旅人

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能 装束の世界

2008-04-26 | モブログ
伝統・文化の集大成とも言える能楽の 装束に接してきました。

群馬県立歴史博物館で 山口憲氏(京都 山口能装束研究所長)・朋子氏の
講演付きの 能装束の 展示に 出かけました。
 
          

          

養蚕が盛んであった群馬に相応しい催しでした。

日本の織物の技に圧倒されました。桑・蚕・繭・染め・製糸・織り・刺繍・・
どれをとっても世界に誇れるものが展示してありました。
重ねて着る 下の装束でも 手抜きは一切ありません。
むしろ 見えない所に 贅を尽くしています。
江戸時代 奢侈禁止の時も 能の装束の贅は許されていたそうです。

年数経て 変化する美も 有ることも分かりました。

毘沙門亀甲地聖獣文様の厚板・・・ 段替り花二重格子に菊蕨楓文様の唐織・・・
縞に萩蜘蛛の巣文様の縫箔・・・ に目が留まりました。


能の装束は 全て最高を目指しています。次は着付けに 興味ありです。