せろふえ

チェロとリコーダー
自閉症の娘
本と漫画 農と食 囲碁パズル
とっちらかっているので、気になるカテゴリーやリンクを

元首相安倍晋三殺害される

2022年07月09日 | シロート考え

 元首相安倍晋三が殺害された。びっくりした。このような暴挙は断じて許されない。
 安倍晋三はまだ生きてやらなければならないことがあった。犯罪行為の数々(たとえばモリカケ桜)はほとんどあきらかだ。きちんと裁かれ、罪を償わなければならなかった。
 元首相だろうが誰だろうが、暴力で人を殺すようなことは許されない。戦争はそれを組織的に行う行為だ。特にロシアの、現状を暴力で変えようとする行為、また戦争はしていないが中国の同様な行為は戦争と同じような蛮行でけっして許されない。
 直接殺してはいないが、赤木さんはおそらくまちがいなく彼に命じられて公文書を改竄させられ、自ら命を絶った。このような権力による殺人はさらに罪が重い。
 安倍晋三はそのほかにもオトモダチなら犯罪者をもかくまう悪質な人間だった。まさに昨日山口は裁判でレイプしたことを認められ確定した。今からでも監獄にぶち込むべきだが、そうならないだろう。安倍晋三の罪は重い。だが、公衆の面前で殺すことは許されない。
 アベノマスクやその前の休校要請、漢字の読めなさに象徴されるように戦後もっともバカな教養のない首相だった。だが、殺すことは許されない。
 政治の私物化、民主主義の否定、公文書改竄に象徴される歴史や事実に対する実に不誠実な姿勢、経済の停滞、コロナ対策、海外への膨大な金のばらまき、組織的な売買収の主導、憲法改悪に向けた異常な執着、政治的な面でももっとも愚かな行為を行い続けてきた。だが暗殺しちゃあイカン。
 殺されようがなにしようが正しく評価しなければならない。最悪の政治家(としてだけでなく人間としても)だった。暴力は許されない。

オバマ自伝

2022年06月06日 | 

 なかなか読み切れそうもない。今これを読む理由が見つからない。いや、そんなことなくて、いろいろ考え込んでしまう。
 なにしろ成功譚なのでそれだけでわくわくし、おもしろい。それにしてもアメリカに比べて、日本のダメさ加減にうんざりしてくる。煎じ詰めればアメリカ大統領選挙だって、なんというか人気投票なのだ。だがそこでは政策が論じられている。なんとか民主主義がある。
 日本に民主主義はない。民にそういう気持ちがない。日本では投票に際して他人に左右されない、ということだけが強調されて、そこに勉強も議論も情報も検討もない。先入観だけが存在する。だから与党が勝ち、適当ななにかをあおるようなやつが一時的に勝ち、批判は悪口ととらえられて封じ込まれ、正論は嫌がられる。
 投票は自分だけの幻想でするのではない。自分の考えはいろいろ情報を得て、他人と議論し、調べたりしながら固まっていくものなのだ。

 昨日は少し運動した。スローステップをメインにいろいろ筋トレを意識して。あらゆる機能は使わないと衰える。舌。首はブリッジなんかしたら老人は痛めてしまうので前後左右に力を入れて動かさない。(手で押さえる)足の指までいろいろ動かすあるいは力を入れることを心がける。痛めた腕はもう少しだ。

庶民が潤う世の中に

2021年11月04日 | シロート考え
 見かけたツイートなのだが、
「マイケル・サンデルと平野啓一郎の能力主義をめぐる対談は刺激的だった。運があり、努力して成功した人はそれはそれでラッキーだけど、彼らは社会の他の人達に恩返しすべき責任がある。それが真の民主主義なのだ。」
 まったくそうなのだが、そんな責任を果たすのはごく一部だ。
「運があり、努力して成功した人はそれはそれでラッキーだけど」
 成功した人は努力もしたろうが、運が良かったし、非情で強引だったに違いない。でも成功した後では運ではなく必然になってしまうので、すべて自分の努力の結果なのだ。だから成功しない他の奴らは努力が足りないと思う。
 政治の世界もそうだし、群がるやつらもみんなそうだ。だから庶民のことは考えない。「努力しないから成功しないのだ。」「ホームレスは自分が悪い」「セイフティーネットに自分の税金を使われたくない。」「税金を納めているのは自分が大部分だ」
「市民」の90%は今の政治状況で損をしているのだが、みんなバカだからね。20%くらいはわかっているようだが、残りは政治のことは関心がなったり、自民党じゃないとダメだと根拠なく思いこんでいたり、とにかく文句をいう「左派」が嫌い。
 世の中絶望的だ。
 それでも、他人が夫婦別姓でもなんの損もしないのにそれを妨害する自民党の奴らを地獄に落としたい。大企業や大金持ちは累進課税で金を取り、それを庶民に回すべきだ。そうなれば感謝感激、お礼を言うが、そんなの当然だ。
 これからも無理せず、まじめに働く庶民がうるおう世の中を目指して活動するぞ。と言ったって、まわりと政治的な話をする、募金をする、時にデモに参加する、くらいしかできないけれど。

