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「無罪」を見抜く 裁判官・木谷明の生き方

2022年06月22日 | 
 図書館で偶然手に取ったのだが、著者はなんと!あの木谷實の子なのだ。びっくりした。木谷實といえば往年の囲碁ファンなら知らぬ者はない。それが全然別の分野での第一人者になっている。それどころではない。なんと映画『それでもボクはやってない』の人権派の裁判官は木谷がモデルらしい。
 裁判官の仕事の前に、囲碁棋士木谷實の子としての思い出の部分からもうおもしろくてしょうがない。

 裁判官のところもおもしろい。おもわずいろいろ歴史上の事件についてネットサーフィンをしてしまった。それにしても日本(に限らないかもしれないが)の裁判制度も、裁判官も腐っている。あきれかえる。著者のようなまともな裁判官は0.1%もいないのだろう。(日本の刑事事件の有罪率は99.9%らしい。いまだに!)最高裁判所なんて官僚の極み、国民審査は全員×をつけてもまだ足りないと思う。