旅人

旅大好き 人生は旅よ
あと 何回行けるかな~

奇跡の リンゴ (絶対不可能を覆した農民)

2009-04-23 | 私の本棚
著者 石川 拓治     幻灯舎出版

NHKの茂木健一郎・住吉美紀アナによる プロフェショナル と言う番組があります。
好きでよく見ております。 一途に仕事に取り組む人間の姿に何時も感動を覚えます。
取り上げられた 木村秋則は リンゴ農家で、農薬・肥料を使わず、
美味しいりんごの生産に 取り付かれ 試行錯誤を重ねた末 成功しました。
一口に言ってしまえばそれまでですが、その間の 8年間のご苦労と、
経緯について、NHKが 出版した本です。
現在のリンゴは 品種改良を重ねた結果 農薬を使わなくては 
売り物になるリンゴは勿論 実がなることも不可能な 状況なのです。
一家は 長年の間 夫の実験の為 無収入状態に 耐えねばなりませんでした。
主人公もついに 諦めの境地になり 自死を図ろうと 山に入ります。
そこで 自然の中に 自然のままに 立派に実をつけている一本のどんぐりの樹に出会いました。
我に返った彼は その樹の周囲の状況を つぶさに 観察し今までの自分のやり方の、間違いにきずきます。
自然の中には 害虫も益虫もない。生物と無生物との境目も曖昧。
土・水・空気・太陽の光・風。細菌・微生物・昆虫・雑草・獣・樹木に至るまで
全てが絡み合って自然は成り立っている。
それからは 畑の下草も 刈ることなく そのままに、自然全体と付き合うことにしました。
リンゴの樹は リンゴの樹だけで生きてるわけでない。回りの自然の中で生かされている。
このことに気ずいたのですね。何か哲学的になってきましたが、人間にもいえますね。
木村さんちの リンゴは 割って2年間置いておいても、腐らず萎びて芳香を放っているそうです。

今では 有名レストランの注文や リピーターの客で リンゴが 足りない位になりました。

村八分的 扱いを受けていた彼にも やっと 認められる日が来たの時は 10年もたっておりました。

今では 頼まれて 国内だけでなく 外国にも 講演に出かけています。

私も食べてみたい! こんなリンゴ!

今日の日めくりカレンダー A real life saver. 本当にお世話になっている人。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自然の恵み (Kyon2)
2009-04-25 11:35:02
今回のエジプト旅行は、結構長い旅だったのですね。旅行中はかなり歩きますから体力も要りますね。
お元気で素敵な旅を楽しまれて良かったですね。
さて、この話は「目から鱗」のようです。
今は人間の手によって不自然な形で育てられたものばかり。
でも「全てが絡み合って自然は成り立っている」んですね。
「リンゴの樹はリンゴの樹だけで生きてるわけでない。回りの自然の中で生かされている。」
私たちは大切な事を忘れていたようです。
図書館にこの本あるといいなぁ。
返信する
kyon2さん (皐月)
2009-04-25 19:30:02
有難うございます。お陰様で夢が叶いました。
平和のありがたさを痛感してます。
これからも 暫くは未だ外国へ行けそうです。
又ブログに載せられたらいいなあ~
次は何処にしようと もう検討中です。
世の中偉い人が居るんですね。
木村さんちのリンゴ 是非 手に入れたいと思っています。是非読んでみてね。
返信する
自然 (holy)
2009-04-25 20:40:04
私もNHKのプロフェッショナル、いつも見ています。
世間にはあまり知られていないけど凄い人々がたくさん登場しますよね。
この「奇跡のリンゴ」も見ていました。
このように成功するまで家族全員が大変な苦労の連続で死ぬしかないと思ったり理由に涙が出ました。
でも、自然の神様は微笑んでくれたのですね。
我が家のブルーベリーもややこれに近いです。。。(ちゃんと手入れをしていないだけ~かなり違う!!)
返信する
holyさん (皐月)
2009-04-25 21:49:59
この本読んだ時に horyさんちに覗ったときのこと思い出しました。
畑の土が柔らかく、農薬使っていないのがよく解かりましたから。
農薬使ってる土地は 固くなり直ぐ分かりますね。
無農薬リンゴも 家族の協力も有って成功したのでしょうね。
婿さんの立場なのに 夢に協力した 義父母も偉いと思いました。
返信する

コメントを投稿