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あと 何回行けるかな~

プリンセス・トヨトミ 万城目 学著

2013-03-23 | 私の本棚
大阪城の地下に大阪国の議事堂があり、未だ豊臣家が大阪市民の間には続いている。

しかも今は中学二年生の少女が、プリンセスなのである。でも本人には明かされておらず、元気な普通の女の子。

名は 橋場茶子(羽柴・茶々に通じている)。きょうだいのように、育った幼な友は、真田(真田を思わせる)大輔。

大輔の父はお好み焼き屋の主人であり、、大阪国の 総理大臣だ。

こんな調子で、豊臣家臣の苗字が、やたら出てくる。本間、小西、蜂須賀、宇喜多、加藤、黒部、福島、竹中、

長宗我部、初子、旭、・・・・といった具合です。

「社団法人 OJO」 ( 王女) がこの組織の名称である。しかも補助金が年に五億円も 明治以来ついている。

35年振りに、会計監査が入ることになりました。会計検査院から派遣された本間は、凄腕で評判の人。

彼も父は大阪人。かって幼い頃見た異常な光景が忘れられずにいた。

監査が進むにつれ、本間は「こんなことに税金は使えない。自分たちで金は調達するように」

「会計検査院は 決して大阪国は認めない」 と 告げる。

王女の行方不明と重なって、大阪市民が立ち上がる。ここで見た光景に本間は覚えがあった。


面白いストーリーでした。あとはお楽しみに。

今日の日めくりカレンダー See you on Monday. では月曜日に
豊臣家を徹底的に潰す 徳川のあまりの仕打ちに、住民たちが憤り、同情し、できた組織でした。

大阪の街に未だ豊臣の姫と家臣が、延々と生き続けていた。なんと 愉快なことよ。





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