窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

牛しゃぶとうどんの合わせ一本―麺匠ちゃかぽん(彦根)

2024年05月23日 | 食べ歩きデータベース


 5月20日、彦根城近くでとったランチは、「麺匠ちゃかぽん」さん。彦根の近江牛専門店「千成亭」が運営するうどん屋さんです。「ちゃかぽん」というのは、「茶」と「歌(和歌)」と「ぽん(鼓の音から、能を指す)」を合わせた造語で、芸事に造詣の深かった井伊直弼のあだ名に由来しているそうです。



 店内には赤備えの甲冑。武田四天王の一人、山形昌景に倣い、家康より井伊直政が赤備えにするよう言われたのだそうです。その勇猛さは「赤鬼」と恐れられ、それが今回お目当てのうどん「赤鬼」の由来にもなっています。



 「赤鬼」には、一代目、十三代目、二代目の三種類があり、それぞれ直政、直弼、直孝をイメージしています。僕が頼んだのは二代目、地元彦根の「湖東焼」の器に敷き詰められた近江牛のしゃぶ肉は、まさに赤備え。これに熱々の赤味噌+鰹出汁を満遍なくかけ、柔らかい肉を「ツヤよし、コシよし、粘りよし」、三方よしの近江うどんと一緒にいただきます。何とも贅沢で上品なうどんです。



 せっかく来たので、近江牛握り三貫盛りも頼みました。

 なかなか他では味わえそうにない逸品に出会いました。

麺匠ちゃかぽん



滋賀県彦根市本町2-2-2



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
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