安岡章太郎集3 岩波書店

　なぜか、もう忘れてしまったが安岡章太郎なんてひとつも読んでないなあ読んでみるかと思い「質屋の女房」が代表作と言うこともないのだろうけれど、入っているこの3巻を図書館で借りて、市立図書館は新型コロナでずっと休館、借りっぱなしで、返さないでいいことをいいことに、読むのも忘れ、やっと読み終えた。なーんにもない感じだが、（大学、就職）浪人の話ばかり、いかにも日本人っぽい湿った気分だけはドローンのように鳴っている感じ。自分がそういう気分がとってもよくわかるもので、でも別にこういうのを読むのが好きなわけでもない。まあ、いいか。