〈NPO法人 市民シアター・エフ〉が経営する映画館で、上映中の映画です。
原作は 『窓から逃げた100歳老人』スエーデンの ヨナス・ヨナサン の作品です。
原作は だいぶ前に読んでいたので、どんな風に映画化されたのか、興味満々でした。
大体原作本を読んでから映画化されたものを観ると、何か物足りないものがあるのが、
今までの経験でした。 が、この映画は原作より面白くて、映画の中にのめり込みました。
老人アラン・カールソンは、老人ホームでの100歳の誕生パーティーのケーキよりも、
大好きなウオッカが飲みたいと、スリッパのまま窓から逃げ出します。
人気のない駅で降り立ったアランに、トイレに行きたい男が、大きなスーツケースを預けます。
そこに思いがけずバスが来たので、アランはカバンを持ったまま飛び乗る。といっても100歳の老人ですからよたよたと。そこからドタバタ捕物帳が始まります。
実は男はギャングの一団員。追い掛ける団員は、一人づつ、事故に遭い 死んでくれる。
ギャング一団に追われ続けるその間に アランの少年時代から100歳までの、アランの生涯が見えてくる。
アランの高度な爆発技術が、時のアメリカ、ソ連の原爆製造に迄関わってくるから面白い。
この映画は原作より面白い。原作は読むのに苦労しましたから、映画をお薦めします。
ドタバタ喜劇なんだけれど? 老人の無欲なヤンチャに笑ってしまう。楽しい時間でした。
この本は スウエーデンで、ベストセラーになりました。
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