窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

うまくった、うまかったー熊本馬料理うまかつ(吉田町)

2018年12月02日 | 食べ歩きデータベース


  天高く馬肥ゆる秋。牛、羊と続き、その肥ゆる馬を食べに行ってきました。吉田町にある、店主菊川さんの地元熊本馬料理のお店「うまかつ」です。

  Wikipediaによれば、馬肉はポピュラーな牛・豚・鶏と比べ、低カロリー、低脂肪、低コレステロール、かつ高タンパク質だそう。駆け回る馬のイメージから、そして食感からもそんな感じはします。しかしそればかりでなく、アミノ酸、カルシウムや鉄分なども豊富なのだそうです。



  そんな馬肉には、クセのない飲み口の米焼酎を。今回は「銀しろ(吟麗しろ)」をロックで。三人で二本空けてしまいましたが、そんなに酔わなかったのは馬肉のおかげでしょうか?

  さて、お料理は店主お任せで。初めは、赤身・霜降り・たてがみ・ヒレの馬刺し四種盛り(冒頭写真)。産地直送の新鮮な馬刺しは柔らかく、臭みもありません。しかし、しっかりとした旨味があり喉の方から勝手に呑み込んでいきます。醤油も関東の人にとっては甘い熊本の醤油。ニンニクまたはショウガ、ヒレについては塩でいただきます。



  辛子蓮根。正直、これまで辛子蓮根は鼻がツーンとするばかりで何が美味しいのか分からなかったのですが、こちらは素揚げの蓮根と辛子(もちろんツンとはきますが)のバランスが良く、初めて「確かに酒に合うつまみ」だと思いました。



  馬ホルモン煮込み。こちらも口の中で溶けるほど柔らかく煮込んであり、美味しかったです。



  有明海苔と自然薯の磯部揚げ。厚みのあるしっかりとした大きめの有明海苔と餅のような自然薯の組み合わせが、さらに焼酎をすすめます。



  今回の中でも特に逸品だったのが、分厚いローストホース。これはローストビーフより美味しい、お勧めです。食べ応え十分ですが、それでも中年おじさんの胃に優しい気がします。 



  数種類のきのことネギがたっぷり入った、桜鍋。肉は「ヒモ」と呼ばれる肋骨の間の肉で、熊本では定番だそうです。しゃぶしゃぶにするのではなく、むしろしっかり煮るのに向いているのだとか。



  野菜のきのこの旨味、たっぷりのネギがとろみをつけ、その上噛むほどに味のある「ヒモ」、そしてさっぱりと味付けされただし汁。全てが調和して、だいぶお腹も満たされているというのに、あっという間に食べ終わりました。

 

  締めのうどんは卵を落として。

  これからの季節、馬もいかがでしょうか?

熊本馬料理 うまかつ



神奈川県横浜市中区吉田町5-4 第6吉田ビル1-A



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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