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テレマン リコーダーソナタ 変ロ長調 有名な?4つのソナタの2番目 TWV41:B3

2019年11月25日 | リコーダー
 リコーダーで吹かれることが多く、録音ではヴィオラの演奏が多いように思うが、実際は忠実な音楽の師のなかにイ長調で、トラベルソとガンバのためのデュエット、または変ロ長調にしてヴィオラと通奏低音のためのデュエットとして収められている。さらにはリコーダーでは下のパート!をオクターブ、または2オクターブ上げて吹けるように記譜してある。
 だから、多くの現代譜面は上のパートをリコーダーで、下のパートを通奏低音にしているが、それはまったくテレマンの指示ではない。
 ぼくもその、上下入れ替えた形でやったことはない。やってみたい。さらに言うと一番最初に書いてあるトラベルソ版はイ長調なのだ。バロックの定石で三度上げてハ長調でもやれるはず(実際吹ける。あわせたわけではない。)で、楽譜を書き直すならそうすべきではないか。
 もっともそもそも、テレマンの印刷は楽譜の売り上げ、あるいは読者の便宜を考えていろいろな楽器でできるように作曲し、印刷は紙を節約するための、すばらしいパズル的な記譜なのだ。旋律楽器ならなんでもいいとテレマンは思っていたと思う。リコーダーデュエットで(オクターブ上下ではなく)同度でやってもきれいなのじゃあないか。
 すべてカノンになっている。難易度4。
 Largo,Allegro,Largo,Vivaceの4楽章。バロック時代のラルゴはそんなにゆっくりしない。アンダンテの少し遅いのがラルゴ。一方ヴィヴァーチェはあまり速くない。アンダンテとアレグロの中間くらい。テレマンって、とても叙情的なアダージョとか、狂気の疾走とか、ないのね。でもメリハリがないわけじゃないし、抑制がきいたメリハリはあって、これが人気の秘密かな。
 二楽章の後半はesのからんだ運指で、とてももつれる。でも替え指は使いたくない。

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