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テレマン バスーンソナタ TWV41:EsA1

2025年03月23日 | チェロ
 IMSLPにバスーンソナタTWV41:EsA1というのが登録されていて、バスーンならチェロでも弾けるだろうと思って見てみたらこれはリコーダーソナタ(忠実な音楽の師のハ長調)じゃないか。まったく同じで移調してあるだけ。
 編曲だろうが偽作だろうが楽しければ良いので弾いてみたのだが、高すぎる。難しい。上のb(a線開放の9度上)まで出てくる。そんなの少なくともバロックファゴットでは出ないだろう。現代楽器では楽々出るのかなあ?チェロでは音が飛んでいることもあって僕には弾けそうもない。リコーダーではとても気持ちいいところなのだが。
 あやしすぎる編曲という言うか移調なのだが、そもそもテレマンはリコーダーとファゴットをおんなじようなもんだと思っていたらしく、リコーダーソナタのヘ短調はファゴットを想定してたらしいし、有名なカルテットもファゴットでもできるとテレマン自身が書いているはずだ。だから変ホ長調に移調するよりハ長調で2オクターブ下げた方がずっと良いと思う。

 これは忠実な音楽の師のファクシミリだがフランス式ト音記号で書いてある。だからこれをヘ音記号だと思って弾けばそのままで2オクターブ下げて弾ける。(ソドソミレド…というわけで、書き直さなくて良い)
 弾いてみた。なんだよ。すばらしい。Esで弾く意味はまったくない。これが良い。難しいが充分楽しめる。バスーン奏者もこうすれば良いと思う。


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