旅人

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あと 何回行けるかな~

ビブリア古書堂の事件手帖

2012-03-31 | 私の本棚

この本は 書店で出会い 購入しました。

三上 延 (みかみ えん)著  始めて出合った作家です。 女性? ではない。

 

第一話 夏目漱石 「漱石全集・新書版」(岩波書店)

      北鎌倉にある目立たぬ古書店 店主 栞子(しおり)と 就活中の俺 五浦 大輔。

      祖母の書棚を見ていた大輔を 叱る祖母は 何時もと違っていた。

      祖母没後 全集中の ”それから” を持って 大輔は 古書店に行く。

      疑問を解く為に・・・そこで祖母の知られなかった過去を知ってしまう。 

第二話 小山 清 「落穂拾い・聖アンデルセン」 (新潮文庫)

      請われて大輔は 古書店で働きだした。 万引きを捕らえてくれた志田は 

      橋の下で暮らす 古書の転売人。 

      彼は失くした 「 落穂拾い・・・」 を探してくれるように 依頼しに来たところだった。 

      この件も 栞子の 何時もの 推理により 決着を見る。

      お礼にと 犯人の少女が持ってきた 〔 爪切りと 耳かき 〕 が 

      志田の心を 明るくした。

第三話 ヴィノグラ-ドフ・クジミン 「論理学入門」 (青木文庫)

       見かけは銀行の支店長なのに 濃い色のサングラス・・といった

       変わった客から預かった 「論理学・・・」 の本を持って栞子の査定を受けに

       病院にいく。

       ”青木文庫は今はもう無く 絶版文庫。でも買い取りは100円で。” と査定する。

       その時 若い派手な女が その本売らないでくれと言ってきた。

       此処から男の過去が 栞子の推理で 明らかに・・ 

第四話  太宰治 「晩年」  (砂子屋書房)

       この本は栞子の病室の 金庫に 何故か保管されている。

       第二話の少女とセドリ屋の2人・第三話の不似合いに見えた夫婦も絡み

       栞子の 怪我の原因でもある 「晩年」 のお話。

古書の売買・値段のつけ方・古書の面白さ・・ 教えて貰い楽しい本でした。

今日の日めくりカレンダー  Care  killed  the  cat .  心配は猫を殺した。心配は身の毒。

 

 


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