったお客様がいましたが 
 
これもいくら大声を出して喚いても 
 
残念ながら入居させる事はできません。 
 
そんな訳で 
 
私達人間は本来知らなければ平和に暮らせるのに 
 
知ってしまったために生活が崩壊する 
 
そんな事もたくさんあるんだって事です。 
 
であれば 
 
現在が幸せであれば 
 
あえて過去は深入りしない 
 
これも幸せな人生を送りたければ 
 
絶対に意識しなければなりません。 
 
国レベルでも 
 
過去事をお互いああだこうだと言ってはいつまでも仲良くできません。 
 
不幸な過去は不幸な過去として 
 
お互いもう突っ込まない 
 
この意識がなければ 
 
また同じ不幸を繰り返す 
 
私達人間はそんな愚かな生き物なんです。 
 
この仕事をしていて思うのは耐震診断ですね 
 
地震国日本は建物の地震対策の指導は厳しくなる一方です。 
 
国民の命を守るのが行政の役割ですから間違ってはいませんが 
 
自宅マンションが耐震基準を満たしてない 
 
何てことが分かれば 
 
人によっては生きた心地がしませんよね。 
 
だからと言って補強はお金がかかりますから 
 
簡単には行えません 
 
耐震強度不足と分かったためにビクビクして生きる人 
 
これまた増え続けてるんだろうと思います。 
 
これも知らなければ 
 
平和に死ぬまで何事もなく暮らせてた 
 
なんて思ったりする訳です。 
 
いずれにして 
 
私達が生きる今の時代は 
 
ネットや医療の発達や行政の指導により 
 
昔は知る事の無かった知識がどんどん入ってくる訳です。 
 
そしてその知識は 
 
ほとんどが人を不安に陥れ 
 
人生の質を落とす 
 
そんな側面があります。 
 
ですから 
 
情報が洪水のように流れ得てくる今の時代は 
 
あえて知識から目を反らす 
 
そんな事も必要なのか? 
 
なんて思ったりする訳です。 
 
いずれにしても 
 
熊本地震では最新の耐震基準を満たした建物も崩壊しました 
 
って事は 
 
いくら心配して備えても 
 
最後は運だって話しです。 
 
情報が氾濫する時代に生きるには 
 
開き直り 
 
これが大切だと私は思っています。 
 
ですから 
 
私は人間ドックはいくら勧められても行かない訳です。 
 
体調は今絶好調ですからね 
 
にも関わらずドッグで 
 
ポリープだとかなんとか言われて腹の中をグリグリされては 
 
もう生きていても仕方が無い 
 
なんて悲観的な考えが浮ぶ 
 
そんな気がするのです。 
 
自分の性格は自分が良く分かってますから・・ 
 
 
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失敗を止めるのは至難の業

2016年09月12日 | 大家さん
若い頃読んだ営業のノウハウ本に 
 
イエス、バット話法ってのがありました。 
 
話しの結末は違っても 
 
一旦相手の言葉を受け入れて 
 
それからやんわりと自分の話を語りましょうって事です。 
 
これは営業のノウハウですが 
 
どうやら宗教団体でも取り入れているようで。 
 
ある宗教団体の方達は 
 
皆こちらの話しを受け入れる事から入りますね。 
 
まぁしかし営業に限らず 
 
私達人間は自分の話を受け入れる人には好意を持つ 
 
そんな生き物ですから 
 
日頃の生活に於いても 
 
これは大切な事かも知れませんね。 
 
いつも思うのが 
 
この逆のタイプも多いですよね。 
 
つまり 
 
相手の話を否定するのがクセになってる人です。 
 
多分この方達は自分のコンプレックスの反動なんでしょうね。 
 
相手を否定する事によって 
 
自分のプライドを保つ 
 
そんな潜在意識が強いんだと思います。 
 
この手の方達は早めに話しを切り上げないと 
 
険悪になりますから要注意です。 
 
当社の家主さんにも典型的な方がいましたね。 
 
こんな感じです。 
 
社長さーアパートをもう一つ買おうかと考えてるんだけどどう思う? 
 
もう十分お持ちなので腹八分で良いんじゃないですか? 
 
それは間違いだよ相続税が重いから買うべきでしょう? 
 
そうですねではお買いになるのも良いかも知れません。 
 
でも相続対策はリスクも負うからやたらやっちゃダメなんだよ 
 
おっしゃる通りですね慎重にタイミングも見て・・ 
 
タイミングって何? そんな事言ってたらいつまでも進まないでしょう? 
 
そうですね思い立った時が良い時期かもしれません。 
 
でも今買うのもバカみたいだよね。 
 
・・・・・・・ 
 
社長どう思うよ? 
 
〇〇さん 
 
何? 
 
