1の順に読みたかったのですが、前後しました。でもそれは関係無いみたいです。
20編の絵の解説です。「ピカソ・泣く女」 「カレーニョ・デ・ミランダ カルロス2世」
「ベラスケス・ ラス・メニーナス」 「ファン・エイク アルノフィニ夫妻の肖像」・・
は馴染みがありましたが、今まで何処を見てたのでしょうとの思いが有りました。
中でも「ミレーの晩鐘」 の絵でした。夕暮れ仕事を終えた農夫婦が
祈りを捧げ、神に感謝している図 が 今までの私の感想でした。
ミレーには賛否両論の画家も多く、ゴッホの様に神の如く崇める人もいれば、
ボードレールの様に 哀れな農民が嫌味だ と貶す人もいる。
特にダリの分析は極端で吃驚。 絵の中のジャガイモ籠は実はわが子の御棺であって
埋葬後の 嘆き悲しみの 祈りをしている絵であると。
又農婦が如何にエロティックであるかと。
ダリの妄想と言ってしまえない部分もあり、目からウロコでした。
見たこと無い絵も多く有りました。又これらの絵をあらためて見てみたくなりました。