映画『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』チャン・フン監督

2020年06月14日 | 映画・テレビ
 ツイッターで知って、見た。とても良かった。
 韓国光州事件のこと。主人公が(たぶん)ごく普通のおじさんで、彼が巻き込まれていく感じがとても良い。ドイツ人ジャーナリストが、すこし傲慢で、すこしアジア人蔑視的に描かれていてそれもリアルだ。(そう書くことは僕の偏見だろうか?違うと思う。)
 こういうエンターテイメント(?)として語り継ぐことに大きな意味があると思う。
「当時、事件は「北朝鮮の扇動による暴動」とされたが、粘り強い真相究明の動きの結果、1997年に国の記念日となり、2001年には事件関係者を民主化有功者とする法律が制定。韓国の近代史でもっとも大きな事件の一つ、かつ韓国における民主主義の分岐点となった1987年6月の6月民主抗争の原動力となった」以上wiki
 こうして過去のことを「国」が検証したり、見直したり、できる韓国と比べ、日本はけっして見直しもせず、反省もしようとしない、と思う。とても恥ずかしいことだし、怒り狂う。
 いやごめん、日本は反省しようとしない、と書いたが、それは自公政権だけだ。民主党政権時代、反省を真摯に語ってた。

「新聞記者」を見てきた。

2019年07月13日 | 映画・テレビ
    映画「新聞記者」を見てきた。とてもよかった。というか、これがほとんど真実という今の状況に絶望的になる。選挙に行こう。そして「民主主義なんて形式だけで良いんだ」などと言わせないように、バカでも金持ちは「安定」して金持ちではなく、また、バカでも普通に頑張れば安定した生活ができる(このふたつは決して矛盾していない)ように「まともな政治」ができるように、そう切に願うのだが。

「民主主義」と「多数決」は何の関係もない

2005年10月31日 | シロート考え
 ごくごく当たり前のことだが、「民主主義」=「多数決」では全然ない。全然関係ない、というのが言い過ぎなら、別な概念だ。
 民主主義というのはつまり、民が主(ぬし)だという、簡単に言えば、独裁主義ではない、という事に過ぎない。
 多数決は物事を決めるひとつの手段に過ぎない。しかもあんまり良い方法とも思えない。例えば「みんなで誰それをいじめよう」といって、みんなが自分のことだけ考えれば「さんせーい」となって可決してしまう。当たり前のことだが、みんなが自分がその立場だったら、と考えて、それには賛成しない、そうでなければうまく行かないのだ。
 裏返せば、おらが町に道路を、新幹線、公共事業をという議員に票を入れるようではダメなのだ。

 当たり前のことだが、もっともっとくり返して言われ続けなければならないことなのではないだろうか?

会議には「自分の意見を変える覚悟」で臨まなければならない

2005年01月30日 | シロート考え
 しごく当たり前のことなのだけれど、およそ会議というものは、参加者が「誰かの意見が良い考えなら、自分の意見を変えてもいい」という覚悟というか用意をしていかなければ、意味がない。
 逆に、国会の議論がいつもすれ違いなのも当然で、どちらも自分(達)の意見を変えようなんて気はさらさらなくて、自分の意見をただ開陳するだけだ。
 特別ひどいのが、小泉と石原で、まったく話にならない。他人の意見を聞くどころか、説得力のあるきちんとした主張をしようと言う気もない。小泉の「自衛隊は非戦闘地域に派遣する。」そして、「非戦闘地域とは自衛隊の派遣されている場所のことだ。」=「白とはおれが白く見える色のことだ」は民主主義の根底を否定する最悪の言葉だと思う。


 我が身に振りかえって、身近な会議で、上司や会長とかに、最初から全てをわかっていて、最初から正しい判断をしている、と言う状態を期待してしまう。「良い独裁者」を期待してしまっているのだ。
 だが、それなら会議など無用だ。
 良い会議参加者とは、他人の意見をきちんと聞くことができ、自分の意見をきちんと論理的に変えることが出来る人なのだ。
 会議に出す原案も同じ。良い原案とは「正しい結論」ではない。原案を作るに当たって、何を決めなければならないのか、様々な周りの状況、判断材料、原案や考えられる対案のメリットデメリット、考えられる周りの状況への影響、それらが会議参加者にわかりやすくまとめてある、それこそがよい原案(会議資料、説明)であるし、参加者はその資料に基づいて議論し、よりよい結論にたどり着くべきなのだ。

 マスコミにも同じ事を言いたい。前に書いたけど、政治三面記事 はいらない。読者がよりよい判断を出来るような「材料」を提供して欲しい。