私次の予定がありますからこの話しの続きはまた後日しましょう。 
 
分かった 
 
こんな感じで私ははぐらかしていましたが 
 
あれから25年 
 
ずっとお付き合いいただいて最近亡くなりました。 
 
この方 
 
当初はたくさんの不動産屋とお付き合いがありましたが 
 
最後は当社だけでした。 
 
私のはぐらかしが効を奏した訳です。 
 
そんな感じで 
 
相手の話を否定するのがクセになってる方は 
 
はぐらかしが効果的 
 
これも不動産の仕事をするには頭に入れておきましょう。 
 
それと 
 
人間は自分の話を受け入れてくれる人には好意を持ちますが 
 
自分自身はこれも意識して排除しないと 
 
バカ扱いされますよ。 
 
心地よい言葉だけ受け入れる人は成長しませんからね 
 
実際 
 
お世辞におぼれて財産を無くす人 
 
イエスマンだけと付き合って会社をつぶす人 
 
たくさんいましたからね。 
 
経営者となれば 
 
お世辞や褒め言葉は 
 
すぐにゴミ箱に捨てましょう。 
 
自分に厳しい言葉 
 
これが自分にとっては本当の宝です。 
 
当社の社員も 
 
私にお世辞を言う人は一人もいません。 
 
私が 
 
お世辞が大嫌いだってのが分かってるからです。 
 
お世辞は 
 
弱い人間や邪悪な人間の小道具です。 
 
こんな物に舞い上がってるようでは 
 
とうてい社員の生活は守れない 
 
私が心に刻んでる事です。 
 
そんな考えですから 
 
私は若い頃から大切な人には厳しい言葉を発してきました 
 
が 
 
最近それは止めました 
 
厳しい言葉を受け止められる人は世の中にほとんどいません。 
 
失敗させないように愛情で言葉を発しても 
 
相手は全て反発しておしまいです。 
 
言葉で人の失敗を止める事はほとんどできません。 
 
小さい子供に 
 
熱い物を触らせないように言葉で注意しても理解しません 
 
ところが 
 
一度熱い思いをすると 
 
歩く事ができない赤ちゃんでも二度と触る事はしません。 
 
これと同じで 
 
失敗を体験しないと理解できない 
 
これが人間 
 
最近この事がやっと理解できたって訳です。 
 
 
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貰って嬉しい→与えて嬉しい→与える姿を見て嬉しい

2016年09月11日 | 人生一般
この春から娘さんが高校生になった長津田店の店長が 
 
嬉しそうに早退して成瀬店にやってきました 
 
あまりにも顔が緩んでニコニコしてるので聞いた訳です 
 
どうしたの?って 
 
すると待ってましたとばかりに堰を切ったように話し始めました。 
 
早退してきた理由は 
 
家族で食事に行くからです。 
 
家族で食事に行くからといって早退する人間ではありませんが 
 
今回は特別です。 
 
理由は 
 
この春から高校生になった長女 
 
この子がコンビニでバイトをして 
 
初めて貰った給料 
 
これで家族を食事に連れてく 
 
って言ったそうです。 
 
私も生まれる前からよく知ってる子なので 
 
その話を聞いただけで涙腺が緩くなりましたね。 
 
何で父親も私もそんなに喜ぶかと言うと 
 
この言葉で 
 
この子が順調に成長してる 
 
これが瞬時に理解できたからです。 
 
逆に言えば 
 
私達は年齢が行っても 
 
成長が遅れたり 
 
あるいは止まったり 
 
なんて人をたくさん見てますから 
 
そうならなかった事に 
 
大変安堵する訳です。 
 
どうしてこの子が家族を食事に連れていっただけで 
 
そこまで言い切れるかと言うと 
 
私たち人間に限らず 
 
動物全体に共通する成長の証がはっきり見て取れるからです。 
 
それは一言で言えば 
 
守られる方から守る方への脱皮です。 
 
私達ほ乳類は 
 
生まれてから長い間 
 
親の庇護無しには生きられません。 
 
ですから 
 
子供の内は 
 
親から守られ与えられる 
 
これが自然な状態です。 
 
しかし健全に成長すれば 
 
今度は自らも 
 
守護者になり与える者 
 
これに変化します。 
 
つまり 
 
幼い内は与えられて喜びますが 
 
成長すれば逆に与える事によって喜びを感じる 
 
そんな風に変化する訳です。 
 
犬でも猫でも 
 
同じ変化は起ります。 
 
ところが 
 
人間には一定割合と言うか 
 
高い割合で 
 
この変化が起らない人がいます。 
 
つまり 
 
いつまでも与えられる事によってのみ喜びを感じる 
 
そんな人達です。 
 
これは健全な人生を歩めません。 
 
それと 
 
与える喜びを味わうとはっきり分かりますが 
 
与えられる喜びより与える喜びははるかに大きい物です 
 
この喜びを味わう事がない成長の遅れた人達は 
 
気の毒 
 
私はそんな風に感じます。 
 
私は子供好き 
 
って何度も言ってますが 
 
その理由の一つは 
 
何かを与えると本当に喜ぶからです。 
 
私は与える喜びを味わい 
 
子供は与えられる喜びを味わい 
 
そこにはお互い至福の時間がある訳です。 
 
そんな感じで 
 
今回長津田の店長は大変喜んでますが 
 
実際にその嬉しさは 
 
食事を与えられる喜びではありません 
 
与える事の喜びを得た娘の成長が嬉しい訳です。 
 
この話し 
 
年配者が喜ぶ共通の原理ですからね 
 
例えば 
 
私も誕生日やなんかにプレゼントを貰う事がありますが 
 
子供から貰う安酒一本がとても嬉しいものです。 
 
幼い内はプレゼントを貰えば 
 
単にその物に喜びますが 
 
年齢を重ねると 
 
プレゼントそのものではなく 
 
そこに表われてる子供達の成長を見て 
 
それがたまらなく嬉しい訳です。 
 
いずれにしても 
 
少し人生に行き詰まったと思ったら 
 
そんな視点で自分を見てください 
 
自分は愛されてるので与えられるのが当たり前 
 
なんて意識が白髪頭になっても取れない男もよく見かけますが 
 
これでは間違いなく頭の成長は大きく遅れています。 
 
本当の喜びは与える事や誰かを守る事にある 
 
せめてこの事くらいはしっかり頭に叩き込みましょう 
 
 
 
 
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自分の言葉にがんじからめになるから大きくなれない

2016年09月10日 | 社内事情
私が子供の頃読んだ少年誌に 
 
旧日本海軍の特別攻撃機“桜花” 
 
ってのが載っていました。 
 
格好良かったですね。 
 
私はよくこの桜花の機体を描いたりしてました。 
 
その後あまりその名前を耳にする事は無かったのですが 
 
こないだ偶然その桜花のドキュメンタリーをやってたので見ました。 
 
内容は私の子供の頃漠然と憧れた物を 
 
大人になった今 
 
冷静に検証できる物だった訳ですが 
 
現実には当時の日本軍の愚かさ 
 
これに至る訳です。 
 
それにしてもこの桜花を米軍が呼んでた名前 
 
これを聞いたときには 
 
一言で憧れは冷めましたね 
 
何と呼んでたと思います? 
 
