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ベニスに死す ヴィスコンティ

2022年06月29日 | 映画・テレビ

 名作の誉れが高い「ベニスに死す」を見た。名作を見るのは教養だ。
 評判を聞いて(見て)いて、ともかくマーラーの5番は美しく、おセンチで、涙が出そうだが、まあ、なんというか、それだけだなあ。
 見始めて、主人公の ‎ダーク・ボガード が出てきて、思ったより下品というかなんというか、誰かに似ている、そうだオーボエ奏者のDMに似ているなあと思ったのだ。(失礼!)DMはなんだかひどい女たらしらしいが(失礼!)そんなことはどうでも良いが、作曲家で教授の貴族ではない、だが高みに立って一般聴衆の人気を得なければならない芸術家が、まあいろいろいやになっちゃったんだよね、いわば美の象徴である‎美少年:ビョルン・アンドレセンのトリコになるわけだが「美の象徴」なんだからたとえ完璧な美だといわれる北欧の白人の子供であろうとやっぱりすこし男を感じてしまって、東洋人である自分にはもっと幼くないと完全な無性、中性だと思えない。僕がゲイでもロリコンでもないからか(-_-;)。むかしむかし、宮沢りえとかゴクミとかに女になっていないすごく美しさを感じたのは、それは僕が実はゲイではなくロリコンだからか?(-_-;)
 こういう中性的美しさは、文字か、絵でしか表現できないのかもしれない。でも映画の公開当時評判を得、高い評価を受けただろう事は想像に難くない。一度見ておく価値はあると思う。