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株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

法律を厳密に守ったら社会は凍結しますよ

2016年09月03日 | 世間一般
集団を作って生きると言う事は 
 
効率的な生産活動が可能になりますから 
 
そのおかげで私たち人間は今日の発展を成し遂げた訳です。 
 
ただこの社会生活 
 
実際には弊害もたくさんあります。 
 
一番大きなのは 
 
自分の欲求と感情を制御しなければいけないって事です。 
 
また、ただ制御するだけではサルの群れと一緒で 
 
強い者に支配される事になりますから 
 
時には自分の強さをアピールして 
 
相手に見下されないようにもしなければなりません。 
 
このバランスを保つ事が大切な訳です。 
 
欲求が制御できずにストーカー殺人を起こしたり 
 
また強さをアピールできずに 
 
いじめにあって自殺したり 
 
また会社では上司に逆らえずに 
 
鬱病になったり 
 
とにかく社会生活の便利さと引き替えに 
 
私たちは大変な苦難も運命づけられてる訳です。 
 
人生を平穏に終えたいとは誰しも思う事ですが 
 
実際にはそんなものは存在しない 
 
そんな風にも思えます 
 
会社であれば 
 
社長が一番偉くて誰も逆らえない 
 
なんて考えがちですが 
 
実際にはそうではありません 
 
当社は私がトップで社員は年齢的にも皆下ですが 
 
それでも私が時々強さをアピールしないと 
 
社員はすぐにナメてかかります。 
 
遅刻した社員に 
 
私があまり叱らないと 
 
他の社員は私のその態度に 
 
私が弱くなった事を感じ取り 
 
結果ルールを守らなくなります 
 
これでは会社が機能しませんので 
 
酒を飲み過ぎて遅刻 
 
なんて事であれば 
 
他の社員に聞こえるように強く叱りつける訳です。 
 
そんな訳で 
 
群れは 
 
上下の順位が存在する事によって安定する 
 
そんな性質があるために 
 
私たちは社会生活を営む上で苦しみつづける訳です。 
 
しかし人類が群れを作るようになって 
 
数十万年だか数百万年だか分かりませんが 
 
あきらかに有史以来 
 
その社会を安定させる手段は 
 
高度化し複雑化しています。 
 
ですから 
 
現代社会は大変複雑で分かり難い 
 
そうも言える訳です。 
 
しかし 
 
複雑に見える社会も 
 
サルの群れの原点に帰り 
 
その視線で見ると 
 
それまで見えなかった物が見えたりします。 
 
私たちの社会は 
 
相変わらず 
 
上下関係があって安定すると言う動物全体に当てはまる原理が働いてますが 
 
この上下関係を確認する方法として 
 
例えば犬の群れであれば 
 
ボスに対して下の犬はお腹を晒して 
 
抵抗する意志はありません 
 
ってアピールします。 
 
サルの群れは恥ずかしくて書けませんが 
 
どうやら下半身でアピールするそうです。 
 
マウンティングと言う言葉から想像して下さい。 
 
で 
 
人間の群れ 
 
これはどうやって上下をアピールするかと言うと 
 
その一つが法律です。 
 
法律そのものは平等が建前ですが 
 
この法律を作る者 
 
そしてこの法律を守らせる者 
 
これが上位者となります。 
 
具体的には 
 
例えば 
 
警察であれば法を犯した者を逮捕できますので 
 
私たち国民はその意味では警察の下位にある訳です 
 
また私たちは免許を受けて営業してますが 
 
免許権者に対しては逆らえませんから下位と言う事になります。 
 
この構造が分かれば 
 
役人が使いだしたコンプライアンスと言う言葉の意味も 
 
全く違った側面が見えてきます。 
 
私はこの言葉を聞くと 
 
官僚が国民に 
 
黙って言う事を聞けって言ってるよう思えて 
 
どうしても好きになれない訳です。 
 
私が中学生の頃 
 
先輩の言う事には逆らうな 
 
って暗黙のルールがありましたが 
 
あれと同じ嫌悪感がある訳です 
 
が 
 
実際には 
 
国のルールの遵守意識は 
 
国民全体が共有できれば 
 
国は安定しますし 
 
中学も先輩に逆らわなければ 
 
平穏な学生生活となります 
 
私のように先輩に逆らうと 
 
沖縄にいられなくなる訳です。 
 
そんな訳で 
 
このコンプライアンス 
 
間違ってるとも言い切れませんが 
 
しかし大切な事は 
 
これをこのまま受け止めるのではなく 
 
実際には法律は 
 
破られるから社会が機能する 
 
これも同時にしっかり頭に叩き込む必用がある訳です。 
 
この意識が足りないと 
 
不動産の仕事はうまく行きません。 
 
よく税理士さんみたいな職業に見られますが 
 
法律を守る事ばかりに意識がいくあまり 
 
柔軟性を失い 
 
顧客と話しがかみ合わなくなります。 
 
具体的には学生の机上論みたい話しばかりにこだわり 
 
実際には税務署が要求してない 
 
過剰な税金を顧客に負担させる 
 
こんな事もよくあります。 
 
道路でも 
 
車がすべて制限速度を守れば大渋滞となります。 
 
大体私たちが若い頃は 
 
国鉄の順法闘争なんてのがありましたが 
 
運転士が法律を厳密に守れば 
 
日本の交通網はガタガタになりましたからね 
 
こんな感じで 
 
法律は国と言う群れを安定させるために欠かせない存在ですが 
 
実際にはそれには暗黙の遊びがたくさんあって 
 
その遊びがある故に 
 
私たちの社会は健全に機能する 
 
そんな事を理解する必用がある訳です。 
 
法文通り私たち国民が生きると言う事は 
 
オイルのないエンジンと一緒です。 
 
すぐに摩擦で高熱になり 
 
ぶっ壊れてしまいます。 
 
これが人間社会も同じだって事です 
 
この理解が足りないで 
 
法律を守る事ばかりに意識が集中すると 
 
結果 
 
誰からも相手にされなくなる訳です。 
 
真面目だけでは不動産の営業は務まらない 
 
これも私が 
 
たくさん見てきた事実です。 
 
細かい所ばかりに気を取られ行き詰まったら 
 
すこし視点を引いて見る 
 
これが大切です。 
 
この意味が分からない人は 
 
上野動物園に行って 
 
一日サル山を見る事をおすすめします。 
 
何か見えるはずです。 
 
 
コメント
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