Baka bomb だそうです。 
 
つまり バカ爆弾 
 
発音はバカボン 
 
まさか同じの頃読んでたのに 
 
天才バカボンの語源が桜花だとは思いませんでしたね。 
 
当時その事を知ってれば 
 
私の憧れも吹っ飛んだんでしょうね。 
 
日本人の技術者が能力を結集して作ったのに 
 
また乗組員は 
 
命をかけて突っ込んだのに 
 
アメリカからすれば 
 
役立たずのバカボン扱い 
 
たまらないですね。 
 
まぁしかしこの事が 
 
当時の日本の欠点をよく表してますよね。 
 
実際に桜花はその発案は一人の男に行き着きます。 
 
決死の攻撃を提案して英雄扱いになった訳ですが 
 
しかし周りにはアメリカに言われるまでも無く 
 
この作戦の愚かさに気づいてる技術者や司令官もいた訳です 
 
ところが 
 
当時は威勢の良い言葉に異を唱えれば 
 
非国民扱い 
 
そんな空気があった訳ですから 
 
結局最後は皆その空気に抗えず 
 
まるでゴミくずのように若い命がガンガン失われた訳です。 
 
で 
 
この桜花の発案者の威勢の良い男 
 
自分自身は戦後も生き延び天寿を全うしてるんですよね 
 
まぁ卑怯の極みですよね。 
 
似たような話しを沖縄戦でも聞いた事があります。 
 
部下に生きて捕虜になるなと命じて 
 
突撃攻撃をさせた上官が 
 
捕虜収容所にいたそうです。 
 
で 
 
生き残りの部下達が半殺しにした 
 
そんな話しでした。 
 
まぁ戦争の異常事態の中での事ですからね 
 
あまり責めるのも酷ですが 
 
しかし人間は元来そんなものだって事ですよね。 
 
人を扇動したり威勢の良い言葉を発する人は 
 
大体は卑怯者です。 
 
私自身若い頃この世界に入りたての頃 
 
先輩達の中には 
 
ワルそうな人たちがたくさんいました 
 
で酒を飲んでは喧嘩した武勇伝を聞かされてましたが 
 
ある時私がトラブルになり相手がそのスジの人を連れて話し合いに来る事になりました。 
 
で 
 
私は何かあった時のためにその人たちに 
 
社内で待機しておくように話しました 
 
しかし 
 
その方達が来る時間になると 
 
なんと社内には誰一人残ってませんでした 
 
経営者も逃げましたので 
 
私とパートのオバサンだけでそのスジの方達と対峙した訳です。 
 
この時につくづく思いました 
 
武勇伝ばかり語る男は臆病者だと 
 
ですから 
 
私は今でも 
 
威勢の良い言葉を発する男達は嫌いな訳です。 
 
特に集団でギャーギャー喚きながら行進する人たち 
 
哀れに見えてきます。 
 
また麻原彰晃もオサマビンラデインもオマールもバグダディーも 
 
自分の言葉で部下や支持者にたくさんの人を殺させてるのに 
 
自分自身は隠れ家ですからね 
 
私はその言葉に踊らされて人生を終える若者が気の毒でなりません。 
 
世の中には 
 
言葉巧みに人を動かす邪悪な者と 
 
それを信じて疑わない純粋な人がいます。 
 
宗教はほとんどがそのパターンです。 
 
信者が熱心に布教してる中 
 
教祖は言葉だけで優雅な生活 
 
まぁその現実から目を反らす信者も悪いのですが 
 
とにかくこの構造は私たち人間社会に普遍的に存在する訳です。 
 
企業も同じですよね 
 
社員に頑張れと言葉を発しますが 
 
自分自身は夜の街愛人のお店に入り浸り 
 
昼頃出社しては社員を叱り付ける 
 
不動産業界に以前はよく見られた社長さんの典型でした。 
 
まあしかし私はそんな事ばかり考えてるから会社は大きくなれないんですよね。 
 
社長が毎日早く出社して遅くまで働く 
 
元来これでは大きな組織は作れません 
 
言葉だけで人を動かす人が組織を大きくできる訳です。 
 
社員の目に耐えられるようにと毎日意識して 
 
自分の言葉にがんじからめになる私のようなタイプは 
 
今の規模が精一杯って訳です。 
 
しかし 
 
私はどんなに大きな組織を作るより 
 
自分自身が納得できる事が優先ですからね 
 
私自身はこれはこれで別に何とも思っていません。 
 
自分の望んだ形だって訳です。 
 
大きな組織は嘘つきでなければ作れない 
 
極論かもしれませんが 
 
私はそう思っています。 
 
 
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相手があとずさりしたらこっちも一歩後退

2016年09月10日 | 社内事情

もうすっかり慣れてしまいましたが 
 
また北朝鮮が核実験をやったようですね 
 
これまた定番ですが安保理が招集されて 
 
非難声明なんてのが出て 
 
そして追加制裁の発表 
 
でまたミサイルと核実験 
 
おそらくしばらくこんな事を繰り返すんでしょうね。 
 
この問題を常任理事国が束になっても解決できないのは 
 
今国際紛争を話し合いで解決しようとするからです。 
 
過去には散々戦争で解決しようとして 
 
たくさんの命を失いましたから 
 
もう力による解決は排除 
 
これが今の国際社会の風潮ですよね。 
 
日本では憲法9条でこれを謳ってます。 
 
しかし 
 
話し合いによる解決 
 
響きは良いのですが 
 
実際には放置しましょうって事です。 
 
力によらない解決はあり得ない 
 
この事を指導者は分かってますが 
 
戦争をする決断をできない訳ですから 
 
放置するしかありません 
 
でも国民の手前放置する 
 
なんて言えませんから 
 
話し合いによる解決を連発する訳です。 
 
まぁしかし 
 
この腰の抜けた姿勢は 
 
気合いの入った相手には本当にナメられますね。 
 
北朝鮮と国際社会を見ると 
 
一匹のライオンを恐れて逃げ惑う数百頭のムーの群れ 
 
このシーンが思い浮びます。 
 
今日出されるかも知れない安保理の非難声明も 
 
追加制裁も 
 
情けなく見えますよね。 
 
大体追加制裁って言ってますが 
 
まだ余地が残ってたのか? 
 
って感じですよね。 
 
何度も何度も制裁が出来るなんてのが不思議で仕方がありません。 
 
しかしこのままナメられ続けて 
 
最後は北朝鮮は核兵器の実戦配備まで行くんでしょうかね? 
 
まぁそうはなりませんね。 
 
実は国際社会が話し合いによる解決 
 
なんて言いながら先延ばしにしてるのは 
 
まだ余裕があるからです。 
 
つまり 
 
先延ばしにするのはある意味余裕がある証なんです。 
 
実際に北朝鮮の潜水艦がアメリカ沖まで核ミサイルを積んでやってくる 
 
なんて事態まで放置するとすれば 
 
自国の安全保障の名目で中東のテロ組織と戦って来た事と整合性がとれませんからね。 
 
どこかでは腹をくくる事になります。 
 
この話し 
 
北朝鮮の指導者が分かってやってれば 
 
どこかで悲劇は食い止められると思いますが 
 
それが分からずにナメ切ってると 
 
最後は悲惨な事になりますね。 
 
どうも流れてく若い指導者の映像からはその辺が理解できてない 
 
そんな風にも思えますので心配してる訳です。 
 
この相手をナメ切ってしまったための悲劇 
 
私達の仕事ではたくさん見かけますね。 
 
奥さんや彼女が 
 
自分に惚れてるから逃げない 
 
なんてタカをくくってたら 
 
仕事から帰ってきたら 
 
荷物がすっかり無くなっていて 
 
テーブルの上に一通の置き手紙 
 
テレビドラマの話しではありません 
 
現実によく起るのです 
 
私の身近でも起りました。 
 
またおととい逮捕された入居者がいますが 
 
この人は 
 
年中反社会勢力とのつながりをチラつかせて 
 
あっちこっちで怒鳴りまくっては警察を呼ばれてました。 
 
呼ばれた警察官にも暴言を吐くのが習慣になってましたが 
 
とうとう逮捕されました。 
 
これもどうやら警察の堪忍袋の緒が切れたって感じです。 
 
まぁそんな感じで 
 
自分が強く出て 
 
相手が引けば 
 
相手をナメてかかるのが人間ですが 
 
しかし 
 
これで自分が何でもかんでも思い通りになる 
 
なんて勘違いすると 
 
最後は悲惨な事になる訳です。 
 
ライオンのオス同士も 
 
お互い睨み合いますが 
 
相手が一歩引いた時に取る態度で 
 
無傷で済むのか 
 
あるいは瀕死の状態まで傷つくのか 
 
明確に分かれます 
 
賢い動物は 
 
相手が一歩引いたら 
 
自分も一歩引くのです 
 
相手が一歩引いたら一歩踏み出すのは 
 
愚か者の証です。 
 
夫婦の喧嘩も 
 
喧嘩事態は誰でもありますが 
 
離婚まで至るのは 
 
大体このあとずさりが出来ない人達です。 
 
犬や猫の喧嘩から 
 
国際紛争まで 
 
動物の争いはすべてこの原理が働いています。 
 
私自身も社員と言い争いになると 
 
少し引きます 
 
そんな時に相手も引いてくれるから 
 
今に至るまで仲良く仕事を続けられる訳です。 
 
これが感情の制御ができないと 
 
社員は皆去って行きます。 
 
知り合いにも 
 
この感情の制御ができない猛進タイプの社長がいますが 
 
社員だけでなく 
 
顧客や家主が皆去っても 
 
まだ理解できないようです。 
 
相変わらず少しの事で 
 
当社の若い社員が怒鳴られまくったようです。 
 
まぁそんな感じです 
 
争いが嫌なら 
 
相手が引いたらこっちも後ずさり 
 
しっかり覚えましょうね。 
 
誰かこのブログ 
 
金正恩さんに読ませて貰えませんかね? 
 
このままだと 
 
北朝鮮は 
 
戦略核兵器をブチ込まれる 
 
そんな気がします。 

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多分カギが要らない時代はすぐそこまで来てますね

2016年09月09日 | 世間一般
浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ 
 
石川五右衛門の時世の句だと言われていますが 
 
しかし良く言った物ですね 
 
今の時代でも犯罪者は尽きる気配はないどころか 
 
ますます盛ん 
 
そんな感じに思えます。 
 
振り込め詐欺業界なんてのは 
 
行政やマスコミそして銀行まで 
 
一体となって大金をかけて啓蒙活動をしても 
 
大繁盛ですから 
 
盗人はそれだけ美味しい仕事なんでしょうね。 
 
しかしこの盗人 
 
コピューター犯罪を見てると 
 
明らかに人類の進歩に寄与してますよね。 
 
私達素人から見ると 
 
ネットの天才達が 
 
悪人と善人に分かれて 
 
お互い果てしない競争をしてるようにも見えます 
 
おかげでパソコンの世界は短期間で大進歩を遂げて 
 
もう我々には何がなんだかサッパリ分かりません。 
 
そんな感じで皮肉なものですが 
 
長い歴史で見ると 
 
泥棒も社会に貢献してる 
 
そんな側面もあります。 
 
しかしこの泥棒 
 
私達の仕事にも大きく影響しています。 
 
最近は入居者が代わるたびに鍵を交換しますから 
 
その都度カギ屋さんは大もうけですから 
 
泥棒のおかげで繁盛してる訳ですよね。 
 
もしかしたら鍵屋さんは 
 
人目につかない所では泥棒を祀ってるかも知れませんね。 
 
泥棒大明神だとか祠かなんか作ってたりして・・ 
 
まぁ冗談はここまでにして 
 
しかし私達が当たり前のようにやってるカギの交換行為 
 
これ 
 
泥棒の侵入手口のデータを見ると 
 
本当にばかげた行為とも言えますよね。 
 
3階以下のアパートの侵入手口の一位は43.8%ですが何だと思います? 
 
