せろふえ

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次女のこと

2018年02月19日 | 自閉症

 次女は自閉症で、要介護なのだ。23歳だが、頭はまあ2歳から6歳くらいかな。というのは言語能力は極端に低い。要するに知恵遅れという感じだが、でも、専門家に言わせると典型的な自閉症だという。というのは自閉症自体が「スペクトラム」というほど幅広いから、その中に完全にハマっているのだろう。
 言語以外はそれほど遅れていないというか、頭が良い!と思うことがときどきある。言語能力の部分を別のことに使っているらしい。特に食い物のことは自分が何をおいしく食べることができるのか、よくわかっている。こだわっているところは驚くほどの記憶力だったりする。でも人間、頭脳は言語を道具として使っているので、この、優れた道具がないとあまり能力が発揮できないのだ。頭の良さというのはこの道具の使い方がうまい、ということなんだなあ。
 この子と暮らせて本当に幸福だ。日々明るく暮らせる。いまだにニコニコさせてくれるし、ときどき爆笑させてくれる。
 楽しみでしょうがないプールに行くときのかっこうがお姉さんだったので、ちょっと良い感じで写真を撮りたくなってしまった。
 ふだんは自閉症の典型で、服を着るのが嫌いなのだ、いつもシャツパンツのみでストーブの前にいる。23の女なのだ。困る。いや、なれてしまって、それに頭が3歳だということが現れていて、目のやり場に困る、という感じがほぼない。うーん、困った。