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株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

貰って嬉しい→与えて嬉しい→与える姿を見て嬉しい

2016年09月11日 | 人生一般
この春から娘さんが高校生になった長津田店の店長が 
 
嬉しそうに早退して成瀬店にやってきました 
 
あまりにも顔が緩んでニコニコしてるので聞いた訳です 
 
どうしたの?って 
 
すると待ってましたとばかりに堰を切ったように話し始めました。 
 
早退してきた理由は 
 
家族で食事に行くからです。 
 
家族で食事に行くからといって早退する人間ではありませんが 
 
今回は特別です。 
 
理由は 
 
この春から高校生になった長女 
 
この子がコンビニでバイトをして 
 
初めて貰った給料 
 
これで家族を食事に連れてく 
 
って言ったそうです。 
 
私も生まれる前からよく知ってる子なので 
 
その話を聞いただけで涙腺が緩くなりましたね。 
 
何で父親も私もそんなに喜ぶかと言うと 
 
この言葉で 
 
この子が順調に成長してる 
 
これが瞬時に理解できたからです。 
 
逆に言えば 
 
私達は年齢が行っても 
 
成長が遅れたり 
 
あるいは止まったり 
 
なんて人をたくさん見てますから 
 
そうならなかった事に 
 
大変安堵する訳です。 
 
どうしてこの子が家族を食事に連れていっただけで 
 
そこまで言い切れるかと言うと 
 
私たち人間に限らず 
 
動物全体に共通する成長の証がはっきり見て取れるからです。 
 
それは一言で言えば 
 
守られる方から守る方への脱皮です。 
 
私達ほ乳類は 
 
生まれてから長い間 
 
親の庇護無しには生きられません。 
 
ですから 
 
子供の内は 
 
親から守られ与えられる 
 
これが自然な状態です。 
 
しかし健全に成長すれば 
 
今度は自らも 
 
守護者になり与える者 
 
これに変化します。 
 
つまり 
 
幼い内は与えられて喜びますが 
 
成長すれば逆に与える事によって喜びを感じる 
 
そんな風に変化する訳です。 
 
犬でも猫でも 
 
同じ変化は起ります。 
 
ところが 
 
人間には一定割合と言うか 
 
高い割合で 
 
この変化が起らない人がいます。 
 
つまり 
 
いつまでも与えられる事によってのみ喜びを感じる 
 
そんな人達です。 
 
これは健全な人生を歩めません。 
 
それと 
 
与える喜びを味わうとはっきり分かりますが 
 
与えられる喜びより与える喜びははるかに大きい物です 
 
この喜びを味わう事がない成長の遅れた人達は 
 
気の毒 
 
私はそんな風に感じます。 
 
私は子供好き 
 
って何度も言ってますが 
 
その理由の一つは 
 
何かを与えると本当に喜ぶからです。 
 
私は与える喜びを味わい 
 
子供は与えられる喜びを味わい 
 
そこにはお互い至福の時間がある訳です。 
 
そんな感じで 
 
今回長津田の店長は大変喜んでますが 
 
実際にその嬉しさは 
 
食事を与えられる喜びではありません 
 
与える事の喜びを得た娘の成長が嬉しい訳です。 
 
この話し 
 
年配者が喜ぶ共通の原理ですからね 
 
例えば 
 
私も誕生日やなんかにプレゼントを貰う事がありますが 
 
子供から貰う安酒一本がとても嬉しいものです。 
 
幼い内はプレゼントを貰えば 
 
単にその物に喜びますが 
 
年齢を重ねると 
 
プレゼントそのものではなく 
 
そこに表われてる子供達の成長を見て 
 
それがたまらなく嬉しい訳です。 
 
いずれにしても 
 
少し人生に行き詰まったと思ったら 
 
そんな視点で自分を見てください 
 
自分は愛されてるので与えられるのが当たり前 
 
なんて意識が白髪頭になっても取れない男もよく見かけますが 
 
これでは間違いなく頭の成長は大きく遅れています。 
 
本当の喜びは与える事や誰かを守る事にある 
 
せめてこの事くらいはしっかり頭に叩き込みましょう 
 
 
 
 
コメント
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