信じられない話しですが無施錠です。 
 
つまりカギをかけずに泥棒に入られる人が一番多い訳です。 
 
で2番目 
 
こちらは35.6%ですがガラスを壊して侵入しています 
 
この二つの合計で約8割ですから 
 
言い方を変えれば泥棒の大半はカギをいくら新しい物にしても 
 
無意味って事です。 
 
それと 
 
心配性の方は大金をかけてピッキング防止のディンプルキーに替えますが 
 
これも実際には意味がありませんよね 
 
ピッキングによる侵入はたったの0.7%です。 
 
そんな感じで 
 
私達が日頃あまり考えずに行ってる行為が 
 
データーを参考にすると 
 
合理性を欠く 
 
こんな事が多い訳ですが 
 
これも人間の欠点ですから 
 
たまにはデータをしっかり確認して 
 
なるべく意味の無い行為はしない 
 
そんな事を心がけた方が良いですね 
 
ただしカギの交換の場合は 
 
単にデーターだけでなく 
 
それによって心理的な安心感を得る 
 
これが大きい訳ですから 
 
必ずしもそれが愚かとは言えませんが 
 
しかしせっかくカギを替えても 
 
カギをかけずに外出なんて事をするようでは 
 
泥棒に入ってくれって言ってるようなものですから 
 
ズボラな方はカギ交換は意味が無いわけですから 
 
その辺も考えた方が良いですよね。 
 
カギをかけない人がこれほどたくさん居るのも驚きですが 
 
私達の仕事で思うのは 
 
カギを無くす人も多いですね 
 
カギを無くして家に入れない 
 
なんて事で私達に電話いただく事が多いですが 
 
しかし対応できない事もありますからね 
 
私達は管理物件以外のカギは保管していませんから 
 
その場合は大家さんに連絡をとる事になります 
 
で 
 
大家さんに連絡がつけば良いのですが 
 
旅行に行っていて今ヨーロッパ 
 
なんて事もあります。 
 
また 
 
私達は夜間は営業していませんから 
 
一番多い酔っ払ってカギを無くした 
 
なんてケースではほとんど役に立ちません 
 
ですから 
 
一晩はカラオケボックスやなんかで凌いでもらうしかありません。 
 
今思い出しましたが 
 
以前朝一番で電話があってやはりカギを無くしたって話でしたが 
 
その方は劇団員の若い女性で大変綺麗な方でした 
 
で 
 
どこで一晩過ごしたか聞くと 
 
近くの公園のベンチで朝まで寝てたそうです 
 
まぁよくご無事で・・ 
 
私がその話を聞いてすぐに口から出た言葉です。 
 
そんな訳で 
 
私達の仕事はカギとは縁が切れませんが 
 
このカギによって人間の欠点も見えたりする訳です。 
 
しかしこのカギ 
 
多分近い将来無くなりますよね。 
 
おそらく生体認証が進むでしょうから 
 
カギは入らなくなると思います 
 
実際ゴルフ場ではこの生体認証は急激に増えてますよね。 
 
ただ 
 
これが浸透するまではトラブルも多いでしょうね 
 
先日ゴルフ場で 
 
私が後ろで順番を待ってるのに 
 
いくら指をかざしてもセキュリティーボックスが空かないお父さんがいましたが 
 
だんだん焦って 
 
ついに大声を出しました 
 
“お~いこれ壊れてるよ” 
 
って 
 
で 
 
大慌てでやってきた女性スタッフが一言 
 
あの~ こちらは中指で登録してませんか? 
 
で人差し指では中指をかざすと 
 
すぐにオープン 
 
恥ずかしそうでしたね。 
 
私も普及する頃まで生きてるとすれば 
 
かなり高齢ですから 
 
大恥かくでしょうね 
 
覚悟しています。 
 
しかし生体認証だらけになるとカギ屋さんはどうなるんでしょうね? 
 
