少し前、ジャズシンガー綾戸智絵さんがパンソリを学ぶ旅が放映されていました
10年前、初韓国旅行中に寄ったソウル市内のCDショップにはポスターが貼られ、
韓国でも人気だった綾戸さん
その後、ご家族の介護などで心身ともに疲れきった状態に・・・
そんな時、韓国のミュージシャン、チャン・サイクさんパンソリの魂の歌声に出会い、
心が解き放たれたそうです
今回は、そのパンソリの故郷、韓国・ナムウォンでパンソリを学ぶ姿が放映され、
チャン・サイクとの再会した場面が素敵でした
その時のチャンさんの言葉
「“恨”(ハン)を“恨”のままに心に残しておくと韓国人は生きていけない
“恨”を泣きながらも美しく表現しているのでしょう
“恨”は解けばいいんです 綾戸さんが涙を流していること自体が
心の中にあった辛く苦しい“恨”を解くこと拭いさることなんです」
言葉をかみ締めるように聞いていた綾戸さんの、涙を拭う姿は印象的でした
「人生の苦しみこそが“恨”であり、それを拭い去るためにパンソリがある」
ナレーションではそう締めくくられていました。
コンサートで見た綾戸さんはとても小柄な方でしたが、
「日本には日本の“恨” 韓国には韓国の“恨”があっていいんじゃない!」
と、笑い飛ばす綾戸さん、さすがソウル(魂)を歌うジャズシンガー!
生のパンソリを聞く機会が私にもあれば・・・と思う今日この頃 ^^