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沈黙ーサイレンス 遠藤周作ースコセッシ

2020年11月24日 | 映画・テレビ

 映画「沈黙」を見た。心がえぐられるような作品だ。遠藤周作のキリスト教ものはほんとうにすばらしいし、この映画もすばらしい。無宗教なのに、いや、だからこそなのか、考え込んでしまう。西洋のキリスト教徒はどう、見るのだろうか?すくなくともこうして西洋人によって映画化されるのだから、普遍的な価値があるのだろう。
 このあいだ見た「野火」よりも、ずっと残酷な人間というものを、誠実と言うこと、生きると言うこと、を、答えのないことを考え込んでしまう。
 (最後の最後、原作にない、遺体にキリスト像(十字架)を握らせるのはない方が良かった。)