・・・・・・・・ 
 
稼げる今の内にしっかり貯金しておいた方が良いかも知れません。 
 
 
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もう隠す時代は終わりです

2016年09月07日 | 社内事情
社会の安定と発展には教育が欠かせないと言います。 
 
この話しは間違ってるとは言いませんが 
 
しかしこの教育は 
 
時には社会を不安定にし 
 
またその結果発展どころか逆に衰退する事もあります。 
 
一口に教育と言いますが 
 
自然科学は別としても 
 
その中身は基本的に権力者が都合の良いように行いますので 
 
その方向が間違ってると社会を混乱に陥れる訳です。 
 
戦前の日本は愛国心を重視した教育の結果 
 
軍国主義がまかり通り 
 
最後は国民に死を求める 
 
こんなとんでもない教育が行われた訳です。 
 
また隣国は国内の状態が不安定なために 
 
反日教育によって国民をまとめる 
 
こんな事が行われたために今でもギクシャクしてる訳です。 
 
そしてお互いの国内事情によって大きく内容が違う歴史教育は 
 
お互いに相手の国の批判をしあう結果となっています。 
 
ですから 
 
この教育はある意味争いの元 
 
そんな側面もある訳です。 
 
しかし日本は戦後教育によって私達は民主主義が定着して 
 
割と安定した国作りができた訳ですが 
 
最近は世の中の右傾化と共に戦後教育を見直す風潮が強くなってきましたね 
 
安部首相の支持率の高さはその表われもあるのだろうと思います。 
 
この日本の流れ 
 
実は民主主義の崩壊の始まり 
 
なんて言う人もいます。 
 
それは左翼の皆さんが声高に叫ぶ戦前教育の復活ではありません 
 
教育の効果が薄れてきた 
 
これが今の時代の特徴であり 
 
したがって教育によって社会を共通の価値観にまとめる力が弱くなってきた 
 
そして戦後の価値観の核である民主主義とか自由主義 
 
これが学校での教育がしっかり行われても 
 
崩壊していく 
 
そんな話しです。 
 
これは日本だけではありません 
 
世界中で起っています 
 
アメリカのトランプさんの過激な発言が受け入れられるのは 
 
間違いなくアメリカの価値観の揺らいでる証でもあります。 
 
イギリスのEU離脱のその流れです。 
 
またフィリピンの大統領は犯罪者を裁判にかけずにガンガン殺してますが 
 
それでも国民の支持率は90%超えです。 
 
ある意味大統領が法治国家を否定して 
 
それを国民が支持してる 
 
こんな信じられない事が現実に起ってる訳です。 
 
ではどうして教育の力が弱くなってるかと言うと 
 
言うまでもなくその原因はネットです。 
 
日本ではネット右翼って言葉ある通り 
 
学校では差別はいけないとか 
 
あるいは敗戦に突き進んだ戦前の日本の否定とか 
 
そんな教育が行われても 
 
実際にはその教育とは正反対の考えを持つ人達が増える訳です。 
 
誰でもネットで発信できるようになった結果 
 
学校教育とは乖離した話しにも飛びつき 
 
そしてその話しを拡大する 
 
そんな時代になった訳です。 
 
つまり 
 
もう教育によって権力者の都合の良いように国民を動かす事ができなくなりつつある 
 
これが今の時代でもある訳です。 
 
逆に言えばどんなに力のある人でも 
 
都合の悪い話しを隠して人を動かす 
 
これが出来なくなった訳です。 
 
日本では中国恐怖症が増えてますが 
 
しかしこれも少し中国のネット掲示板を見れば 
 
例えば人民解放軍が暴走しても 
 
とても国民がまとまって戦争を続ける事はできない 
 
これがよく分かります。 
 
逆に言えば 
 
日本と開戦した段階で 
 
中国共産党政権はおしまい 
 
私はそう感じています。 
 
それでなくても長続きはしないような気がします 
 
13億人の国民を抱えながら必死に情報を遮断してる訳ですから 
 
自由に情報が流れれば社会の安定は保てないと言う事なんでしょう。 
 
ふぅ 
 
また前置きが長くなって本題に入れませんね。 
 
今日言いたいことは 
 
ネットの時代になって 
 
国レベルでももう国民を都合の良いように教育する事はできない時代になったって事です。 
 
って事は 
 
私達のビジネスに於いても 
 
お客様に情報を隠して利益を上げる 
 
こんな事は時代遅れだって事です。 
 
不動産の世界では 
 
お客様にとって最適な物件より 
 
不動産業者の利益になる物件を優先する 
 
これが当たり前のように行われてきた訳ですが 
 
もうこの手法は完全に時代遅れです。 
 
情報は我々よりお客様の方が詳しい 
 
こんな事が普通になっています 
 
こんな時代に 
 
自分の利益目的でお客様を操作 
 
なんてのは時代遅れの極みです。 
 
これからは 
 
全てを晒して 
 
お客様の判断を仰ぐ 
 
私達の仕事はそれに徹するべきです。 
 
学校の先生の言う事も信じない訳ですから 
 
不動産屋の利益目的の創作話しは 
 
全く通用しない 
 
そう思って下さい。 
 
 
まぁそんな話しを社員に伝えたかった訳です。 
 
ちょっと回り道過ぎました。 
 
 
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職業病

2016年09月06日 | 不動産業界
当社の契約を見てると 
 
賃貸は圧倒的に直接委任された物件を自社で客付けする 
 
このパターンが多いのですが 
 
その理由は儲かるからそれを狙ってる訳ではありません 
 
他社を介する契約はまとまらない事が多いのです。 
 
別の他の同業者が無能って訳ではありません 
 
不動産の仕事は 
 
構造的に業者が複数からむとまとまる確率が低くなる 
 
そうなってるからです。 
 
理由は仲介の仕事は 
 
賃貸であれば家主と借り主 
 
売買であれば売り主と買い主 
 
この間に立つ仕事ですから 
 
商談をまとめるには 
 
双方の性格や事情を把握してれば無駄な動きをしなくて済む訳です。 
 
例えば 
 
家主が外国人嫌いだと言うのが分かってれば 
 
そもそも外国人のお客様にはその物件は紹介しませんから 
 
ムダな動きは排除できますが 
 
これが他社物で家主の性格が分からないと 
 
お客様を案内して 
 
そして申し込みをとったら 
 
家主に断わられる訳です。 
 
これでは何時間も時間が無駄になるだけでなく 
 
借り主も一旦断られたら 
 
その不動産屋はもう付き合いたくないでしょうから 
 
顧客も失う事になる訳です。 
 
時間もムダ お客様は怒る 
 
踏んだり蹴ったりってやつです。 
 
こんな感じで 
 
私たちの仕事は成功報酬ですから 
 
時間をかければかけるほど 
 
最後まとまらなかった時の被害が増しますので 
 
なるべく顧客の事情を把握する 
 
これが大切な訳です。 
 
まあしかし賃貸はそんな感じで自社で契約を完結できますが 
 
売買はどうしても他社がからむケースは増えてきますね 
 
しかし他社がからむケースでも 
 
相手の性格 
 
これを把握して商談を進める事は 
 
成約率を高めるには欠かせません 
 
こちらが客付けであれば 
 
売り主と直接接する機会はありませんが 
 
交渉過程の中で売り主の性格を想像する 
 
これだけでも随分違ってきます。 
 
例えば 
 
仲介業者が語る売り主の意向 
 
これを整理して相手の性格を描く訳です。 
 
売り主の性格だけではなく 
 
元付け業者の性格も同時に把握しながら 
 
被害を防ぐ訳です。 
 
具体的には 
 
そこそこ売れる価格であるにも関わらず 
 
長期に売れ残ってる物件があったりします。 
 
そんな時値引交渉を入れる事はよくあります 
 
が交渉を入れても 
 
何の回答もよこさない 
 
そんなケースがよくあります。 
 
で 
 
仲介業者をせかすと 
 
大体 
 
売主が旅行に行って連絡がとれないとかなんとかって話しになります。 
 
実際に旅行に行くことはありますが 
 
不動産屋は昔から話しを引き延ばす時には 
 
よく旅行って言葉を利用しますから 
 
これをそのまま受け止めてはまだまだです。 
 
その時間を延ばす行為 
 
この後ろでは 
 
色んな話しが展開してる訳です。 
 
元付業者に直の客がいて、そっちを優先したいために 
 
こちらの話しは滑り止めで延ばす 
 
なんてのはよくある話しです 
 
また売り主自身が 
 
具体的に話しが進むと 
 
売却を迷う 
 
こんな事もよくあります。 
 
そんなウラ事情があるにも関わらず 
 
旅行に行ってる 
 
なんて言葉を真に受けて 
 
ただ相手の時間稼ぎのペースに乗っては 
 
最後は徒労に終わったり 
 
あるいは 
 
こちらの大切なお客様を失ったりする訳で 
 
被害は計りしれません 
 
そんな時に 
 
私は 
 
売り主が近くであれば 
 
そっと外から様子をうかがったりなんかします。 
 
それだけで 
 
旅行に行ってるって話しが本当かどうか見破れます 
 
旅行に行ってるはずが庭の手入れをしてた 
 
なんてのも何度か見た光景です。 
 
ですから 
 
その嘘を確認しただけで 
 
こちらは 
 
次の行動に移れますから 
 
被害は最小限に食い止める事ができる訳です。 
 
そんな感じで 
 
仲介業者が複数入る契約は 
 
原則的に 
 
相手から伝わってくる話は 
 
すべて疑ってかかる 
 
この姿勢が欠かせないとも言える訳です。 
 
ただいつも思いますが 
 
こんな感じで長年仕事をしてると 
 
すべてに疑り深くなりますよね 
 
そうなってしまった自分 
 
少し嫌悪感が湧く事があります。 
 
懐疑心が増すのがこの仕事の職業病 
 
そう言えるかもしれません。 
 
 
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不安解消が一番の景気対策?

2016年09月05日 | 不動産業界
沖縄と東京と言う二つの空間を良く知ってる訳ですが 
 
時々その距離を恨めしく思う事があります。 
 
距離が近ければもっと効率的な経済活動が可能な事が実感として分かるのです。 
 
例えば当社ではたくさんの仕事が発生しますが 
 
その中に管理物件の草刈りがあります。 
 
この草刈り 
 
年々やる人が減って 
 
その手間賃は高騰しています。 
 
そんな時にいつも思う訳です。 
 
沖縄には同じ仕事をやってもその4分の1しかもらえない人がたくさんいるのに 
 
と 
 
であれば 
 
そんな人達が皆東京に出稼ぎで来れば良い 
 
なんて思いがちですが 
 
実際には飛行機代やら宿泊代やらを考えると 
 
とても合わない話しになる訳です。 
 
私が距離が恨めしいと言うのはその事です。 
 
また東京に住んでる人でも 
 
都会は生活費が高くなりますから 
 
手間賃が高いからと言っても 
 
沖縄に住んで安い日当で働いてる人と比べて恵まれてる 
 
そんな風にも言えない訳です。 
 
ですから収入の違いは 
 
地域差があるのが自然であり 
 
また豊かさを計るのであれば 
 
収入だけでなく 
 
支出を考慮して初めて正確な値が出せる訳です。 
 
まぁ幸せなんてのは主観的な話しであり個人差がありますから 
 
単に収入から支出を差し引いて残った額が多い方が幸せ 
 
なんて単純な話しでもありませんが 
 
しかし金銭的に蓄えが残る方が不安は少ない 
 
そんな風にも思えます。 
 
が 
 
私はこの不安についても 
 
沖縄と東京の生活を理解すると 
 
必ずしも残ったお金が多ければ不安が無くなる 
 
そんな単純な話しでもない 
 
この事がよく分かります。 
 
東京では大金を持っても不安なのは 
 
人間関係が希薄なために頼る人がいないからです。 
 
兄弟でも世帯が分かれれば頼る事ができない 
 
これが都会です。 
 
この事が 
 
将来の不安を増大させ 
 
蓄財に走る訳です。 
 
ですから 
 
私達日本は 
 
1000兆円もの個人の金融資産があるのです。 
 
で 
 
これから財政が厳しくなると 
 
当然お上はこれを取り上げにかかるんですよね。 
 
どうやるか? 
 
