旅人

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あと 何回行けるかな~

ペン偽らず

2008-12-22 | 生活


思いもかけず 58年前に タイムスリップ して来ました。
1950年頃 隣市 H市で実際に起きた 不正・暴力追放の 映画を見たからです。

友人に誘われて 昨日 市内のビルの中で行われた 
“映画上映とトークの会” に出かけました。

“ペン偽らず” 山本薩夫監督 独立プロ で1950年に 映画化されたものです。

地元の警察・町議・司法の要職が 暴力団の支配下に置かれ 不正や暴力が横行し、
市民は仕返しを恐れて黙認する状況が長く続いておりました。
そんな現状を打破し、街に平和を取り戻そうと、
A新聞浦和支局の 若い記者が勇敢に立ち上がり、はじめ若者達が運動を支援し、
次第に多くの町民が運動に参加していき、多くの嫌がらせや暴力に会いながら 
次第に街は活気と平和を 取り戻していくという実際にあった 話です。

トークの時間には 山本監督の息子さんご夫妻と 撮影に参加した人 
撮影現場を見てた人(当時小・中学生)・・のお話も聴く事ができました。

今 平和に暮らしている街に こんな歴史が あったなんて驚きでした。
弱い人たちでも 一致団結すれば 強い力に変わり 変化が可能 
という事が 証明されました。

演技陣は 殆ど故人ですが、そうそうたるメンバーの 列挙でした。
宇野重吉・志村喬・池部良・岸旗江・三島雅夫・原保美・根上淳・船越英二・・・

映画の後 当時を偲ばせる 近所の昔からの 小道を散策し 余韻に浸りながら 
帰りました。