「放浪の画家 ピロスマニ」 は グルジア(1862~1918)に生まれた、独学の天才画家.ニコロズ・ピロスマナシュヴィリ の 半生を描いた映画です。
監督は ギオルギ・シェンゲラヤ 。彼の父や兄も監督、母は大女優という映画一家です。
グルジアの美しい風景を見ているだけで、心が落ち着きます。映画もしっとりとした色彩、安らぐ音楽、で風景とマッチしていました。
ピロスマニは 幼くして親を亡くし、成長してからも、人と上手く付き合えない不器用な性格で、看板や店に飾る絵を描きながらの放浪生活。周囲の人達は彼の絵に一目置いてはいたが、独学だという理由で 酷評する新聞を読んで、態度を変える。
唯一愛した踊り子のマルガリータとも、心通わずますます孤独に。第一次世界大戦、ロシア革命と、時代が進み一杯のお酒の為に絵を書くようになっていく。
ある時この地を訪れた芸術家が彼の絵を評価する。が、長い間の荒れた生活に、彼の身体は弱っていた。
加藤登紀子の歌 《100万本の薔薇》に、歌われている画家がモデルと聞いて余計に興味を持ちました。
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