美韓 - HangMine -

韓国の趣をお話ししましょう

綾戸智絵さんとパンソリ

2012年09月07日 | 韓国雑感

少し前、ジャズシンガー綾戸智絵さんがパンソリを学ぶ旅が放映されていました

10年前、初韓国旅行中に寄ったソウル市内のCDショップにはポスターが貼られ、

韓国でも人気だった綾戸さん


その後、ご家族の介護などで心身ともに疲れきった状態に・・・

そんな時、韓国のミュージシャン、チャン・サイクさんパンソリの魂の歌声に出会い、

心が解き放たれたそうです


今回は、そのパンソリの故郷、韓国・ナムウォンでパンソリを学ぶ姿が放映され、

チャン・サイクとの再会した場面が素敵でした


その時のチャンさんの言葉


「“恨”(ハン)を“恨”のままに心に残しておくと韓国人は生きていけない

 “恨”を泣きながらも美しく表現しているのでしょう

 “恨”は解けばいいんです 綾戸さんが涙を流していること自体が

 心の中にあった辛く苦しい“恨”を解くこと拭いさることなんです」


言葉をかみ締めるように聞いていた綾戸さんの、涙を拭う姿は印象的でした

「人生の苦しみこそが“恨”であり、それを拭い去るためにパンソリがある」

ナレーションではそう締めくくられていました。


コンサートで見た綾戸さんはとても小柄な方でしたが、

「日本には日本の“恨” 韓国には韓国の“恨”があっていいんじゃない!」

と、笑い飛ばす綾戸さん、さすがソウル(魂)を歌うジャズシンガー!


生のパンソリを聞く機会が私にもあれば・・・と思う今日この頃 ^^




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