まぁ色々考えていますね。 
 
消費税を上げるのは既定路線ですが 
 
相続税やら生前贈与やら 
 
そんな感じでお年寄りのお金を巻き上げる訳ですが 
 
しかし最近いつも思いますが 
 
この将来の不安 
 
病気になった時の事を考えて 
 
なんて言われますが 
 
実際にはお金がなければ食べ物が買えない 
 
この潜在的な不安が私達を蓄財に走らせるのですよね 
 
であれば 
 
食料が有り余ってる日本 
 
まず政府が 
 
いかなる状況でも食料は保証する 
 
そんな宣言をすれば 
 
随分不安は解消すると思いますよね。 
 
無一文になっても 
 
食べ物が食べられない事は無い 
 
なんて事になれば 
 
お年寄りも少しは貯めたお金を使うと思いますがね 
 
どうですかね安部さん・・ 
 
まぁしかし実際には生きるには住まいも服も要りますが 
 
服は古着であればただ同然ですから 
 
これも困った人には支給できそうですね 
 
で 
 
住まい 
 
これもこれだけ空き家が増えれば 
 
もしかしたら古い公営住宅はタダで提供できるかも知れませんね。 
 
いずれにしても 
 
国が衣食住を保証する 
 
そんな社会になれば 
 
国民がため込んだ1000兆円 
 
これが解凍されるように思いますがね 
 
それと 
 
衣食住が保証される社会であれば 
 
若い人達も子供を作る不安が減るのでは無いでしょうかね 
 
高校生の女の子が子供を産んで 
 
そのまま放置して死なせた 
 
なんてニュースがたまに流れますが 
 
本当にバカげた話しですよね。 
 
これも食料と住まいが保証されば防げるように思うんですが・・ 
 
まぁこんな事を考えるのも 
 
空き家が増え続けてるからです。 
 
こんなに有り余ってるなら 
 
困ってる人にタダで提供できないのか? 
 
なんて思う訳です。 
 
家賃は取れなくても 
 
固定資産税と維持費だけ役所が負担すれば 
 
貸す人はいると思いますがね・・ 
 
今はいないかも知れませんが 
 
そんな時代がすぐそこまで来てる 
 
実感として感じています。 
 
さし当たり生活保護は 
 
現金より現物支給 
 
税金も助かりますし 
 
本人もその方が勤労意欲も湧くような気がしますがね 
 
どうでしょうか? 
 
 
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お互いに監視し合ってるから頑張れる

2016年09月04日 | 社内事情
知り合いの自営業者が 
 
大変厳しい状況に陥っています。 
 
厳しければ頑張って働けば良いのですが 
 
まずい事に 
 
頑張る気力が湧いてこないそうです。 
 
救いようがない訳ですが 
 
ではこの人がどうしようもない人間かと言うと 
 
若い頃から良く知ってますので 
 
この方が怠け者でもなければ能力がない訳でもない 
 
ってのはよく分かっています。 
 
そして 
 
この方の転落パターンは 
 
私達が誰でも陥る 
 
こんな仕組みがあるのです。 
 
この人がここまでヤバくなったのは 
 
ひとえに自分の心の問題です。 
 
つまり仕事を頑張れない訳です。 
 
では怠け者でもないのにどうして頑張れないのでしょうか? 
 
それは一人でやってるからです。 
 
私達人間は 
 
一人で仕事をすると 
 
弱さに負ける 
 
これが構造な欠点です。 
 
私自身 
 
もし社員がいなくて 
 
一人でこの仕事をやってたとしたら 
 
とっくに会社はつぶれてた 
 
そんな風にも思います。 
 
厳しい時に頑張ってこれたのは 
 
社員の目があったからです。 
 
人間は 
 
自分で自分の弱とさずるさ 
 
これから目を反らす事はできますが 
 
社員の目は誤魔化せません 
 
ですから 
 
その社員の目が 
 
自分の弱さを克服させ 
 
そしてそれを繰り返す内に成長して強くなったるりする訳です 
 
これは自分が体験してきた事ですから 
 
はっきり言える事です。 
 
これは社員にも言えます 
 
社員も私の目があるから 
 
自分の弱さやずるさを克服できる 
 
これも間違いありません。 
 
その証拠に 
 
私が旅行に行ったりすると 
 
社員の帰宅は全員早くなります。 
 
つまり 
 
元々私達は 
 
自分だけでは強くなれない 
 
そんな生き物な訳です。 
 
この競争社会 
 
強くなければ生き残れませんからね 
 
ある意味 
 
一人で仕事してる人が破綻して行くのは必然とも言える訳です。 
 
ですから 
 
私はいつも思います 
 
自分で事業をするのであれば 
 
自分自身を監視する 
 
そんな人を作るべきだと・・ 
 
幸い当社の社員は 
 
厳しいのが揃ってますからね 
 
私がずるい面を見せると 
 
間髪入れずに突いてきます。 
 
おかげで 
 
この歳でも 
 
毎日頑張れる訳です。 
 
ですから 
 
少しムカつく時もありますが 
 
本当は感謝してる訳です。 
 
それと 
 
お返しと言ってはなんですが 
 
私自身も 
 
社員の弱さずるさ 
 
これを退治する役目を負っています。 
 
社員が 
 
朝電話をかけてきて 
 
“今日は熱があるので休みます” 
 
なんて言う事があります。 
 
これも普通であれば 
 
単に分かりましたって話しでしょうが 
 
私自身は 
 
二日酔いでのずる休み 
 
これを疑いますので 
 
前日の行動を根掘りはほり聞きます 
 
で 
 
疑惑が深まったと思えば 
 
熱があるかどうか確かめるから今から行って良い? 
 
なんて聞きますので 
 
その時点で観念して 
 
“済みませんでした” 
 
