旅人

旅大好き 人生は旅よ
あと 何回行けるかな~

東京奇譚集

2006-01-10 | 私の本棚
書名・・東京奇譚集    作者・・村上冬樹です。

作者自身の 身に起こった、不思議な出来事に就いて、語っています。

それは、意味を持つ 出来事であったり、彼の人生に 多少でも 影響があったこと等
色々ある中で、この本の中では、取るに足りない、些細な体験談(作者談)を
4編 採りあげている。

1)・・ハナレイ・ベイ。  2)・・どこであれ それが見つかりそうな場所で。
3)・・日々移動する腎臓のかたちをした石。    4)・・品川猿。

中でも(4)の 品川猿 が印象に残った。・・・自分の名前だけが、
思い出せない女性。
カウンセラーと 猿とで、彼女の深層に あるものを、紐解いた話です。

4編とも、在り得ない事件を 紐解いてみると、
愛を求めて、彷徨う人間が 浮き出てきます。

私も愛は欲しい。 でも 愛を与える人 になれたら、もっと素敵でしょうね。