命のビザ
2015-12-06 | 映画
エストニア・ラトビア・リトアニア のバルト三国に行ったのは、3年前になるかな。リトアニア カウナスに有る日本領事館にも立ち寄りました。
杉原千畝の成した命のビザの関連資料にも、出会えて興奮したのを覚えています。
時間を惜しんだかの様に、書きなぐったサインが印象に残っています。これらの資料は「ユネスコ 世界記憶遺産に登録されています。
北から エ・ラ・リ と 縦に繋がる三國は、東側はぴったりロシアにひっついていますし、
南には、ポーランド、ベラルーシ。更に南にはドイツが。
大強国に挟まれた弱小国の歴史は、何時の時代も悲惨です。
この映画も、第二次世界戦争時代、ヒットラーが勢力を増す時代です。ユダヤ全滅を掲げるドイツの刃から逃げ惑う人達に、他国は強国の睨みに怯え、ビザの発給を拒否する中、日本のリトアニア領事館のみ、ビザを発給し (2139枚、 6000人)多くの人達に救いの手を指し伸べました。日本領事館杉原さんの正義と勇気には脱帽です。本国の許可も得ない中でのこの行動は、当時の常識から言えば、仕事は勿論、命も危ない非常識な行動です。
戦後は 公務員の資格は、剥奪されました。
しかし今世界に居られるこの方達の子孫は4万人になると、言われています。そして、皆さん 感謝の念を忘れてはいません。
難民問題は今も起こっていまそす。この映画は皆に考えるきっかけになればいいなと思います。
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