って事が何度かありました。 
 
これも見方によっては大変嫌な社長って事になりますが 
 
私の目が甘ければ 
 
社員は自分の心のガン細胞がすぐに増殖して 
 
結果使い物にならなくなります。 
 
ですから 
 
不動産業のように 
 
心の強さが求められる仕事は 
 
上の物が部下の心を鍛える 
 
これが欠かせませんが 
 
私の場合は 
 
社員を疑う事によって 
 
その目的を達成してる訳です。 
 
そんな訳で 
 
会社は 
 
経営者も社員もお互いを監視して 
 
そして弱さに負けないようにしてる訳です。 
 
実際にはその事に耐えられずに 
 
逃げてるだけなのに 
 
格好つけて 
 
自分らしく生きたいとかなんとか言って 
 
一人で仕事を始めますが 
 
元々弱かったのに 
 
さらに誰も監視しない環境に身を置けば 
 
先は知れてますよね。 
 
一人で独立した不動産屋が 
 
しゃぼん玉のようにガンガン消えてくのは 
 
そんな人間の心の構造があるからです。 
 
もっとも 
 
私の場合は社員から 
 
はっきりと 
 
社長は逃がさない 
 
なんて言われてますからね 
 
この生き方が良いのかどうか 
 
確信が持ててる訳ではありません。 
 
 
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法律を厳密に守ったら社会は凍結しますよ

2016年09月03日 | 世間一般
集団を作って生きると言う事は 
 
効率的な生産活動が可能になりますから 
 
そのおかげで私たち人間は今日の発展を成し遂げた訳です。 
 
ただこの社会生活 
 
実際には弊害もたくさんあります。 
 
一番大きなのは 
 
自分の欲求と感情を制御しなければいけないって事です。 
 
また、ただ制御するだけではサルの群れと一緒で 
 
強い者に支配される事になりますから 
 
時には自分の強さをアピールして 
 
相手に見下されないようにもしなければなりません。 
 
このバランスを保つ事が大切な訳です。 
 
欲求が制御できずにストーカー殺人を起こしたり 
 
また強さをアピールできずに 
 
いじめにあって自殺したり 
 
また会社では上司に逆らえずに 
 
鬱病になったり 
 
とにかく社会生活の便利さと引き替えに 
 
私たちは大変な苦難も運命づけられてる訳です。 
 
人生を平穏に終えたいとは誰しも思う事ですが 
 
実際にはそんなものは存在しない 
 
そんな風にも思えます 
 
会社であれば 
 
社長が一番偉くて誰も逆らえない 
 
なんて考えがちですが 
 
実際にはそうではありません 
 
当社は私がトップで社員は年齢的にも皆下ですが 
 
それでも私が時々強さをアピールしないと 
 
社員はすぐにナメてかかります。 
 
遅刻した社員に 
 
私があまり叱らないと 
 
他の社員は私のその態度に 
 
私が弱くなった事を感じ取り 
 
結果ルールを守らなくなります 
 
これでは会社が機能しませんので 
 
酒を飲み過ぎて遅刻 
 
なんて事であれば 
 
他の社員に聞こえるように強く叱りつける訳です。 
 
そんな訳で 
 
群れは 
 
上下の順位が存在する事によって安定する 
 
そんな性質があるために 
 
私たちは社会生活を営む上で苦しみつづける訳です。 
 
しかし人類が群れを作るようになって 
 
数十万年だか数百万年だか分かりませんが 
 
あきらかに有史以来 
 
その社会を安定させる手段は 
 
高度化し複雑化しています。 
 
ですから 
 
現代社会は大変複雑で分かり難い 
 
そうも言える訳です。 
 
しかし 
 
複雑に見える社会も 
 
サルの群れの原点に帰り 
 
その視線で見ると 
 
それまで見えなかった物が見えたりします。 
 
私たちの社会は 
 
相変わらず 
 
上下関係があって安定すると言う動物全体に当てはまる原理が働いてますが 
 
この上下関係を確認する方法として 
 
例えば犬の群れであれば 
 
ボスに対して下の犬はお腹を晒して 
 
抵抗する意志はありません 
 
ってアピールします。 
 
サルの群れは恥ずかしくて書けませんが 
 
どうやら下半身でアピールするそうです。 
 
マウンティングと言う言葉から想像して下さい。 
 
で 
 
人間の群れ 
 
これはどうやって上下をアピールするかと言うと 
 
その一つが法律です。 
 
法律そのものは平等が建前ですが 
 
この法律を作る者 
 
そしてこの法律を守らせる者 
 
これが上位者となります。 
 
具体的には 
 
例えば 
 
警察であれば法を犯した者を逮捕できますので 
 
私たち国民はその意味では警察の下位にある訳です 
 
また私たちは免許を受けて営業してますが 
 
免許権者に対しては逆らえませんから下位と言う事になります。 
 
この構造が分かれば 
 
役人が使いだしたコンプライアンスと言う言葉の意味も 
 
全く違った側面が見えてきます。 
 
私はこの言葉を聞くと 
 
官僚が国民に 
 
黙って言う事を聞けって言ってるよう思えて 
 
どうしても好きになれない訳です。 
 
私が中学生の頃 
 
先輩の言う事には逆らうな 
 
って暗黙のルールがありましたが 
 
あれと同じ嫌悪感がある訳です 
 
が 
 
実際には 
 
国のルールの遵守意識は 
 
国民全体が共有できれば 
 
国は安定しますし 
 
中学も先輩に逆らわなければ 
 
平穏な学生生活となります 
 
私のように先輩に逆らうと 
 
沖縄にいられなくなる訳です。 
 
そんな訳で 
 
このコンプライアンス 
 
間違ってるとも言い切れませんが 
 
しかし大切な事は 
 
これをこのまま受け止めるのではなく 
 
実際には法律は 
 
破られるから社会が機能する 
 
これも同時にしっかり頭に叩き込む必用がある訳です。 
 
この意識が足りないと 
 
不動産の仕事はうまく行きません。 
 
よく税理士さんみたいな職業に見られますが 
 
法律を守る事ばかりに意識がいくあまり 
 
柔軟性を失い 
 
顧客と話しがかみ合わなくなります。 
 
具体的には学生の机上論みたい話しばかりにこだわり 
 
実際には税務署が要求してない 
 
過剰な税金を顧客に負担させる 
 
こんな事もよくあります。 
 
道路でも 
 
車がすべて制限速度を守れば大渋滞となります。 
 
大体私たちが若い頃は 
 
国鉄の順法闘争なんてのがありましたが 
 
運転士が法律を厳密に守れば 
 
日本の交通網はガタガタになりましたからね 
 
こんな感じで 
 
法律は国と言う群れを安定させるために欠かせない存在ですが 
 
実際にはそれには暗黙の遊びがたくさんあって 
 
その遊びがある故に 
 
私たちの社会は健全に機能する 
 
そんな事を理解する必用がある訳です。 
 
法文通り私たち国民が生きると言う事は 
 
オイルのないエンジンと一緒です。 
 
すぐに摩擦で高熱になり 
 
ぶっ壊れてしまいます。 
 
これが人間社会も同じだって事です 
 
この理解が足りないで 
 
法律を守る事ばかりに意識が集中すると 
 
結果 
 
誰からも相手にされなくなる訳です。 
 
真面目だけでは不動産の営業は務まらない 
 
これも私が 
 
たくさん見てきた事実です。 
 
細かい所ばかりに気を取られ行き詰まったら 
 
すこし視点を引いて見る 
 
これが大切です。 
 
この意味が分からない人は 
 
上野動物園に行って 
 
一日サル山を見る事をおすすめします。 
 
何か見えるはずです。 
 
 
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褒めるのが苦手な訳

2016年09月02日 | 社内事情
私達が子供の頃の楽しみは 
 
まずお正月 
 
そして15夜の祭り 
 
その次に運動会がありました。 
 
小学校と中学校の運動会は 
 
家族全員で出かける 
 
これが当たり前でした。 
 
朝早く母親が作るいなり寿司のお弁当 
 
この酢と砂糖の香りは 
 
今でも私の脳の奥深くに美味しい物としてしっかり刻まれています。 
 
この歳になっても週に1~2回 
 
目の前のコンビニでいなり寿司を買って食べています。 
 
ただ残念な事に 
 
昔母親が作った運動会のいなり寿司とは 
 
美味しさと言う意味では比較になりません 
 
にも関わらず 
 
