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駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

褒めるのが苦手な訳

2016年09月02日 | 社内事情
私達が子供の頃の楽しみは 
 
まずお正月 
 
そして15夜の祭り 
 
その次に運動会がありました。 
 
小学校と中学校の運動会は 
 
家族全員で出かける 
 
これが当たり前でした。 
 
朝早く母親が作るいなり寿司のお弁当 
 
この酢と砂糖の香りは 
 
今でも私の脳の奥深くに美味しい物としてしっかり刻まれています。 
 
この歳になっても週に1~2回 
 
目の前のコンビニでいなり寿司を買って食べています。 
 
ただ残念な事に 
 
昔母親が作った運動会のいなり寿司とは 
 
美味しさと言う意味では比較になりません 
 
にも関わらず 
 
私の本能は定期的に私をコンビニに誘導する訳です。 
 
人体の神秘を感じる瞬間です。 
 
で私達子供が 
 
小学校と中学校の運動会以上に私達が楽しみにしてるのが 
 
部落対抗の青年会の運動会です。 
 
私の村には13のがあり 
 
私達のは2番目に大きなでしたが 
 
結束力が強いために 
 
青年の運動会は大体優勝してましたね。 
 
そんな体験が 
 
今に至るまで私の潜在意識には 
 
自分のを誇る気持ちが染みついてる訳です。 
 
で 
 
この青年の運動会 
 
私達子供にとってはオリンピックのようなものでしたが 
 
その中でも一番の人気競技は20キロマラソンでした。 
 
村内の各を通過するコースを走る訳ですが 
 
選手の後ろには応援のトラックが追走して 
 
そのトラックの荷台に応援団が乗り込み 
 
鐘や太鼓を鳴らしながら大声で応援する訳です。 
 
また各を通過する時には 
 
そのの住民が皆沿道に集まり選手の名前を呼びながら応援します。 
 
選手と言っても 
 
当時は普段の日は農作業をしてる人ばかりですから 
 
本来陸上選手ではありません 
 
運動会の日だけかり出される訳です。 
 
そんな人たちが 
 
炎天下の中 
 
フラフラになりながら走ってる訳ですが 
 
気の毒に後ろから鐘や太鼓を鳴らすトラックが付いてますから 
 
棄権する事も出来ずに命がけで走ってるって感じでした。 
 
私の母親はこのシーンが嫌いで 
 
マラソンを見る事はありませんでしたし 
 
私には 
 
あんな残酷な目に遭うくらいなら青年会には入るな 
 
なんて言っていました。 
 
まぁ私の母親はそんな感じでしたが 
 
実際には20キロを走り終えたら 
 
もうのヒーローですからね 
 
子供達は誰も憧れたものです。 
 
実際私の友人も青年会時代にこの20キロマラソンに出て 
 
2位になった事がありますが 
 
この話し 
 
還暦近くになっても良く酒の場で出てきます。 
 
そのたびにその友人は嬉しそうに大量の酒を飲んでいます。 
 
そんな感じで 
 
大変苦しい競技ですが 
 
やり終えた時の達成感だとか 
 
周りの尊敬だとか 
 
その見返りは十分ある訳ですが 
 
私はなぜか 
 
母親が“あれは牛馬の扱い” 
 
って言ったその言葉が頭の隅にこびりついています。 
 
そして 
 
その潜在意識は 
 
私の価値観に大きく影響を与えていますし 
 
またそれによって世の中がよく見えたりします。 
 
鐘や太鼓のトラックと選手のシーンがすぐに浮ぶのが選挙ですね。 
 
周りにかつがれて選挙に出て 
 
当選すれば良いのですが 
 
落選してダメージが大きい人を見ると 
 
あのフラフラの青年達とかぶる訳です。 
 
選挙に担ぎ上げた人たちは何にも被害が無いにもかかわらず 
 
担がれた方は 
 
時には家庭が崩壊するほどの傷を負います。 
 
このシーン 
 
不動産の世界でも目にしましたね 
 
特にバブルの頃 
 
周りの同業者や銀行に 
 
凄い凄いとおだてられて 
 
調子にのって不動産を買いまくり 
 
結果、倒産 
 
このパターンは本当によく見ました。 
 
おだて上げる同業者は 
 
相手に不動産を買ってもらって仲介料をいただくのが目的ですから 
 
口では褒めまくってますが 
 
内心はバカにしてる訳です。 
 
まぁおだて上げられて舞い上がり 
 
結果破産する訳ですから 
 
バカと言えばバカですよね。 
 
いずれにしても私たち人間は 
 
褒められれば嬉しい物ですが 
 
ビジネスにおいては 
 
実際には褒める人の大半は 
 
下心があって褒める訳です 
 
ですから 
 
特に少し業績が上がってくれば 
 
この褒め殺しには本当に注意しなければなりません。 
 
まあ私は日頃からそんな事ばかり意識してますからね 
 
褒めてくる相手に対しては 
 
別に褒めるなとは言いませんが最大限に警戒しますし 
 
自分自身も誰かを褒めて業績を上げる 
 
なんて行為は卑しいと思っていますので 
 
あまり人を褒める事もない訳です。 
 
まあしかし 
 
人は褒めて育てる 
 
なんて本も売れてるようですから 
 
人を褒める能力も大切かも知れませんが 
 
私自身は 
 
あの村のマラソンのシーンのおかげで 
 
褒める事の罪悪感がありますから 
 
あまり褒め上手ではない訳です 
 
これが 
 
会社が小さい一つの理由になってるのかも知れません。 
 
 
コメント
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