旅人

旅大好き 人生は旅よ
あと 何回行けるかな~

なあなあ

2013-03-04 | 私の本棚
娘宅から 捨てるというので、本を大量にもらってきました。

当分はその本の紹介になりそうです。

今日は 「神去 なあなあ日常 」 三浦しをん 著



横浜で育った青年が、高校教師と母親に背中を押され、神去り村の林業組合に就職する。

若者の嫌う林業に国が「緑の雇用」制度を作り助成金が出されることになり勝手に応募されていたのだった。

近鉄松阪からローカル線で行く。さらに車で一時間山の中へ。

主人公の名は平野勇気 迎へに来たのは飯田与喜という若者。

彼の家が居宅となり、技術指導を受けることになる。

最初は反発していた勇気も徐々に 仕事も覚え、山の自然を敬愛するようになり、

他所者から、地元民に受け入れられていく。

表題の (なあなあ) はこの地方の口癖で、いいお日和ですね。とか まあ落ち着け。とか

ゆっくり行こうとか、おっとりした人が多い 住人の性格を言い当てています。

神秘な森に暮らすうち、彼の心も変化して行きます。山の神の存在も認めるまでに。

山の霊気は人の心を純粋に淘汰する力を感じました。

全くの素人の勇気が、チェーンソーの使い方から始めた、山での一年間の記録です。

頑張れ勇気! と思わず声をかけたくなりました。



今日の日めくりカレンダー Sleep on it それを検討する。