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リトル・フォレスト 五十嵐大介

2020年09月07日 | 漫画
 岩手を舞台にした自給自足に近い農村の暮らし(農と食)を描いたもの。とても良かった。絵も良い。ひっつみとか作りたくなり、小豆を育てたくなった。
 当然、たいへんなところも書いてあるが、それは書いてはあるが強調されてない。良いところばかりたくさん取り上げられているが、たいへんだと思う。ここ埼玉だって気候は温暖で、とても暮らしやすいと思うのだけれど、たいへんなのだ。いろいろなところで言われているが、スローライフはスローだから忙しいのだ。
 著者が実際自給自足で暮らした体験がもとだと言うが、ほんとうにそうだろうなあと思うことのひとつは、この小森では気候がサツマイモや里芋に合っていないとか、だからこその工夫とか、描いてあって好ましいと思ったことだ。
 僕自身、うちのほうは水田地帯なのでサツマイモは良くできない(らしい)。里芋をまわりで作ってないのだが、どうなのかな?そのうち作ってみようとは思っているのだが。
 前にも書いたっけ?茄子の連作障害のことが書いてあって、2,3年はみたいに書いてあるが、うちの方ではというか、少なくとも僕の母は「七年嫌う」と言うのだ。七年だよ。ついでながら、ちょうどこの季節に母とスーパーに行ったとき、キュウリを手に取って、今年はこれでおしまいだな、と言うのだ。キュウリは夏のもの、もう来年まで食べない。旬とはそういうことを言うのだろう。ろくに肥料もやらない土着の農民の言葉だと思う。

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