旅人

旅大好き 人生は旅よ
あと 何回行けるかな~

黙って行かせて。(書名)

2005-10-15 | 私の本棚
ヘルガ・シュナイダー著 著者はオーストリアの女性。父は画家、母は、ヒトラーの信奉者として、生涯を捧げた。
その為、著者は、父と子供を捨てた母ガ許せない。それ以上に母の行ってきた行為に、子としての慙愧な思いが、著者を未だに苦しめている。母はアウシュビッツの、忠実な看守であったから。大勢の人の苦しみに加担していたのだ。
戦後母に会うが、決して許せない気持が、この本の中で語られている。戦後になっても尚ヒトラーを賛美する母であった。人間が如何に容易く、狂信的に為れるか いつの世にも有りうること、 として、自省しながら読み終えた。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
教えて (自称文学少女)
2005-10-16 09:14:28
運良く長く休みを取れることになりましたので読書三昧で毎日を過ごしたく、お奨めの本を教えてください。50歳にして文学少女のごとくウキウキしています。その結果もブログで紹介します、是非ご覧ください。今から楽しみです。
返信する
自称文学少女様 (happy-tana)
2005-10-16 21:13:32
女性は、自分の為に使える時間って、

なかなか持てません。貴重です。好きな事で、

フルにお過ごし下さい。

私の近頃の読書は、手当たりばったりで、

面白いかな?位で、手にしています。

人様が面白いかどうか自信がありません。

でも敢えて言えば、

1・庄野潤三著(メジロの来る庭・庭のつるバラ・等・・この人の小説は癒されます。)



2・半藤一利著(昭和史・清張さんと司馬さんと・等・・歴史物・ドキュメント等 元編集者ですので、

作家の裏面に超詳しいです。)



こんなもんかなかな?自分に似合った物見つけてね。

良い休日をお過ごし下さい。
返信する

コメントを投稿