私の本能は定期的に私をコンビニに誘導する訳です。 
 
人体の神秘を感じる瞬間です。 
 
で私達子供が 
 
小学校と中学校の運動会以上に私達が楽しみにしてるのが 
 
部落対抗の青年会の運動会です。 
 
私の村には13のがあり 
 
私達のは2番目に大きなでしたが 
 
結束力が強いために 
 
青年の運動会は大体優勝してましたね。 
 
そんな体験が 
 
今に至るまで私の潜在意識には 
 
自分のを誇る気持ちが染みついてる訳です。 
 
で 
 
この青年の運動会 
 
私達子供にとってはオリンピックのようなものでしたが 
 
その中でも一番の人気競技は20キロマラソンでした。 
 
村内の各を通過するコースを走る訳ですが 
 
選手の後ろには応援のトラックが追走して 
 
そのトラックの荷台に応援団が乗り込み 
 
鐘や太鼓を鳴らしながら大声で応援する訳です。 
 
また各を通過する時には 
 
そのの住民が皆沿道に集まり選手の名前を呼びながら応援します。 
 
選手と言っても 
 
当時は普段の日は農作業をしてる人ばかりですから 
 
本来陸上選手ではありません 
 
運動会の日だけかり出される訳です。 
 
そんな人たちが 
 
炎天下の中 
 
フラフラになりながら走ってる訳ですが 
 
気の毒に後ろから鐘や太鼓を鳴らすトラックが付いてますから 
 
棄権する事も出来ずに命がけで走ってるって感じでした。 
 
私の母親はこのシーンが嫌いで 
 
マラソンを見る事はありませんでしたし 
 
私には 
 
あんな残酷な目に遭うくらいなら青年会には入るな 
 
なんて言っていました。 
 
まぁ私の母親はそんな感じでしたが 
 
実際には20キロを走り終えたら 
 
もうのヒーローですからね 
 
子供達は誰も憧れたものです。 
 
実際私の友人も青年会時代にこの20キロマラソンに出て 
 
2位になった事がありますが 
 
この話し 
 
還暦近くになっても良く酒の場で出てきます。 
 
そのたびにその友人は嬉しそうに大量の酒を飲んでいます。 
 
そんな感じで 
 
大変苦しい競技ですが 
 
やり終えた時の達成感だとか 
 
周りの尊敬だとか 
 
その見返りは十分ある訳ですが 
 
私はなぜか 
 
母親が“あれは牛馬の扱い” 
 
って言ったその言葉が頭の隅にこびりついています。 
 
そして 
 
その潜在意識は 
 
私の価値観に大きく影響を与えていますし 
 
またそれによって世の中がよく見えたりします。 
 
鐘や太鼓のトラックと選手のシーンがすぐに浮ぶのが選挙ですね。 
 
周りにかつがれて選挙に出て 
 
当選すれば良いのですが 
 
落選してダメージが大きい人を見ると 
 
あのフラフラの青年達とかぶる訳です。 
 
選挙に担ぎ上げた人たちは何にも被害が無いにもかかわらず 
 
担がれた方は 
 
時には家庭が崩壊するほどの傷を負います。 
 
このシーン 
 
不動産の世界でも目にしましたね 
 
特にバブルの頃 
 
周りの同業者や銀行に 
 
凄い凄いとおだてられて 
 
調子にのって不動産を買いまくり 
 
結果、倒産 
 
このパターンは本当によく見ました。 
 
おだて上げる同業者は 
 
相手に不動産を買ってもらって仲介料をいただくのが目的ですから 
 
口では褒めまくってますが 
 
内心はバカにしてる訳です。 
 
まぁおだて上げられて舞い上がり 
 
結果破産する訳ですから 
 
バカと言えばバカですよね。 
 
いずれにしても私たち人間は 
 
褒められれば嬉しい物ですが 
 
ビジネスにおいては 
 
実際には褒める人の大半は 
 
下心があって褒める訳です 
 
ですから 
 
特に少し業績が上がってくれば 
 
この褒め殺しには本当に注意しなければなりません。 
 
まあ私は日頃からそんな事ばかり意識してますからね 
 
褒めてくる相手に対しては 
 
別に褒めるなとは言いませんが最大限に警戒しますし 
 
自分自身も誰かを褒めて業績を上げる 
 
なんて行為は卑しいと思っていますので 
 
あまり人を褒める事もない訳です。 
 
まあしかし 
 
人は褒めて育てる 
 
なんて本も売れてるようですから 
 
人を褒める能力も大切かも知れませんが 
 
私自身は 
 
あの村のマラソンのシーンのおかげで 
 
褒める事の罪悪感がありますから 
 
あまり褒め上手ではない訳です 
 
これが 
 
会社が小さい一つの理由になってるのかも知れません。 
 
 
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会社を倒産させるプラス思考

2016年09月01日 | 世間一般
プラス思考は成功の秘訣 
 
なんて話しが書店のビジネス本やら 
 
あるは自己啓発セミナーやらで散々もてはやされてましたが 
 
このプラス思考 
 
ビジネスの世界では成功の秘訣どころか 
 
失敗の公式 
 
私はこの事を確信しています。 
 
理由は 
 
たくさんのお客様や同業者が破綻して行くのを見て 
 
そのほとんどがプラス思考だってのが経験的に分かってる訳です。 
 
営業マンでも 
 
この世界に入りたての頃は夢を描いて妄想が膨らみ 
 
自分は凄い 
 
なんて自己評価が高くなってる人 
 
大体つぶれて行きます。 
 
また店舗を始めるお客様でも 
 
“ウチの店は凄いよ、行列が出来るから” 
 
なんて言ってる方は 
 
大体行列どころか閑古鳥が鳴いて 
 
すぐに店を閉める事になります。 
 
こんな失敗例をたくさん見て 
 
私はプラス思考は大きな弊害 
 
こんな風に考えるようになった訳です。 
 
どうしてプラス思考だと上手く行かないかと言うと 
 
本来人間は 
 
危機だとか不安だとか 
 
こんな事を解消するために 
 
知恵を絞ったり 
 
あるいは努力したりして進歩する訳ですが 
 
プラス思考だと 
 
“なんとかなるさ” 
 
って根拠の無い思い込みで結論づけますので 
 
知恵を絞る機会も汗を流す努力も怠る訳です。 
 
これでは進歩どころか退化 
 
私が信じて疑わない事です。 
 
大体国レベルで見ても 
 
東西冷戦の時に科学技術が大きく進歩してますが 
 
これもお互い恐怖と危機感で 
 
必死に努力した結果ですよね。 
 
これがプラス思考だと 
 
努力もせずに単に思い込みで自分たちは負けない 
 
って結論になる訳です。 
 
旧日本軍がやらかした大失敗が一番良い例です。 
 
肝心の補給についても楽観論が最後は勝ったようですから 
 
まさにプラス思考で固まった組織でもあった訳です。 
 
そんな訳で 
 
私はこのプラス思考 
 
ビジネス書ではもてはやされてますが 
 
実際には全く逆効果の破滅の理論 
 
そんな風にすら考えています。 
 
自分の過去を振り返っても 
 
常に最悪を想定して 
 
その事に対する理解が深まったときに 
 
初めて自分の気持ちが解き放たれるのであって 
 
そんな事にはならないだろう 
 
なんて思い込みで自分を納得させる 
 
そんな人間であったとしたら 
 
おそらく20年近く前に倒産してた 
 
そんな風に思っています。 
 
そんな事を言っても 
 
世の中にはプラス思考で大成功してる 
 
そんな人がたくさんいる 
 
そう思ってる人もいますよね 
 
そんな時には 
 
そんな大成功してる人の著書を読むことをおすすめしますね。 
 
成功してる方達は 
 
一見無謀な挑戦をしてるように見えますが 
 
実際には 
 
しっかり知恵と汗を流し 
 
勝負に勝てると確信してるから突き進むのです 
 
つまり 
 
単なる思い込みで成功する人は居ない 
 
この事に気づくはずです。 
 
ですから 
 
彼らは厳密に言えばプラス思考ではありません 
 
マイナス思考で 
 
不安材料をすべてつぶして 
 
それでも最後は神のみぞ知る 
 
この最終段階がありますから 
 
ここには勇気を持って前進する訳です。 
 
それを 
 
楽観型の人間は理解してないから 
 
次から次へと失敗する人がいる訳です。 
 
まぁ他人はどうでも良い訳ですが 
 
これから当社は社員を補充します。 
 
そんな時 
 
このブログを読む人もいるでしょうから 
 
私は 
 
基本的に楽観型のプラス思考は採用しませんので 
 
その辺注意して下さいねって話しです。 
 
 
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